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【10月10日はトートバッグの日】「L.L.Bean」のロングセラートートに新作登場

10月10日は語呂合わせから、「トートバッグ」の日なのだそう。

英語の「tote」で「運ぶ」「背負う」という意味をもつトートバッグ。その利便性のよさから、誰もが一つは持っていると言っても過言ではないのでは? 

その起源は、アメリカ・メイン州で1912年に創業した『L.L.Bean(エル・エル・ビーン)』の「ボート・アンド・トート」なのだとか。『L.L.Bean』のトートバッグは、2024年に誕生から80周年を迎えます。長年愛される理由と、新しく仲間入りしたシリーズを紹介します。

約226kgの重さにも耐える丈夫なトート

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筆者宅の『L.L.Bean』のトートは、旅行やキャンプにも活躍する「エクストララージ」サイズ。

少々のことではへこたれない丈夫なキャンバス生地に、ブルーやレッド、ブラックなどの普遍的な色のハンドルが施された「ボート・アンド・トート」。シンプルで使いやすいトートバッグで、一家にひとつはある、と言っても過言ではないのでは? 街中で見かけたことがある方も多いでしょう。

ビーンズ・アイス・キャリアのカタログ。確かに今とほぼ同じかたちです。(画像提供:L.L.Bean)

その原点は、まだ電気冷蔵庫が普及していなかった1944年。アメリカの一般家庭で、冷蔵庫といえば切り出した氷で庫内を冷やす木製の箱「アイス・チェスト」が主流だったころ。重い氷をアイス・チェストまで運ぶのは重労働でした。その負担を軽くするために生まれたのが「ビーンズ・アイス・キャリア」です。

これがのちに、今も世界で愛される「ボート・アンド・トート」になりました。製造の全工程を担うのは、アメリカ・メイン州の自社工場の専任チーム。縫製から検品までの全工程を人の手と人の目で仕上げる流儀は、今も80年前と何も変わっていないそうです。

カスタムするのが楽しい

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『L.L.Bean』のトートバッグの何がいいって、丈夫でシンプルだから使い勝手がよいというのは大前提。そのうえで、カスタムする楽しみがあるんですよね。

モノグラム1件につき、お値段は880円~1,650円(税込)。

とくにモノグラム(イニシャル刺繍)は人気。しかも、トートバッグはもちろん、バックパックなど他のバッグにも入れられるそうです。『L.L.Bean』のスタッフさんは、お子さんのバックパックにモノグラムを入れたとのこと。何それ!想像するだけで可愛すぎる〜。

「L.L.Bean」のトートバッグをカスタムしてみました

『L.L.Bean』のトートバッグは10年、20年と長く使えるので、プレゼントにもおすすめ。筆者も家族の誕生日にカスタムして贈りました。

カスタムは、店舗でもオンラインストアでもできます。筆者はオンラインストアで注文しましたが、とっても簡単で、とっても悩みました(笑)。だってモノグラムも合わせたら、組み合わせの数が果てしないのです!

まず、ハンドルのカラー・サイズを選びます。サイズは「ミニ、スモール、ミディアム、ラージ、エクストララージ」までの5種類。オンラインストアでは、体型や中に入れるものとのサイズ感もビジュアル化して確認できます。
開口部にジッパーがついたタイプもあります。こちらはオーソドックスな、ジッパーがついていないタイプ。
次に、ハンドルの長さ。ハンドルは「レギュラー」と「ロング」の2種類あり、こちらは「ロング」。
最後にモノグラムを入れるかどうか決めます。筆者は黒の糸で「50」と入れてもらいました。

カスタム方法は、以下の通り。

  1. ベースとなるトートバッグを選ぶ。このとき、ハンドルのカラー・サイズ(5種類)を決める。
  2. ハンドルの長さ(スタンダードかロングか)を選ぶ。
  3. モノグラムを決める。

たったの3ステップ……ではありますが、とくに時間がかかったのは3の「モノグラム」。書体などのスタイルを選び、刺繍する文字を決め、刺繍糸の色を決める。こう書くと簡単でしょ?と思いますが、とくに刺繍糸の色は悩みました。結果、オンラインストアのおすすめする色も見たうえで、娘の「こっち!」という一言で決定。

マチもたっぷり。

注文してから届くまでには1週間強くらいかかったでしょうか。

世界にひとつの「ボート・アンド・トート」は、いまや荷物が多い仕事の日に、食材のまとめ買いに、旅行にと大活躍。一番大きな「エクストララージ」ですが、飛行機の機内持ち込みもできました。

シーズンカラーも見逃せない

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2024年のシーズンカラーは、絶妙なくすみカラーです。

定番カラーだけでも、カスタムも加えたら無限の楽しみがあるというのに、さらに憎いのはシーズンカラーも登場する点です。2024年のラインナップは、ビンテージローズ(ピンク系)やモーヴ(紫系)などの、絶妙なくすみカラー。

ああ、もう!すでに何個も持っているのに、また欲しくなっちゃう!という、ファンの悲痛な声が聞こえてくるようです。

新作はショルダーストラップ付きのスモールトート

スマホ、財布、ポーチなど必要なものを入れてさくっとお出かけするのにぴったり。
「1944 ボート・アンド・トート」1万6,500円(税込)。

80周年の節目に登場したのは、取り外しのできるショルダーストラップがついた「1944 ボート・アンド・トート」です。

開口部には、ジッパー付き。さらにジッパー付きの内ポケットがひとつあり、鍵やカードケースなどの大切なものを入れておくのにも安心です。

斜めがけはもちろん、肩からサラッとかけて持ってもすてきでしたよ。

「スモール」サイズは、リラックス感のあるコーディネートによく似合います。

時代を超えて愛される『L.L.Bean』のトートバッグ。

新品のかっちりとした格好よさはもちろん、何年か使い込んで、持ち手が柔らかくなってくるとまた使いやすくて渋いんです。また、バッグとして持ち歩くのはもちろん、車の荷物入れとして常備したり子どもの絵本を入れたりと、物を入れる道具としても活躍してくれます。

そうそう、生成りのキャンバス地は汚れが気になるという方も、ご心配なく。自宅で気軽に洗濯できるのも、『L.L.Bean』のトートバッグの魅力です。

気になっていた方は、どうぞ80周年の節目にチェックしてみてください。

【取材協力】
L.L.Bean

ニイミユカ
ニイミユカ

朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。目標は「走れるおばあちゃん」。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote

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