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成城石井で買える!ワインに合わせて選びたい「おすすめチーズ&簡単アレンジレシピ」

世界や日本各地から集められた美味しいものでいっぱいの成城石井。おうちで楽しむワインや、ワインに合わせるおつまみ類も豊富に揃います。チーズに興味はあるけれど、どれを買ったらいいのか分からない!という人のために、チーズプロフェッショナルがセレクトしたチーズをご紹介。そのまま食べて美味しいのはもちろん。合わせるワインとの相性や、簡単なアレンジレシピもじっくり教えてくれました!

成城石井なら世界のチーズが手軽に買える!

成城石井なら世界のチーズが手軽に買える!

こんにちは、築山紀子です。私はワインとチーズの資格を持ち、日頃はワインやチーズの豆知識、楽しみ方の提案、ワインに合う簡単おつまみレシピなどを、ブログやWEBサイトにて発信しています。

成城石井は、ワインやチーズ、おつまみの品揃えが豊富なので、今夜のワインはどれにしようか、どのおつまみを合わせようかと選ぶ楽しさがありますよね!

前回は、「オール2,000円以下!ワイン初心者にもおすすめの今買うべきデイリーワイン厳選6本」で成城石井で買えるおすすめワインについてご紹介しました。

ワインの次はチーズ。こちらも種類がかなり多いので、選ぶのに迷う方も多いと思います。今回は、成城石井で手に入る様々なチーズの中から、ワインと楽しむのにぴったりなチーズとその解説、簡単に作れるアレンジレシピをご紹介します。

ハード・セミハードチーズのおすすめは?

ハード・セミハードチーズのおすすめは?

フランスで最も親しまれるコンテ

その名の通り固く締まった食感のハード・セミハードチーズ。熟成された旨味が強いのが特徴です。

そして、フランスを代表するハードチーズがコンテ。フランスで最も親しまれているチーズと言われ、世界中で人気があります。ホクっとした食感は栗のようで、噛むほどに旨味が広がります。香ばしいナッツのような香りも魅力的で、熟成期間の違いによって風味の変化が楽しめるチーズです。

■コンテ ダイスカット 70g 712円(税込)

熟成度合いにより幅広いワインと楽しめる

コンテは、熟成期間によって合わせるワインも様々に楽しめます。若いコンテは、フルーティーな白ワインに。長期熟成を経て旨味もコクも増したタイプには、赤ワインを合わせて。

おつまみに使用する際は、料理の味わいによって合わせるワインの幅も広がります。

アレンジレシピ:押し麦のサラダ

コンテダイスをそのまま使用した押し麦のサラダです。彩りの良い野菜と押し麦の食感が楽しめます。コンテの旨味と塩味にはちみつの甘味が相性抜群。乾杯のスパークリングワインを片手に前菜が進みますよ。

【材料 2~3人分】

  • 押し麦 50g
  • コンテダイスカット 40g
  • 赤玉ねぎ 1/4個
  • パプリカ(赤・黄) 各1/4個
  • きゅうり 1/2本
  • ディル 2枝(パセリで代用可)
  • A オリーブオイル 大さじ1
  • A はちみつ 大さじ1
  • A レモン汁 1/2個分
  • A 塩 小さじ1/4
  • A こしょう 少々

【作り方】
(1)鍋に湯を沸かし、押し麦を入れ、約10分茹でる。ザルに上げ流水で洗い、水気を切っておく。

(2)赤玉ねぎ、パプリカ、きゅうりは7mm角に切る。ディルは刻む。Aをよく混ぜ合わせる。

(3)材料を全てボウルに入れ、混ぜ合わせ、器に盛る。

ブルーチーズのおすすめは?

ブルーチーズのおすすめは?

