おうちで料亭気分!高級感ある「うに鍋つゆ」
null今回、5つの鍋つゆを購入。どれもパッケージの裏に書いてあるおすすめの具材と合わせて試してみました。
さて、5つの鍋つゆの中、いちばん不安だったのがこの「うに鍋つゆ」でした。「うに特有のおいしさではなく、あの独特のくさみがあったらどうしよう……」。
おすすめの具材は、うに、牡蠣、牛バラスライス、タラなどの切り身の他、野菜は白菜、しいたけ、長ネギ、水菜、にんじん。
豆腐やエビ、白子もおすすめ具材と書かれています。
食べてみると、これが5つの中ではいちばん高級感がありました。濃厚な味噌と“うに”の風味。これが牡蠣やえび、タラと非常に好相性。しかも味噌系なので、しっかりと身体が温まります。
シメには雑炊がおすすめとありますが、仕上げにチーズを散らすとおいしさが昇華しますよ。
ピリリと辛い「かんずり鍋つゆ」
null“かんずり”とは、新潟名産の伝統調味料。唐辛子を発酵させた辛味調味料です。そのかんずりを使用した味噌仕立ての鍋つゆ。味噌は信州産のものをベースに、隠し味に国産柚子皮が使われています。
おすすめの具は、白菜、長ネギ、水菜にしめじ、にんじん、そして豚バラ。豆腐、油揚げ。その他、帆立やえび、かにやタラを入れてもいいのだとか。
これはおいしそうですよね! いえ、事実うまい(笑)! 食べるとピリリと辛いのですが、キムチ鍋とは違う“和の辛さ”で上品な味わい。同じ辛いでもキムチな辛さを味わいたいときとこうした和の辛さを味わいたいときとで、鍋つゆを使い分けるのもいいですよね。
シメはラーメンがおすすめとありますが、こっくりとした鍋つゆなので、細めんよりも太めんを使い、しっかり鍋つゆをからませて食べてみてください。美味です!
鶏肉をおいしくしてくれる「海老仕立て味噌鍋つゆ」
nullそしてこちらは“力強い旨味”を感じる鍋つゆ! 海老の旨みとコクの効いたスープに、こっくりとした味噌がなじむ、濃厚鍋つゆ。
おすすめ具材は、鶏肉や鶏つみれ、そして白身魚や豆腐などたんぱくなもの。
野菜は白菜や長ネギ、水菜やにんじん、しめじとあります。
「海老ベースなのにおすすめは鶏肉なんだ」とちょっと想定外でしたが、食べてみて納得。鍋つゆが濃厚すぎるので、ここに海老を入れてしまったらもはや味がわからない! 鶏肉の方がぴったりとくるんです。
そしてこの鍋のときの鶏つみれを作る際のおすすめのポイントが、残りごはんを入れること。炊飯器に残っているごはんを水洗いして鶏ひき肉と混ぜることで、鶏つみれがふんわりとし、かつ鍋つゆを吸っておいしくなるのです! 残りごはんの片づけにもなるので、ぜひやってみてくださいね。
そしてぜひ、食べる際には“七味”を忘れずに。
シメはごはんやめんどちらでもOKとありますが、この濃い魚介系味噌味! 個人的にはきしめんを入れてからませて食べるのがおすすめです。
根菜ときのこを引き立てる「山椒みそ鍋つゆ」
null八丁味噌のスープに国産の葡萄山椒をピリリと効かせた鍋つゆ。炉端料理の店で出されそうな鍋の味とでもいいましょうか。今までに味わったことのない個性的な味わい。
おすすめの具材は白菜、長ネギ、にんじん、しめじ、まいたけの他、豚肉(または鶏肉)、豆腐、ごぼうなど。
今回購入した5つの鍋の中、唯一ごぼうがおすすめに入っていましたが、鍋の具としてごぼうってちょっと珍しいですよね。でも山椒の効いた個性的な味噌鍋つゆにごぼうはぴったり! レンコンや里いもなども合いそうです。
この鍋つゆに関してはシメはうどん一択!
香りは海苔そのもの!かなりの個性派「海苔鍋つゆ」
null最後に“海苔鍋”ですが、「海苔で鍋?」なんて味の想像がつかないですよね。私も不信感満載で購入しました(笑)。“かつお・昆布だしベースのつゆに、有明海産海苔をふんだんに加えたやさしい味わい風味豊かな変わり鍋のつゆ”とありますが、これが開けてみるとびっくり。海苔の佃煮が水に溶けたようなものが入っていて、なかなかビジュアルも強烈でした。かなりの個性派(笑)。香りはまさに海苔そのものです。
おすすめの具材は、鶏肉、白菜、長ネギ、豆腐、しいたけ、えのき、あさりなど。
そしてお味の方は……悪くはありません。ただリピ買いはない、かなという感じ。封を切ったときは強い海苔の香りがしたのですが、いざ火にかけてしまうとそこまでにおわない。そして全体的にとぼけた味なんですね。
他の4つの鍋つゆのクオリティが高すぎることもあるのですが、海苔鍋つゆに関してはちょっと残念でした。
いかがでしたか、カルディの“個性派”鍋つゆ。まだまだ寒い日が続きます。ぜひおいしくて簡単な鍋つゆを使って、おうちごはんを楽しみませんか。
撮影:中田ぷう
※価格は中田さん購入時のものです