ベーシックだからこそ悩み多き世界
null筆者は職業柄、つねにパソコンやカメラ、メモ帳などたくさんのものを持ち歩くため、リュックは必須。また、アラフォーという年齢を考えると、ほどよい品(ひん)もほしい。日頃から、「よりよい“黒リュック”はないか?」と目を光らせています。
ちなみに黒色ならOK、ではなく
- 使い勝手(素材やポケットなど、もとめる機能性を満たしているか?)
- デザイン性(ロゴの主張含め、自分の服装や年齢に相応しいか?)
- 背負い心地(背負いやすいか? バッグ自体の軽さも重要!)
- 長く愛用できるか(素材が丈夫で丁寧に作られているか?)
などなど。チェックポイントは多数。ベーシックだからこそ悩み多き世界=黒リュックなのです。
そんな「黒リュック」ウォッチャーの筆者と編集部スタッフが「いい!」と感じた、『パタゴニア』の製品をご紹介します。
仕事と遊びの両立に「アトム・デイ・パック 24L」
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一つめは、8月に新発売される「アトム・デイパック 24L」(税込み14,300円)です。
ポイントは、女性の背中にも収まる縦15インチ(約38cm)という小ぶりなサイズ感ながら、最大13インチのノートパソコンも収納できるところ。しかも重さは601gで、500mlのペットボトル1本分強と軽い! やや厚みがあるので通勤電車などでは配慮が必要ですが、“背負われた感”が出にくいと感じました。
生地はPFAS(有機フッ素化合物)を意図的に使用せずに製造されたDWR(耐久性撥水)加工を施したリサイクルポリエステル100%素材。カラーは黒色、グレー、赤の3色で、黒色とグレーはロゴの主張が控えめです。
外側には、ドリンクボトルや折り畳み傘を入れられるストレッチメッシュポケットが両サイドに2つ。トップにカギや名刺入れなど、サッと取り出したいものを入れておける小さなポケットが1つ。


内側には、最大13インチのノートパソコンやA4サイズのファイルが収まる背面ポケットがついています。
このリュックのもう一つのポイントが、背面ポケットの中に「取り出せるジッパー付きポケット」が内蔵されているところ。この中に13インチのノートパソコンが入り、さらには筆記用具や電源コードなどもまとめられるので、鞄の中を無駄にゴソゴソする「あれ、どこ行った?」が格段に減りそう。
24Lは、1〜2泊の旅行や山小屋泊の登山にも活躍するサイズ。さらに給水パック用ハンガーも付いているので、週末に登山を楽しむアクティブ派は、仕事に遊びにと幅広く使える黒リュックでしょう。
ジッパー付き「テラヴィア・サコッシュ 3L」(税込み7,260円)と組み合わせても

「テラヴィア・サコッシュ 3L」(税込み7,260円)と組み合わせれば、登山はもちろん2泊3日程度なら海外旅行にも?
「アトム・デイパック 24L」を始め、黒リュックと組み合わせるのによさそうな「テラヴィア・サコッシュ 3L」(税込7,260円)も発見!
丈夫なリサイクルナイロン素材が使われており、本体へアクセスするトップにはジッパー付き。外側のフロントには、2部屋に別れた伸縮性のあるメッシュポケットがついています。また、内側にもジッパー付きポケットが一つ。

黒色、赤、ベージュ、ブルーの4色展開。
容量は3Lで、重さはわずか111g! とても軽いので、手ぶらで出かけたい日のバッグとしてはもちろん、さっと取り出したいスマホやお財布などを入れておくポケット感覚で。また、チケットやパスポートなど、貴重品を携帯する旅行用としても重宝しそうです。
長さが調整できるストラップは細めで、すっきりとしたデザイン。肩に当たる部分には広めの生地が使われているので、長時間下げても体への負担が軽くてすみそうなところもポイントです。
すっきりとしたロングセラー「テラヴィア・パック 22L」
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もう一つは、『パタゴニア』スタッフさんが日頃から愛用している、定番モデル「テラヴィア・パック 22L」(税込み19,800円)です。こちらは旧モデルで、現在販売されている製品とデザインが違う箇所もあります。
詰め込んだ荷重を分散してくれるヒップベルト。通気性のあるエアメッシュパネルを使用した背面とショルダーベルト。頑丈なリサイクルナイロン100%素材のリップストップ生地。脱いだジャケットを挟んでおけるバンジーコードやトレッキングポールホルダー付き。取り外せるレインカバーを内蔵など。
登山などを楽しむ人に向けたアクティブな黒リュックです。一方で、シンプルに必要な機能性が詰め込まれているのでスマートな印象で、カジュアル派が仕事や手ぶらで出かけたい日のバッグとして選んでも格好いいと感じました。
ビジネスバッグも
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このほか、ビジネスシーンにぴったりかつ2wayで使える「ブラックホール・マイクロ・MLC 22L」(税込み22,000円)も新登場。こちらは22Lとデイリーユースしやすいサイズ感ながら、内側がメッシュポケットで細かく仕切られ、薄型で機内持ち込みもしやすい(足元に入る!)など、出張が多いビジネスパーソンにもってこい。
海に山にはもちろん、街と自然をつなぐバッグも豊富にそろう『パタゴニア』。黒色バックパックをお探しの方はチェックしてみてください。
【取材協力】
パタゴニア

朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。目標は「走れるおばあちゃん」。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote