25年以上続く体験プログラム
null「サマーキャンプ」といえば、夏休みに子どもが親元を離れ、自然の中ですごす宿泊体験。日頃とはちがう環境で、同年代の子どもたちと協力し、体当たりで学ぶことでグーンと成長して帰ってくるーー。そんなスペシャルな時間を、「アップルストア」では25年以上も前から、夏恒例の体験プログラムで提供しています。
使うのは、タブレット端末「iPad」です。近年では小学校でのタブレット学習もあり、使い慣れてほしいデバイスの一つ。とはいえ、親が子どもにきちんと教えるのはなかなか難しいですよね。

今年のテーマは、アプリケーション「iMovie」を使い、『友情をテーマにしたオリジナルの映画をiPadでつくろう』。
今年のテーマは、アプリケーション「iMovie」を使い、『友情をテーマにしたオリジナルの映画をiPadでつくろう』です。
動画を撮るだけならまだしも、アプリを使って編集するってこと? 6〜10歳の子どもにできるの?
内心ドキドキしながら子どもに伝えると、「おもしろそう!」と大よろこび。「アップル丸の内」へ行ってきました。
友だちをつくって、映画をつくろう
null
受付で配られたおそろいのTシャツを着て、大きな拍手とともにスタート! 先生は、「アップル 丸の内」スタッフのKaitoさんです。
緊張気味の子どもたちに「まずはみんなのことが知りたいな。ニックネームを教えて」とKaito先生。一人ひとり呼んでほしい名前を言ったら、Kaito先生から今回のテーマ『友情をテーマにしたオリジナルの映画をiPadでつくろう』が発表されました。


そして、魔法の言葉を練習します。「みんなでやると」(Kaito先生)「もっとたのしい!」(子どもたち)。この言葉から、大切なことは力を合わせること。そして、みんなで楽しむことなのだと伝わってきます。
「iMovie」を使い始める前に、まずはお手本となる作品をみんなで鑑賞。映像には『友情』を感じるポイントを入れつつ、スローモーション、早送り、BGM、エフェクトなどの機能が散りばめられていました。
こんなことが、子どもたちだけでできるの? 大人はまだ不安ですが、子どもたちの表情はきらきらと輝いています。
「俳優」「カメラマン」「監督」を練習
null
「俳優」の練習。
映画をつくるには、「俳優」「カメラマン」「監督」という3つの役割が必要です。
そこでまずは、俳優の練習。「アクション!」の掛け声で演技を始め、「カット!」で演技を終えます。

「カメラマン」になり、「ワンカット撮影」にトライ。
続いて一人1台「iPad」を配られ、「ワンカット撮影」にトライ。
「下から撮って、追いかける。これをローアングルとトラッキングと言うよ。左の『カメラ』のアイコンをタップしたら、みんなで怪獣役を追いかけよう! 撮れたら『ビデオ』を押してチェックするよ」
澱みなく進むKaito先生の説明ですが、子どもたちはスッと理解。難しいお友だちには、アップルストアのスタッフさんがそっと寄り添い教えてくれます。



その後、映像の編集も練習。
「カット」で映像を縮めたり、変えたいシーンだけ「フィルタ」で色を変えたり、「オーディオ」でBGMをつけたり。タップするアイコンには漢字もあるなど、小さなお子さんには読めないものもありますが、目の前の画面にお手本が表示されていること。また、アップルストアのスタッフさんのサポートや、周りのお友だちの様子を見るなどして、子どもたちは夢中になって編集していました。
グループで映画をつくろう
null続いて、「場所(シーン)」「何をするか」「何を見つけるか」という3つのアイディアをディスカッションします。元気に手を挙げて答える子どもたちの意見から、今回は『宇宙でメダル(宝)を探す』に決定!

グループを組んだばかりで緊張気味の子どもたち。まずはハイタッチでリラックス。
そして、3〜4人1組でグループになり、「俳優」「カメラマン」「監督」という3役を入れ替えながら、オリジナルストーリーを撮影します。
「みんなの知らない人は映らないように撮影しよう。お店の2階も使ってOK。撮影タイムは15分だよ! みんなでやると」(Kaito先生)「もっとたのしい!」(子どもたち)。
Kaito先生の合図とともに、1チーム1台の「iPad」を持ち、それぞれ撮影へ。チームにごとにアップルストアのスタッフさんが付き添ってくれます。


わが子のチームは5歳と9歳の女の子と3人1組。「あそこで撮ろうよ!」「これはどう?」とグイグイ意見を押し通そうとするわが子を、スタッフさんが程よくフォロー。困ったときには助け舟を出しつつ、3人で一つの映画を撮れるよう導いてくれました。

ついさっきまで初対面でしたが、きちんと協力できていました。
15分後、ふたたび元の場所へ。グループで協力し、10分間で映像を1分以内に編集します。
ここでも魔法の言葉「みんなでやると」(Kaito先生)「もっとたのしい!」(子どもたち)。この日、初対面同士だったはずの子どもたちですが、それぞれのグループで頭をつき合わせながら一所懸命に取り組んでいました。

画面の近くに集まって、それぞれの作品を上映。「頑張ったところ」を発表しました。
編集できたら「完了」をタップ。タイトルも決めて自分たちで変更し、お待ちかねの映画祭です。
エフェクト、台本、文字など……『友情』『宇宙でメダル(宝)を探す』というテーマやアイディアは同じながら、グループごとの個性が光る作品ばかり。子どもはもちろん、保護者からも笑いや驚きの声がわき起こっていましたよ。
2025年8月29日(金)まで
null
編集した映像は、Air Dropで持ち帰ることができます。また、もっと学びたいというお子さんやご家族は、家族貸し切りで「グループセッション」の予約をすることも可能。
最後にみんなで記念撮影をして、あっという間の約2時間が終了。
参加する前は、子どもだけで映画はつくれるの? たのしめるの?と、ドキドキはらはら。でもそんな大人の心配は、どこ吹く風。子どもたちはあっという間に新しい出会いに飛び込み、夢中になっていました。
クリエイティブな学びの体験プログラム「Appleサマーキャンプ」の開催は、2025年8月29日(金)まで。各回30名まで参加できるそうです。お友だちと一緒はもちろん、一人で参加しても大丈夫。きっと素敵なひと夏の思い出と学びの時間が過ごせますよ!
申し込み方法:こちらのURLをチェック!https://www.apple.com/jp/today/event/apple-camp-fy25/
参加費:無料
開催日時:2025年8月25日(月)まで
【取材協力】
Apple

朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。目標は「走れるおばあちゃん」。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote