子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

「夏カレー」を時短で!「ゴロゴロ野菜のスープカレー」は“手羽中肉”で美味しさアップ【テレワーク父さんの塾弁当】

こんにちは。東京都府中市で、中学受験に挑む次女(小4)と、受験を終えたばかりの長女(中1)、そしてフルタイム勤務の妻と暮らす “テレワーク父さん” ことマエダヒデキです。

もともとは大きなレストランのキッチンで働く料理人でしたが、現在は IT 業界へ転身し、在宅ワークが中心となり、おかげで平日の夕方は私が “塾送迎&弁当” を担当することになりました。

この連載では、「塾へ送迎する20分前に作り始める受験弁当」を合言葉に、元料理人の経験を生かしつつ「時短でも美味しく栄養も取れる」を目指したレシピをお届けします。

今回のお弁当は、スープジャーの保温力で調理する簡単スープカレーです。スープもスパイスもご自宅にストックされている市販品だけで賄える、でも、コクがあって美味しい時短スープカレー。
ゴロゴロ野菜の具沢山スープカレーは、冷房で冷えがちなこれからの季節にもぴったりです。是非おためしください。

材料も工程もシンプル&時短!

null

スープカレーについて詳しく話し始めると切りが無いので割愛しますが、簡単に整理すると、スープカレーという料理は「スープ」「スパイス」「具材」の3層味を組み立てる料理です。

それぞれの層でお店や料理好き達のこだわりが発揮される料理ですが、今回の時短レシピでは、難しい出汁作りも、ややこしいスパイスマジックも不要、スープとスパイスを市販のコンソメとカレールーで美味しく仕上げていきます。

それでは、さっそく作っていきましょう。

【材料】(2人分)

<具材>

手羽中・・・200g
ブロッコリー・・・2房(小さめの房で)
ピーマン・・・1/2個(一口大に)
おくら・・・2個
にんじん・・・1/4本(一口大に)
サツマイモ・・・50g位(厚めの輪切り、またはイチョウ切りに)
大根・・・30g位(大きめの柵切りに)
キャベツ・・・50g位
サラダ油・・・大さじ1

<スープ>
水・・・500ml
カレーの固形ルー・・・1かけ
コンソメ固形スープ・・・1個
チューブにんにく・・・1cm
チューブしょうが・・・1cm
ケチャップ・・・小さじ1

<タンパク質について>

タンパク質として、今回は手羽中を使います。他のお肉でも問題はありませんが、手羽中は骨のだしで美味しさアップを狙っています。

家での食事の場合は手羽先やもも肉でも問題ありませんが、手羽先はジャーには大きすぎるのと、鶏モモはカットが必要なので、まな板と包丁を洗う手間が発生します。

その点、手羽中ですとパックから出してそのまま使えるので、鶏モモのように小さくカットする必要が無くて時短にはぴったりです。

鶏肉以外では、魚介類もおすすめです、帆立やエビなどがセットになっている冷凍食材も手軽に使えますし、魚介の出汁が出て美味しくなります。

<具材の選び方について>
野菜はお好きな物でOKですが、カボチャなど煮込むと溶けてしまう材料は避けます。野菜以外では、キノコ類などがおすすめです。

<カレールーとコンソメについて>

カレールーは、普段、家庭で普通のカレーを作るときに使っているものを利用します。今回のレシピではバーモントカレーの「中辛」を使いました。

コンソメは、今回のレシピの分量では、味の素の固形のもので1個となります。細粒タイプをお使いの場合は、スープ一杯分の分量で記載されている半量を使います。

【作り方】

今回もジャーを使います。材料を炒めたら、あとは全部フライパンで温めてジャーに入れるだけです。あとは「ジャーが煮込んでくれる」おまかせ調理です。

(1)お湯を用意し、ジャーを保温する

ジャーに沸騰させたお湯を満たし蓋をして、 5分放置します。この保温&殺菌を忘れると食中毒リスクが上がるので、ジャーを使う場合は毎回ルーティンにしましょう。

今回は具材を煮込む用のお湯も一緒に作っておきます。

 

 

