使いやすさNo.1の「ミンチタイプ」
使いやすさNo.1の「ミンチタイプ」こんにちは、Fukaです。管理栄養士、料理家として家族が笑顔になれる「幸せおうちごはん」をテーマに、Instagramを中心に活動しています。
さて、大豆ミートの栄養や種類に続き今回は、ミンチタイプの大豆ミートを実際に調理してみました。調理のコツなどを料理家目線でしっかりレビューしていきます。大豆ミートは独特の豆っぽい香りが気になるという人も多いと思うので、その対策がポイントになります。
乾燥タイプの大豆ミートの戻し方
前回の記事でご紹介した通り、大豆ミートには戻して使う乾燥タイプと、そのまま使えるレトルトタイプがあります。商品によって戻し方が多少違うので、パッケージをよく読んで使用してください。
今回使用した商品は、戻し方について【ひたす】【茹でる】の2種類がありました。今回は【ひたす】を採用。
やり方は簡単です。小鍋に熱湯を沸かし、沸騰したら火を止め、大豆ミートをいれて3分放置。その後ザルにあけて水気を切り、冷めたらよく絞ります。ちなみに大豆ミート30gを戻すと約120gになります。
1:ご飯によく合う!甘辛そぼろ
1:ご飯によく合う!甘辛そぼろまずはお弁当にもぴったりの甘辛そぼろを作ってみました。
(1) 戻したミンチタイプの乾燥大豆ミート120gを、適量のサラダ油で1〜2分炒める。
(2)(1)に醤油、酒、みりん各大さじ1、砂糖小さじ1、おろししょうがひとかけ分を加え、汁気がなくなるまで炒め煮にする。
調理のポイント
・水気はしっかり絞る
戻したときの絞り方が甘いと料理が水っぽくなってしまうのはもちろん、乾燥タイプは戻し汁に大豆特有の香りが溶け出ているので、しっかり絞ることで香りが気になりにくくなります。
・おろししょうがを加える
すりおろしたしょうがを加えることで大豆特有の風味を抑えることができます。みじん切りよりもすりおろしの方が大豆ミートにしっかりしょうがの風味を染み込ませることができるのでおすすめです。
食べてみると、大豆ミートだと知らせずに食べたら大半の人が気付かないのでは?と思うくらい、しっかりした食感のおいしいそぼろです! ご飯が進みました。
豚ひき肉と比べてカロリー、脂質ともに大幅減!
栄養面から見ると、今回使用した大豆ミートと同量の豚ひき肉を使用した場合のエネルギー(カロリー)と脂質は
・大豆ミート120gあたり(※)
エネルギー/98kcal、脂質/0.8g
・豚ひき肉120gあたり
エネルギー/283kcal、脂質/20.6g
となります。大豆ミートを使用することで、カロリーはマイナス185ckal、脂質はなんとマイナス19.8g! ダイエット中の人や脂質のとりすぎが気になる人には特におすすめです。
※ダイズラボ「大豆のお肉ミンチ 乾燥タイプ」30g分を戻したものとして計算。
2:さっぱりおいしい!麻婆豆腐
2:さっぱりおいしい!麻婆豆腐レトルトの大豆ミートを使って麻婆豆腐を作りました。乾燥タイプを使用する場合は20g分を戻します。
(1)にんにく、しょうが各ひとかけ、長ねぎ1/2本はみじん切りにする。
(2)フライパンにごま油適量を熱し、豆板醤小さじ1、にんにく、しょうが、長ねぎを炒める。香りがでてきたらミンチタイプの大豆ミート80gを加えて炒める。
(3)水150ml、酒、醤油各大さじ1、オイスターソース大さじ1/2、砂糖小さじ1を加えて3〜4分煮る。
水溶き片栗粉でとろみをつける。皿に盛り付けたらお好みで小ねぎや糸とうがらしを飾る。
調理のポイント
・味付けの工夫で旨味を補う
肉のような旨味はどうしても不足してしまうので、香味野菜をたっぷり使い、濃いめの味付けにすると風味豊かに仕上がります。
・とろみをつける
大豆ミート特有のパサパサ感が気になる場合は、とろみをつけることで解消できます! あんかけ系の料理との相性が良いです。
油っこくなくさらっと食べられる麻婆豆腐になりました! こちらも豚ひき肉を使うよりもカロリー、脂質ともに大きく減っています。中華系のおかずはただでさえ油の使用量が多くなってしまうので、大豆ミートを使うことで素材から脂質をカットできるのは嬉しいですね。
調理する前は肉と比べて物足りなさを感じることや豆っぽさに違和感を感じるのでは?と心配していましたが、2品作ってみて、ちょっとしたコツをおさえて調理すれば十分おいしく仕上がることが分かりました。カロリーや脂質を大幅にカットできる点がうれしいですね!
次回はフィレタイプの大豆ミートを調理します。
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