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「あけおめLINE」を送る人は4人に1人! LINEでの新年の挨拶、送らない人に理由を聞いてみました

新年を迎えると、年賀状や電話、メールなどを通じて年始の挨拶を行う習慣がありますが、最近ではその方法が徐々に変わりつつあると言われています。LINEやSNSでの挨拶は手軽さゆえに増えていると思いきや、省略するケースも増えているようです。

そこで『kufura』では、20~60代の男女457人を対象に「あけおめLINE」に関するアンケート調査を実施。LINEでの新年の挨拶、どのくらいの人がしているのでしょうか。

「あけおめLINE」を送る人は約25%

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新年の挨拶として「あけおめLINE」をするか尋ねたところ、以下のような結果となりました。

【あなたは新年の挨拶をLINEで行いますか?】(複数回答可)

あけおめLINEをする・・・25.8%(118人)
あけおめLINEをしない・・・10.7%(49人)
あけおめLINEをしていたが、やめた・・・2.8%(13人)
あけおめLINEをしようと思っている・・・1.5%(7人)
あけおめスタンプだけ送ろうと思っている ・・・1.1%(5人)
あけおめLINEがきたら返すと思う・・・17.3%(79人)
新年のあいさつをする人がいない・・・11.6%(53人)
そのほか・・・3.1%(14人)

「あけおめLINEをする」と答えた人は25.8%(118人)と、新年の挨拶をLINEで行う人は4人に1人程度という結果に。日常的にスマートフォンを使用する人にとっては、LINEで手軽に挨拶を済ませられるのは便利であるため、一定の人気があることが分かります。

送らない人、やめた人も

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「あけおめLINEをしない」と回答した人は10.7%(49人)。さらに「あけおめLINEをしていたが、やめた」と答えた人は2.8%(13人)と、一度は送っていたものの、何らかの理由でやめた人も合わせると13.5%となりました。

LINEで新年の挨拶を行わない理由については、さまざまな意見が寄せられています。

LINEでは相手との距離感が難しい

「LINEであけおめをする距離感の人がいないから」(52歳女性/主婦)

「LINEで挨拶をするのは軽率で失礼な行動である」(62歳男性/コンピューター関連以外の技術職)

「LINEはカジュアルすぎると思うから」(68歳男性/その他)

「わざわざLINEでメッセージは送らない」(47歳男性/研究・開発)

LINEは親しい人とのコミュニケーションツールとして使われることが多いため、新年の挨拶をするには軽い印象があるようです。LINEはあくまでカジュアルな手段であり、フォーマルな挨拶には不向きと考える人が多いのかもしれません。

新年の挨拶は他のSNSでしている

「Xを使うから」(45歳男性/企画・マーケティング)

「フェイスブックの方でする」(62歳男性/その他)

「最近はLINEではなくその他のSNSを使用している人が多いから」(65歳男性/その他)

新年の挨拶は他のSNSで行うからという意見もありました。LINEやSNSの普及で、常に繋がっている状態が当たり前となった今では、特別な日にわざわざ挨拶を送るという習慣は薄れてきているのかもしれません。誰に送るかを悩むことなく、自分の決めた公開範囲で新年の投稿を行うというのは、現代ならではの手段と言えそうです。

フェイスブックであけおめメッセージを友人知人に一斉に送る人も。

面倒だから

「単純に面倒だからです。くることも基本ないですがきたら返す程度です」(42歳男性/その他)

「面倒だからです」(28歳男性/研究・開発)

シンプルに「面倒くさい」という声も多数ありました。LINEの文面を考えたりもしなくてはならないため意外と手間がかかる作業なのかもしれません。年始はのんびり過ごしたいという願望が伝わってきます。また、「(相手が)ゆっくり過ごしていると思うので、邪魔しないように」(42歳女性/主婦)という気遣いもあるようです。

挨拶は会ってしたい

「顔を見て挨拶出来ないから」(53歳男性/学生・フリーター)

「実際に会った時に挨拶すれば良いからです」(47歳女性/総務・人事・事務)

LINEではなく、実際に顔を見て挨拶をしたいという考え方も根強くありました。年始くらいは直接会って、挨拶をしたり近況報告をしたい気持ちが伺えます。

年賀状をだすから

「基本的には、年賀状を出しているのでLINEでは行わない」(64歳男性/その他)

「情緒がない。むしろ年賀状を出した方が新年の雰囲気が出る」(69歳男性/その他)

「年賀状で挨拶しているから」(50歳男性/その他)

これまで同様、年賀状の習慣を大切にしている人も。年賀状には手書きの温かみや、丁寧さを感じることができますよね。

このほか、「挨拶じまいをする人が周囲に多くなり、それに倣って自分も挨拶自体をしなくなった」(45歳男性/営業・販売)「自分自身LINEで新年の挨拶をされてもうれしくないから」(50歳男性/営業・販売)などの意見もありました。

少なくなってきているとはいえ、心のこもった年賀状は嬉しいものです。

「あけおめLINE」来たら返す人は2割弱

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「あけおめLINEが来たら返すと思う」と答えた人は17.3%(79人)と、相手からLINEが届けばそれに返すというスタンスの人も一定数いることが分かります。自分から送ることは少ないものの、受け取ったメッセージには反応したいという人が多いようです。また、「あけおめスタンプだけ送ろうと思っている」と答えた人は1.1%(5人)でした。

あけおめLINEは近い距離感の人にはアリ?

新年の挨拶をLINEで行う人もいれば、年賀状や実際に会って挨拶をすることを重視する人も多く、また、手軽にスタンプだけで済ませる人もいました。「あけおめLINE」の認識や習慣は、世代や価値観、ライフスタイルによっても大きく変わるようです。みなさんは、2025年の新年の挨拶をLINEで行う予定ですか?  それとも、他の方法で行いますか?

ナカムラミカ
ナカムラミカ

エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。

 

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