(2)具材の用意

材料表のサイズを目安に具材を切ります。今回はカレーなのですが、大きめの具材にしたいので、箸で食べられるゴロゴロサイズでカットしています。

にんじんは少し固めに仕上がりますので、苦手な場合は電子レンジで火を入れておくと食べる時に柔らかくなります。

(3)フライパンで具を炒める

フライパンにサラダ油大さじ1を入れ、温まったら手羽中を皮目を下にして並べ、焼き色を付けます。

肉の両面に焼き色がついたらキャベツ以外の具材を入れ、全体に油がまわり、野菜にも焼き色がつくまで炒めていきます。

(4) 残りの具材とスープの材料を全て入れて煮る

フライパンに、お湯(水でも可)を500ml入れたら、残りの具とスープの材料を全て入れて10分ほど煮ていきます。カレールー、コンソメキューブに加え、調味料(にんにく、しょうが、ケチャップ)もこのタイミングで全て入れます。

今回もジャーの中で火を入れるのですが、鶏肉には完全に火が入った状態にしたいので、しっかりと煮ていきます。

(5)味見をしてジャーに移す

10分ほど煮たら、味見をします。ここで塩気が不足しているようでしたら、塩で味を調整します。

今回はゴロゴロ野菜をしっかり食べる料理なので、スープは少し薄いかな? 位がちょうど良いです。

今回は箸を使って食べますので、スプーンと一緒に箸も忘れずに! 私はよく忘れます……。

「お弁当を開けたら、お箸がない!」ってときの様子を、当事者の娘がイラストに書いてくれました。

【ポイントとコツ】

・具が多く栄養的には賄えている事や、眠くなりにくい内容にしたい塾弁当ということもあり、今回はお米などの炭水化物は付けていません。しかし、これでは足りなくなる場合もあります。そんなときは、小さいタッパーにお米を持たせたり、丸パンを付けましょう。

・ケチャップの量で酸味を調整することが出来ます。今回のレシピでは小さじ1でしたが、大さじ1位までは大丈夫です。ケチャップの量を増やすと酸味も加わり、トマトの出汁が味に深みを加えてくれるのでお好みで調整を。

・にんにくは入れなくても大丈夫です。匂いが気になる場合(そもそもカレーですが)は省いてしまっても大丈夫です。

・スパイスをしっかり効かせたい場合ですが、ホールスパイスなどは具材を炒め、油が馴染んだタイミングで入れます。パウダースパイスは、カレールーと同じタイミングで入れます。クミンやコリアンダーを入れすぎると、塾の教室がオリエンタルな香り広がり、注目を集めてしまうかもしれません。

「習い事の整理」に悩み始める時期です

null

梅雨が明けると、あっという間に夏休みがやって来ます。小学生はまだまだ手がかかりますので、夏休みは仕事の合間に世話もしなきゃと大忙しです。

次女の机にはこんな張り紙が! プールで頑張れば、身長も伸びると信じているようですw

わが家の次女(小4)は、今年は受験塾の夏期講習がありますので、朝からみっちり塾に通います。親としては家に居られるより手間が減って助かりますが、子どもからしたら、せっかくの夏休みも勉強漬けで大変です。

幸い、次女は受験へのモチベーションが高いので、心配なさそうですが、体調管理などはしっかり見守っていきたいところです。

“好きで続けてきた習い事” をどうするか問題

受験勉強とは別に、次女は小さいころから「ピアノ」と「スイミング」に通っています。本人も気に入っていますし、気分転換や体力作りにもなるので続けさせたい一方で、
「塾と時間がかぶる」
「塾直後にレッスンがあると体力的にきつい」
──という壁にぶつかります。

これは、長女(中1)の時も結構悩んだ問題でした。

結果としては、まだ小学4年で塾の拘束時間も長くはありませんし、スケジュールもやり繰りできそうということで、今年いっぱいは両方とも継続することに決めました。

ただ、来年以降は、様子をみながら、
・曜日変更・振替ができるか教室に相談
・難しければ辞める事も視野に
と、段階的に見直すつもりです。

みなさんはどう乗り切っていますか? 勉強の進み具合や習い事の負担などで、色々な選択肢がありますが、うまくベストな方法を見つけていきたいと思っています。

マエダヒデキ
マエダヒデキ

IT関連の企業に勤めたり、個人事業を営んだりしているアラフィフです。妻と娘二人の四人で、東京のちょっと郊外にある府中市に在住。読書とお酒が大好きで、自室の大半は本とワインに占領されており、仕事はその隙間でしています。娘が二人とも中学受験をする事になり、妻と一緒に右往左往しています。
読書ブログをのんびり更新しています: https://note.com/semimaru/

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載