3大ブルーチーズのひとつ、ゴルゴンゾーラ

ブルーチーズは、チーズを作る過程で青カビを入れて熟成させたもの。世界三大ブルーチーズのひとつが、このイタリアで造られているゴルゴンゾーラです。

ブルーチーズは塩味が強く、ピリっとした刺激が特徴ですが、ゴルゴンゾーラには、味わいの違うゴルゴンゾーラ・ピカンテ(辛口)とゴルゴンゾーラ・ドルチェ(甘口)の2種類のタイプがあります。

ゴルゴンゾーラ・ドルチェは、ブルーチーズ特有の風味が穏やかなので、ブルーチーズ初心者にもおすすめ。口に含むと乳の旨味や甘味を感じ、酒粕のような香りや、ブルーチーズ特有の刺激もクセになります。そのまま食べるのはもちろん、パスタやピザなどの料理に使用されることも多いチーズです。

■ビラーギ ゴルゴンゾーラ ドルチェ DOP 200g 1,070円(税込)

軽やかな赤・白ワインと合わせて

ゴルゴンゾーラには、フルーティーなワインがよく合います。軽めの赤ワインをゴルゴンゾーラに合わせると、チーズの塩味がワインの旨味や果実味を感じやすくさせ、ブルーチーズの刺激と赤ワインのタンニンが口の中で溶け合います。

また、チーズの中でも塩味が強いブルーチーズには、コクのある白ワインもおすすめです。ブルーチーズにはちみつやジャムを添えると、塩味と甘味が相まって美味しくいただけますね。このように、ワインも少し甘味を感じるふくよかな白ワインと合わせると相性が良いでしょう。

アレンジレシピ:りんごとブルーチーズのココットキッシュ

ブルーチーズはフルーツの甘味とも相性が良いので、りんごと合わせてキッシュ風に仕上げました。生地がいらないココットで作るキッシュは、とっても簡単。りんごの甘味にブルーチーズの塩味がよく合います。白ワインが欲しくなる美味しさです。

【材料 2人分】

  • りんご 1/2個
  • A卵 1個
  • A生クリーム 50ml
  • A塩 少々
  • ゴルゴンゾーラ・ドルチェ 30g
  • オリーブオイル 適量

【作り方】
<下準備>オーブンは180度に予熱する。

(1)りんごは皮をよく洗い、1cm角に切る。Aを混ぜ合わせておく。

(2)フライパンにオリーブオイルを入れ温め、りんごの表面が透き通るまで炒める。

(3)耐熱容器にオリーブオイル(分量外)を塗り、りんごを入れる。Aを流し入れ、ブルーチーズをのせる。オーブン180度で20分焼く。

フレッシュチーズのおすすめは?

フレッシュチーズのおすすめは?

クリーミーでコクのあるマスカルポーネ

フレッシュタイプとは、熟成させないチーズのこと。今話題のブラータも、とろけるようなクリーミーな味わいのフレッシュチーズで人気があります。

イタリアのフレッシュタイプのチーズの代表とも言えるのがマスカルポーネです。滑らかな舌触りに、豊かなコク、後味に優しい乳の甘味を感じることができます。そのままはもちろん、ティラミスなどのお菓子作りに使用されることの多いチーズです。

■ザネッティ マスカルポーネ 250g 863円(税込)

スパークリングワインにぴったり!

マスカルポーネの滑らかでコクのある味わいは、スパークリングワインによく合います。マスカルポーネの品のある甘味やクリーミーさと、繊細なスパークリングワインの泡が口の中で合わさると至福の一口に。

比較的軽めのワインの方が合いやすいことも特徴です。クセがない食べやすいチーズなので、デザートにはもちろん、様々な食材と合わせておつまみにも最適です。

アレンジレシピ:きのことマスカルポーネのオープンサンド

マスカルポーネをオープンサンドに。きのことにんにくの風味に、クリーミーなマスカルポーネが絶妙にマッチ。マスカルポーネにスパイスや塩味を加えると、赤ワインにもよく合います。

【材料 2人分】

  • きのこ類 100g(しめじやマッシュルーム、エリンギなど2~3種を)
  • オリーブオイル 適量
  • にんにく 1/2片
  • 塩 小さじ1/4
  • こしょう 少々
  • マスカルポーネチーズ 30g
  • お好みのパン 2枚

【作り方】
(1)きのこ類は食べやすい大きさに切る。にんにくはみじん切りにする。

(2)フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、香りが立ったら、きのこと塩を入れ炒める。きのこに火が通ったら弱火にし、マスカルポーネを入れ全体に絡める。

(3)パンをカリッとトーストし、(2)をのせ、こしょうを挽く。

ウォッシュチーズのおすすめは?

