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10分で完成!「この豆乳味噌汁」なら野菜まろやか&食べ応えも【テレワーク父さんの塾弁当】

こんにちは。東京都府中市で、中学受験に挑む次女(小4)と、受験を終えたばかりの長女(中1)、そしてフルタイム勤務の妻と暮らす “テレワーク父さん” ことマエダヒデキです。

もともとは大きなレストランのキッチンで働く料理人でしたが、現在は IT 業界へ転身し、在宅ワークが中心となり、おかげで平日の夕方は私が “塾送迎&弁当” を担当することになりました。

この連載では、「塾へ送迎する20分前に作り始める受験弁当」を合言葉に、元料理人の経験を生かしつつ「時短でも美味しく栄養も取れる」を目指したレシピをお届けします。

今回のお弁当は「豆乳味噌汁」です。

豆乳のまろやかさと味噌のコクが好バランス!

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初夏とはいえ、朝夕は冷え込む日もちらほら。そんな肌寒さを感じた日に重宝するメニューです。

豆乳のまろやかさと味噌のコクで野菜も厚揚げも主役級。ジャー調理だから実働 10 分ほど、塾へ送り出す直前でも間に合いますよ。

レシピ後半ではアレンジ案も載せています。ぜひお試し下さい!

【材料】(2人分)

<豆乳味噌汁>
出汁・・・150mL(ほんだしや出汁パック、水だけでも可)
無調整豆乳 ・・・200ml
味噌 ・・・大さじ2(目安、味を見て加減)
厚揚げ ・・・1枚
白菜・・・ 50g(ざく切り)
椎茸 ・・・大1枚
ぶなしめじ ・・・1/8株
大根・にんじん・ごぼう ・・・各少量(いちょう切り、または薄切り)

<おにぎり>
温かいご飯 ・・・茶碗1杯
ふりかけ・・・適量(例:ゆかり+煎りごま)
焼きのり・・・1/4枚

具材は「味噌汁に合いそう」なら何でもOK! 冷蔵庫の残り物を活用して下さい。今回、たんぱく質源として厚揚げを使いましたが、鶏むね肉や豚薄切り肉でも美味しく作れます。

味噌はご家庭の常備味噌で大丈夫ですが、今回のおすすめは、スッキリとした信州味噌です。

【作り方】

(1)スープジャーの準備

湯を沸かし、スープジャーに注いで蓋をして予熱を。スープジャーを使った弁当ではおなじみの工程です。おにぎり用のご飯を混ぜるボールもついでに熱湯を入れておきましょう。

(2)具材の用意

スープジャー弁当なので、食べやすいように、スプーンで全て食べられる大きさに揃えて下さい。

厚揚げは少し大きめの一口サイズに。白菜はざく切り、根菜はいちょう切りか薄切りに。キノコ類は若干大きいかな?くらいのサイズに。

(3)味噌汁を作る

材料を全部鍋に入れます。
泡がプツプツと出始めたら、火を止めます。
火を止めてから味噌を入れて、軽く混ぜる。

出汁・豆乳・野菜・厚揚げ・きのこなど全てを投入し、弱火から中火にかけます。

鍋の縁が「ふつふつ」としてきたら火を止め、豆乳の分離を防ぎます。豆乳は、沸騰させると分離して食感が悪くなってしまうのでご注意を(とはいえ、分離してしまったとしても味は美味しいので細かい事は気にせずに!)。

また、テフロン以外の鍋を使う場合(雪平鍋など)は、豆乳が温まるまではスープが鍋底にこびりつかないよう、木べらなどでマメに鍋底を撫でるようにかき混ぜてください。

火を止めたら味噌を溶き入れ、軽くひと混ぜします。

(4)おにぎり作り

ボールのお湯を捨て、水滴は拭き取らずに熱々ご飯を入れ、ふりかけ(今回はゆかりと煎り胡麻)を入れよく混ぜます。手塩で握り、のりを巻きます。

(6)仕上げ

おにぎりの粗熱を取る間に、スープジャーに味噌汁を詰めます。

泡が写真位に出始めたらおよそ85度です。ここから数秒から15秒ほど待つと、約90度になります。

味噌汁を再度温め直し、約90度位になったら熱々のままジャーへ入れます。このタイミングではまだ具材に完全には火が通っていませんが、ジャーの中で保温調理され、食べる事にはちょうどよくなっています。

「90度」の見極めですが、鍋に火をかけ、泡が少し出てきたら約85度位なので、そこから15秒だけ待って火を止めるとちょうど良いです。

おにぎりの粗熱が取れたら、お弁当袋にジャーと保冷剤とおにぎりを入れて完成です。

「豆乳味噌汁」はこんな具材のアレンジも!

