誰に出しても喜ばれる「パティスリー ラ・ヴィ・ドゥース」のロールケーキ
null自分でケーキショップを開いていたこともあるため、今までさまざまなケーキを食べてきました。しかしやはりショートケーキやシュークリーム、ロールケーキなど“王道”なものこそおいしいとしみじみ思うのです。
そしてこうした“王道のケーキ”というのは、老若男女問わず愛されるんですね。
うちの教室の近くにある『パティスリー ラ・ヴィ・ドゥース』(新宿店。都営新宿線「曙橋」駅近く。横浜店もある)。はじめてお店を訪れたとき、「四谷シュー」なるシュークリームを買ってみたのですが、これが非常に美味しかった。そこでロールケーキ(1,206円)も買ってみたのですが、やはり当たりでした!
洋菓子というのは“使っているバター”ですべてがわかってしまいます。ここ『パティスリー ラ・ヴィ・ドゥース』は食べた瞬間に「あ、きちんとしたバター、いい材料を使っているな」とわかるんです。
良質なバターの香り、弾力がありながらもしっとりとしたやさしい歯ごたえの生地、空気がきちんと入った綿雪のような生クリーム、コクがありながらもしつこくないカスタードクリーム……オーソドックスな味ですが、ひとつ一つきちんと吟味されているため、何度食べても飽きない。
お値段も決して高くありません。
以来すっかり気に入って、何度となく購入しています。
クリスマスにはいちごや生クリームで飾りつけ
スタッフもここのロールケーキが大好きなので、クリスマスやお誕生日のときなど買ってきて、みんなで飾りつけをします。
いちご、生クリーム、粉糖、そして庭からとってきたひいらぎ。たったこれだけですが、クリスマスらしくなるでしょう?
焼き菓子類もおいしい!
null焼き菓子というのはできたてではなく、ある程度、時間が経ってから売られるものですから、まさに“腕が問われる”商品。
私、今までおいしい“レモンケーキ”に会った試しがありませんでしたが、ここのレモンケーキ「ラヴィ・レモン」(216円)は、しっとりとした生地に、レモンコンフィやレモンパウダーが使われ、きちんと酸味も感じられるおいしさ。
ダックワーズ(216円)もとぼけた味ではなくしっかりと香ばしさが感じられ、食べていて飽きません。
ピンク色の「フレーズアマンド」(702円)もきちんといちごパウダーが使われているので、ただただ甘いのではなく、甘酸っぱさを感じられるんです。
これらの焼き菓子は手土産用にしょっちゅう購入しています。
かなり味にうるさい方にお渡ししても、必ずと言っていいほど後日「先生、先日いただいた焼き菓子、ちょっと他とは違いますね。すごくいい素材使っていませんか?」と聞かれます。
それだけに1人でも多くの人に機会があったら食べていただきたいロールケーキとお菓子なんですよ。
※商品は祐成陽子さんが購入したものです。
※商品価格は、税込みです。
【取材協力】
祐成陽子
祐成陽子クッキングアートセミナー校長。
食べること、作ることへの“好き”が高じて、1965年、主婦の経験を生かし、料理教室をスタート。1987年には、日本初のフードコーディネーター養成学校を設立。輩出した生徒数は4000人超え。卒業生には、タレントで国際薬膳師でもある麻木久仁子さん、人気フードコーディネーターSHIORIさん、料理家のほりえさちこさんなどがいる。