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「既読スルー」が気まずいときに便利なLINEの「リアクション」、6割の人がその存在を知らなかった!

みなさんはLINEの「リアクション」という機能をご存じですか? LINEのトーク画面で相手からのメッセージを長押しすると、喜びや驚き、悲しみなど6種類の感情表現の中から1つアイコンを選んで表示する機能のことです。

今回『kufura』では、20~60代の男女500人に「LINEのリアクション機能」について意識調査を実施しましたので、その結果をご紹介します。

LINEの「リアクション」、使っている人は1割と少なめ

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まず、LINEで「リアクション」機能を使用したことがあるかを聞いたところ、「ある」が11.0%、「ない」が28.2%となりました。最も多かったのは「機能を知らない」で60.8%となりました。

【LINEでのやり取り時に「リアクション」機能を使ったことはありますか?】

ある・・・55人(11.0%)
ない・・・141人(28.2%)
リアクション機能を知らない(知らなかった)・・・304人(60.8%)

LINEの「リアクション」は、2021年8月から提供開始された機能で、会話の流れを気にせずに、特定のメッセージや画像にピンポイントでリアクションができるというもの。メッセージに気軽に反応できる便利な機能ですが、まだ浸透しきっていないようです。そんなリアクション機能、どのようなシーンで使われているのでしょうか?

リアクションの使用例。

返信やスタンプを使わずに「読んだよ」を伝える

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リアクション機能を使ったことがある55人に、どんな時に使うのかなどを聞きました。

【どんな時にLINEの「リアクション」機能を使いますか?】

第1位:読んだよ、という合図がわり・・・34人(61.8%)
第2位:スタンプを押すほどでもないけれど、反応を示したいとき・・・28人(50.9%)
第3位:うまい返信を考えつかないとき・・・15人(27.3%)
第4位:すぐに返事をできないとき・・・9人(16.4%)
第5位:グループLINEでスタンプやコメントを出しづらいとき・・・7人(12.7%)
第6位:特定のコメントにのみ反応したいとき・・・4人(7.3%)
第7位:その他・・・1人(1.8%)
(※複数回答で調査)

多かったのは「読んだよ、という合図がわり」と「スタンプを押すほどでもないけれど、反応を示したいとき」でした。既読をつけたものの、返信するほどではないときや、スタンプを送るのを迷うときの手軽なアピールとして使っている人が多いようです。既読だけだと「既読スルー」と受け取られる可能性もあるので、確認したよ!の気持ちを伝えたいときに便利です。

また、「うまい返信を考えつかないとき」や「すぐに返事をできないとき」に、とりあえずリアクションしておくといった使い方を選んだ人もいました。

「グループLINEでスタンプやコメントを出しづらいとき」も“LINEあるある”ですね。人数の多いグループLINEでスタンプを送るのに気が引けるときや、特定のメッセージに反応したいときなどにも、リアクション機能は手軽です。何度も通知がいってしまうことや、大切なメッセージが埋もれてしまうリスクも回避できます。

リアクション機能は、相手に音声や振動で通知されることはないので、少し時間の経ってしまった会話への反応がそっとできたり、早朝や深夜でも時間帯をあまり気にせずに使うことができます。

リアクションのついたコメントのところをタップすると、誰がどんなリアクションをしたのかがわかります。

続いて、リアクション機能を実際に使ってどう感じているかを質問しました。

【LINEの「リアクション」機能についてどう思いますか?】

第1位:便利・・・36人(65.5%)
第2位:もっと表情を増やしてほしい・・・24人(43.6%)
第3位:もっと違う絵柄が良い・・・7人(12.7%)
第4位:誰がリアクションしたのかわかりにくい・・・3人(5.5%)
第5位:何も思わない・・・3人(5.5%)
第6位:老眼で表情が見づらい・・・2人(3.6%)
第7位:使いづらい・・・1人(1.8%)
(※複数回答で調査)

6割以上の人が「便利」であると感じていることが分かりました。次いで「もっと表情を増やしてほしい」が続きます。現状の6種類だけでなく、表情や絵柄の追加を望む声がありました。

「誰がリアクションしたのかわかりにくい」を選んだ人もいましたが、グループでの会話の場合も、誰がどのリアクションをつけたのかは、リアクションのアイコンをタップすることによって一覧表示されるので、みんなの意思確認としても使えます。

また、自身がつけたリアクションを変更したい場合は、変更したいメッセージを長押しして違うリアクションをタップすると変更できます。このとき、同じリアクションをタップすると、リアクションの削除もできますので覚えておきましょう。

ちなみに、リアクションは1つのメッセージにつき1つです。メッセージが送信されてから7日以内は、何度でも削除/変更が可能とのこと。

このように表情で共感を示します。ただ、このリアクションされたことは、相手にはスタンプのように通知はされないので、会話を見ておくことが必要です。

アンケートの回答にもあったように、読んだよという意思表示だけしたいときや、リアルタイムで返信できないときにも便利なため、既読だけでは……というときに使ってみてはいかがでしょうか?

ナカムラミカ
ナカムラミカ

エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。

 

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