ウォッシュチーズのおすすめは?

個性的な香り&マイルドな味わいのマンステール

ウォッシュチーズとは、塩水や地酒を使用して、チーズの表面を布で拭きながら熟成させるチーズです。納豆のような特有の香りで、表皮はベトベトと粘性があります。

北フランスのアルザス地方で作られるマンステールは代表的なウォッシュチーズ。香りの個性が強いマンステールですが、香りが強い部分は表皮で、中身は比較的穏やかな乳の甘味や旨味、蒸した大豆のような優しい風味を感じることができます。

■ルスティック プチマンステールAOP 200g 1,394円(税込)

フルーティなワインと合わせて香りを楽しむ

フルーティーなワインに合わせて、鼻から抜ける香りを楽しむのが定番のマンステール。塩味もしっかりしているので、コクがあり甘味を感じるような白ワインと相性が良いことも特徴です。同郷のアルザスの白ワインも良いですね。
チーズの香りの強さに負けないように、赤ワインの香りや渋みと合わせても楽しめます。

アレンジレシピ:玉ねぎとマンステールのパイ

焼くと香ばしい香りが広がるマンステール。冷凍パイシートを使用したお手軽なチーズパイなら、思い立ったらすぐに作ることができます。甘味のある玉ねぎとレーズンに合わせておつまみに。ワインが進みます。

【材料 2人分】

  • 冷凍パイシート(18cm×18cm) 1/2枚
  • 玉ねぎ 1/2個
  • 塩 少々
  • レーズン 10g
  • プチマンステール 40g
  • 卵黄 1/2個分
  • オリーブオイル 適量

【作り方】
<下準備>オーブンを180度に予熱する。

(1)玉ねぎは薄切りする。オリーブオイルをフライパンに入れ、玉ねぎと塩を入れ、玉ねぎがしんなりするまで炒める。

(2)冷凍パイシートは室温に15分ほど戻す。麺棒で軽く伸ばし、半分に切る。

(3)冷凍パイシートに卵黄を塗り、1とレーズン、プチマンステールをのせる。180度のオーブンで13~15分ほど、縁がこんがり焼けるまで焼く。

※レーズンが焦げやすいので、なるべくチーズをレーズンの上に覆うようにのせて下さい。

迷ったらアソートタイプも便利です

迷ったらアソートタイプも便利です

どのチーズを購入しようか迷ってしまう時には、少しずつ様々な味わいを楽しめるチーズアソートが便利。風味の違いを楽しみながら、ワインを楽しめますよ。

ささっと手軽にワンプレートに盛り付けても、アソートなら全体のボリュームもあり見た目にも華やかで、週末やイベントシーズンなどのハレの日にも良いですよね。色々少しずつ試したい気分の時も、食べきれる量のアソートはとても便利です。ぜひお試し下さい。

■ 5種のフランスチーズアソート 237g 1,178円(税込)
(熟成ブリ―、ルクロン、ミモレット、ムールドベサック、オーヴェルニュ産ブルーチーズ)

お互いを引き立て合うワインとチーズ

お互いを引き立て合うワインとチーズ

ワインのおつまみに最適なチーズ。チーズの塩味はワインの旨味や果実味を引き立たせます。一緒に味わうと、どちらもさらに美味しいと感じられる相乗効果を生み出します。

ワインとチーズの組み合わせは難しく考えてしまいがちですが、美味しさに正解はありません。自由な組み合わせを楽しみ、自分なりの美味しさを探すことでチーズの楽しみも広がります。

チーズはそのままでももちろん美味しいのですが、料理に使用すれば、主役にも脇役にもなれる便利な食材です。ぜひ様々なタイプのチーズを常備して、アレンジして楽しんでみてくださいね。


築山紀子

J.S.A.ワインエキスパート・C.P.A.チーズプロフェッショナル・料理家。
ワインやチーズの知識を活かした、「おしゃれ」「おもてなし」「お酒に合う」「ヘルシー」なレシピ作成や、ワインや料理に関するコラム執筆などで活躍中。プライベートでは1歳の男の子ママ。

ブログ:Norikostyle
Instagram:@noriko.norikostyle/

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