豆乳味噌汁は、普通の味噌汁以上にアレンジが自在な料理です。味付けと具材の組み合わせで、中華風、洋風にもなるので、冷蔵庫の余り物と相談しつつ、味付けを工夫していくと、様々なバリエーションで作る事が出来ます。

【定番和風】今回のレシピ。ここを出発点にあれこれアレンジを試して。
信州味噌+豆乳+出汁
厚揚げ、白菜、キノコ類、大根、にんじん、ごぼう

【豆乳鍋風】鶏肉の代わりに白身魚や生鮭を使っても美味しい。
白味噌+豆乳+出汁
鶏肉、白菜、キノコ類、大根、にんじん、ごぼう、マロニー

【白い担々麺風】 挽肉はしっかり炒め、野菜は軽い火入れでシャキシャキを楽しむように。
豆乳+白練り胡麻+鶏ガラ+塩+少量味噌
豚ひき肉(生姜チューブ、にんにく、醤油でしっかり炒める)
チンゲン菜、もやし、白ごま

【洋風ポトフ仕立て】ベーコンの旨味とセロリの香りが食欲を誘います。
豆乳+コンソメ少々
玉ねぎ、セロリ、ベーコン、ブロッコリー、にんじん

【ヴィーガン寄り】お肉やお魚が苦手でも。キノコとゴマで味わい深くなります。
水+豆乳+白味噌
ごぼう、にんじん、キノコ類、豆腐、小松菜、白ごま

ジャー弁当は煮込み不要&余熱調理で失敗しにくいのが利点。冷蔵庫の在庫と相談しながら、ぜひ自由にアレンジしてみてください。

「一喜一憂しない!」宣言からのダウン…ゆる受験家庭のジタバタ

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前回、成績の乱高下に親もドキドキと書いたばかりですが、次女(小4)が突然「点数で落ち込むのは嫌だから、勉強時間を増やすよ」と熱い宣言。やる気に火が付いたのは良いものの、急に頑張りすぎてあっさり風邪をひいてしまいました。無理は禁物ですね。

さいわい、通っている大手塾は後日の受験もできる仕組みです。試験当日はお休みにして、栄養たっぷりの雑炊とスープで静養……のはずが、なぜかこのタイミングで「抽選に当たった“Switch2”」が到着。

熱が下がった途端にゲーム漬けになられても本末転倒なので「1時間だけね」と注意しつつ、結局いちばん危うい過ごし方に。

いまは体調も完全回復し、後日試験も無事に受けました。結果発表待ちで親の心拍数は上がりっぱなしですが、“勉強も体調あってこそ” を家族全員で再確認した出来事でした。

長女(中1)は初めての中間テストと体育祭ラッシュ

一方、長女が通う私立中では、5月に入るとすぐ “中間テストウィーク“。小学校とは違い、1週間丸ごと授業が止まり全教科テストが行われます。加えて体育祭の練習も並行開催という、なかなかハードなスケジュールでした。

大好きなマイクラを封印して数学の問題集、登校バスでは英単語暗記。本人は「中学って忙しいね~」とヘロヘロでしたが、体育祭当日、バトンを落としかけつつも全力で走る姿に成長を実感しました。

小学校と違ってスピードも迫力も段違い。リレー競技では僅差で負けて泣きながらハイタッチする生徒達の姿に、親の私も胸が熱くなりました。

テスト結果はまだ返却前。「出来は微妙かも」と言いながら、週末は疲労困憊で爆睡していました。やっぱり頑張った分だけ充電も必要ですね。

次女(小4)も長女(中1)も、それぞれのステージで “初めての壁” にぶつかりながら前進中。親としては、焦らず健康第一で走り切ってくれれば御の字です。

マエダヒデキ
マエダヒデキ

IT関連の企業に勤めたり、個人事業を営んだりしているアラフィフです。妻と娘二人の四人で、東京のちょっと郊外にある府中市に在住。読書とお酒が大好きで、自室の大半は本とワインに占領されており、仕事はその隙間でしています。娘が二人とも中学受験をする事になり、妻と一緒に右往左往しています。
読書ブログをのんびり更新しています: https://note.com/semimaru/

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