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「大豆ミートの種類や選び方」を解説!乾燥かレトルトか、形状の違いまで丸わかり

外食する際にメニューの中でお肉か大豆ミートかを選べるようになっていたり、スーパーではレトルト食品や食材としての取り扱いも増えていたりと、どんどん身近な存在になってきている大豆ミート。気になってはいるけど、なかなかトライしてみるチャンスがないという人、いませんか?

そんな大豆ミート初心者さんのために、管理栄養士/料理家であるFukaさんに、大豆ミートの基本について5回シリーズでじっくり解説してもらいます! 第2回は、買おうと思うと意外と色々な種類があって迷ってしまう大豆ミートの選び方について。形状や、乾燥/レトルトタイプ、加工品を食べてみた感想までご報告します!

大豆ミートにはどんな種類があるの?

大豆ミートにはどんな種類があるの?

こんにちは、Fukaです。管理栄養士、料理家として家族が笑顔になれる「幸せおうちごはん」をテーマに、Instagramを中心に活動しています。

さて、話題の大豆ミートについて全5回にわたりレビューしていくシリーズの第2回。今回は大豆ミートの選び方について解説します。大豆ミートは種類がたくさんあるので、それぞれの特徴を知った上で用途に合った大豆ミートを選ぶようにしましょう。

形状は大きく3種類

大豆ミートの形状は大きく「ミンチ」「フィレ」「ブロック」の3タイプに分けられます。それぞれ料理によって使い分けることでよりお肉に近い味や食感を楽しめます。

各スーパーのプライベートブランドや食品メーカーなど、大豆ミートの商品の選択肢は以前よりだいぶ増えています。メーカーによって形状などに多少違いがありますが、基本的な使い方は同じなので、お好みや入手しやすさなどによって選んでくださいね。

(1)ミンチタイプ

見た目の通り、細かく刻まれたひき肉状です。ひき肉の代わりとしてハンバーグやミートソース、麻婆豆腐、そぼろなどに使えます。

(2)フィレタイプ

フィレタイプは細長い形状が特徴。スライス肉の代わりとして使用します。しょうが焼きや回鍋肉、八宝菜などに幅広く使えます。

(3)ブロックタイプ

ごろっと大きめのかたまり状。唐揚げやカレー、酢豚など、お肉の食感や存在感を楽しむ料理に向いています。

レトルト/乾燥の違い

大豆ミートには「レトルト」と「乾燥」の2種類があります。レトルトタイプは湯戻しなどが必要なく、そのまま調理に使えてお手軽です。上の3つの形状の写真は、全て左が乾燥、右がレトルトタイプです。

乾燥タイプは調理前にお湯で戻す必要がありますが、レトルトタイプに比べて低価格なのと、使う分だけ取り出して残りは保存しておけるという点がメリットです。

また、乾燥タイプは調味料と煮ることで戻す工程を省き、煮汁の旨味を染み込ませるという調理法もあります。

大豆ミートの加工食品もいろいろ

大豆ミートの加工食品もいろいろ

大豆ミートを使った加工食品も最近ではたくさん見かけるようになりました。普段利用しているスーパーでもちょっと気をつけて見てみると、意外といろいろな種類を発見することができます。

レトルト食品は調理する必要がなくお手軽に試せるので、料理に時間がとれない方や、とりあえず大豆ミートを試してみたい!という方にもおすすめです。いくつかの商品を実際に食べてみました。

ダイズラボ 大豆のお肉のキーマカレー 中辛

これは食べて驚き! 正直、大豆ミートとは分かりませんでした。しっかり辛味もあり、お味も本格的で大満足。スパイスなどの香辛料のおかげで大豆の独特の香りも気にならず、ペロリと完食しました。

ただし、エネルギー(カロリー)や脂質に関しては一般的なレトルトのキーマカレーと比較しても特段低いというわけではなさそうです。

エネルギー/220kcal、たんぱく質/6.7g、脂質/12.3g

トップバリュ 大豆からつくったハンバーグ 旨みとコクのあるデミグラスソース

食感はお箸でもスッと切れるくらいやわらかめの仕上がり。お子さんや高齢の方にも食べやすいと思います。固めの食感が好きな方や噛みごたえを求める方には、少し物足りないかもしれません。

ソースが少ない部分では少し大豆ミート特有の豆っぽい香りを感じましたが、ソースをよく絡ませて食べると気になりませんでした。

味や食感を含め、お肉で作ったハンバーグみたい!とまでは言えないまでも、十分おいしいものでした。しっかり食べ応えがあるので、コレステロール値などが気になってお肉を避けているという人にはうれしい商品ですね。

エネルギー/229kcal、たんぱく質/16.5g、脂質/9.2g

ダイズラボ 大豆のお肉のボロネーゼ

こちらは、言われなければ大豆ミートとは分からないくらい、お肉感がしっかり。おいしいです! 味は少々濃いめな印象ですが、大豆の香りは全く気になりません。

栄養面で見てもお肉を使用した一般的なパスタソースよりもエネルギー(カロリー)、脂質ともに低いのもうれしいですね。パスタだけでなく、ドリアやグラタンなど、アレンジの幅も広いので便利です。

エネルギー/147kcal、たんぱく質/7.8g、脂質/6.4g

ほかにも様々な種類の商品が販売されているので、「大豆ミートってどんなものだろう」と気になる方は手軽に食べられるこんな商品から試してみるといいかもしれません。

次回からはいよいよ、大豆ミートを使用したレシピをご紹介していきます!

FUKA
FUKA

家族が笑顔になれる 【幸せおうちごはん】のレシピを紹介する管理栄養士/料理家。簡単だけど、美味しくてちょっとおしゃれなレシピが大人気。

公式Instagram:【管理栄養士】FUKAの褒められおうちごはん @morifu_popo

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