炒め物などに使いやすい「フィレタイプ」
nullこんにちは。Fukaです。管理栄養士、料理家として家族が笑顔になれる「幸せおうちごはん」をテーマに、Instagramを中心に活動しています。
「大豆ミート」シリーズ第4回目では、「フィレタイプ」の大豆ミートを実際に調理していきます。
乾燥タイプの戻し方 <電子レンジ活用>
(1)耐熱ボウルに大豆ミート80gとしょうがのすりおろしをひとかけ分、酒大さじ1、鶏ガラスープの素小さじ1と水をひたひたにいれる。
(2)電子レンジ600Wで3〜4分加熱する。
(3)粗熱がとれたらしっかり絞る。
臭み消しにしょうがや酒、風味を足す鶏ガラスープの素と一緒に戻すことでより食べやすくなります。最後にしっかり絞って大豆の香りを料理に移さないようにすることも大切です。
1:ごはんが進む!こっくり回鍋肉
null前述した方法で戻した、フィレタイプの大豆ミートを使用しています。甜麺醤の甘さとコクが決め手の回鍋肉を作ってみました。
戻した大豆ミートに片栗粉をまぶすことでパサパサ感を抑え、調味料が絡みやすくなります。また、大豆ミートを焼く際は油を多めに使うのがコツ。こんがりとおいしそうに焼けます。
【作り方】
(1)キャベツ1/4玉はざく切り、ピーマン1個は一口大に切る。調味料<甜麺醤大さじ2、酒大さじ1、醤油大さじ1/2、オイスターソース大さじ1/2、砂糖小さじ1、おろしにんにく少々>を混ぜておく。
(2) 戻したフィレタイプの大豆ミート(乾燥の状態で80g)に鶏がらスープの素小さじ1、片栗粉小さじ2をまぶす。
(3)フライパンにごま油大さじ1を熱し、大豆ミートをこんがりするまで焼き、一度取り出す。
(4) 同じフライパンにごま油を足し、キャベツとピーマンを炒める。しんなりしてきたら大豆ミートを戻し、合わせ調味料を加えてさっと炒め合わせる。
片栗粉のおかげで、調味料がよく絡んでしっとり仕上がりました。甘めの味噌味がなんとも食欲をそそる味。
戻す時にきちんと処理をしているからか、大豆の香りは感じず、食べ応えもあります。やはり、大豆ミートはしっかり系の中華系の味付けと相性が良いようです。
2:我が家の味をアレンジ!大豆ミートの甘辛丼
null我が家の定番メニュー、豚丼をレトルトタイプの大豆ミートで再現してみました。
乾燥タイプの大豆ミートを使う際と同様、片栗粉をまぶすこと、焼く際には油をしっかり使うことがポイントです。戻す工程がない分、やはりだいぶ手軽に作ることができました。
【作り方】
(1)調味料<醤油、酒、みりん各大さじ1、砂糖小さじ2、にんにくとしょうがのすりおろし各ひとかけ>を混ぜておく。
(2)レトルトのフィレタイプの大豆ミート160gに、鶏ガラスープの素小さじ1と片栗粉小さじ2をまぶす。
(3)フライパンに米油大さじ1を中火で熱し、(2)の大豆ミートをこんがりするまで焼く。
(4) 合わせ調味料を加え、照りがでるまで煮詰める。温かいごはんの上に盛り、お好みで卵黄をのせ、小ねぎといりごまを散らす。
食べてみると、うん、完全に我が家の豚丼です(笑)! タレもいい感じに絡まっていて、ごはんが進む〜!
タレににんにくとしょうがが入っているので大豆の香りも感じず、おいしく完食しました。
豚バラ→大豆ミートにチェンジで大幅カロリーダウン!
豚バラ肉のエネルギーは160gあたり632kcal、大豆ミートは160gあたり166kcal。466kcalの差が生まれます。
また、脂質では豚バラ肉160gで約56gになるのに対し、大豆ミート160gの脂質は1.6gしかありません。おいしくて食べ応えもあるのにエネルギー・脂質を大幅にカットすることができるのはうれしいですね!
※大豆ミートの栄養成分の数値は製品により異なります。
フィレタイプを調理してみて、旨味をプラスしたり、薬味を上手に使ったりすることで大豆の香りをほぼ感じないくらい抑えられる事がわかりました。しっかりごはんが進むおかずになっていました。
次回はブロックタイプの大豆ミートを調理していきます。みんなが気になる唐揚げも作ります! お楽しみに。
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