喫茶店のナポリタンがヒント!
null実は昔、住んでいた街の徒歩1分の場所にナポリタンが絶品の喫茶店があり、そこのマスターに「ケチャップをしっかり炒めると酸味が飛んでコクが出るよ」と教わって以来、私の定番テクニックになっています。
炒めてから煮込むだけで、ケチャップとは思えないほど深い味わいに仕上がりますよ。
では、早速つくっていきましょう。
トマト缶無し!「ミネストローネ」の作り方
null【材料】(二人分)



今回の材料は、冷蔵庫に余っていたもので作っています。玉ねぎは長女が苦手なので入れていません、定番のパプリカは高かったので……。
ソーセージ ・・・ 2本(ベーコンの場合は50g程度)
にんじん ・・・1/4本
じゃがいも・・・1/2個
れんこん ・・・5センチ
セロリ・・・1/4本
マッシュルーム・・・ 4個
煮大豆 ・・・60g
ケチャップ ・・・大さじ2(およそ36g)
水 ・・・400ml
コンソメ(顆粒) ・・・ 小さじ2
オリーブオイル ・・・小さじ2
塩・こしょう ・・・適量
材料は冷蔵庫にあるものでOKです。定番のパプリカやピーマン、ズッキーニ、玉ねぎなどの野菜類はもちろん、加工肉が苦手な場合は豚肉や鶏肉でも美味しく出来ますし、魚介を使っても美味しいです。
我が家でも、心の中の土井善晴さんに「ええんです、ええんです、すきなもの食べたらええんです」と言ってもらいながら、どんどん食材を放り込んでいます。
【作り方】
(1)食材とスープジャーの下準備


ソーセージは輪切りにします。
野菜のカットは、普通のレシピでは1cm角が多いですが、今回はゴロゴロした食べるスープにしたいので1.5cm角に切ります。

スープジャーはこの段階で熱湯を入れて蓋をし、温めておきます。
今回もスープジャーを使うので、あらかじめ熱湯を注いで予熱&殺菌しておきます。
あわせて、スープ用にもお湯を作っておきましょう。
(2) 具材を炒める
今回も「豚汁」の作り方の時と同様にフライパンで作っていきます。
鍋にオリーブオイルを入れ、ソーセージを中火で軽く炒め、続いて大豆以外の残りの具も炒めます。全体的にオリーブオイルが馴染むようにします。
ジャガイモの周囲や玉ねぎが透き通るまで炒めましょう。炒め終わったら具材をいったん皿によけておきます(後で戻します)。


(3)ケチャップを炒める
同じフライパンにケチャップ大さじ2を入れ、弱火~中火で30秒~1分ほど炒めます。酸味が飛び、ぐっとコクが出ます。
色が濃くなり、ペースト状になったら炒めOKの合図です。


(4)煮込む
ケチャップを炒め終わったら、よけておいた具材をフライパンに戻し、炒めたケチャップを具になじませます。その後、沸かしておいたお湯を投入し、コンソメ、煮大豆を加えます。
煮崩れしやすい材料はこのタイミングで入れるようにしましょう。



強火でいったん沸騰させたらアクをとり、弱火にして5分ほど煮込み、塩・こしょうで味を調えたら一旦完成です。味が薄いと感じたら、細粒のコンソメを少し追加します。また酸味を足したい場合は、ケチャップを追加するのではなく、ウスターソースを少量入れるのがおすすめ。
この段階ではまだ火の通りは甘いのですが、あとはスープジャーに入れておくことで、余熱でゆっくり熱が入るので大丈夫。
すぐに食べる場合は、プラス5〜10分ほど追加で煮込んでください。スープジャーに移す場合は、再度沸騰する直前まで温めてから入れましょう。保温効果が高まります。
(ポイント)
・固い具はレンジ調理でもOK
煮込みが物足りないと思うかもしれませんが、熱の入りにくい材料は、スープジャーの中で火が通る想定のレシピです。食事用に今回のレシピを作る場合は、にんじんやじゃがいもなどを電子レンジで加熱すると、短い煮込み時間でも具に火を通す事ができます。今回の分でしたら500Wで1分位が目処です。
・パスタ入りアレンジも
以前紹介したアルファベットパスタやサラダ用に売られている小さなショートパスタをスープジャーに投入しておくと、食べる頃にはちょうど良い柔らかさに。ボリュームUPでお腹も満たされます。
・粉チーズで味変
「粉チーズ」やトースト用の「とろけるチーズ」を加えて溶かせば、濃厚でリッチな味わいになります。また、「とろけるチーズ」で蓋をするようにすると、保温効果が更にアップしますので活用してみてください。
「シュウマイ丸ごとおにぎり」を添えて
null
チルドのシュウマイを使います。
今回も、スープにあわせておにぎりを用意します。
このスープ、野菜はたっぷりなのですが、タンパク質が物足りないので「シュウマイまるごとおにぎり」を作ることにしました。
特別な事はなく、スーパーで売っているチルドのシュウマイを温め、そのままおにぎりの具にドーンと入れるだけです。



シュウマイ弁当のような風味を楽しめるのに、匂いが周囲に広がりすぎないのが嬉しいところ。新幹線でのあるあるネタな、シュウマイ弁当の匂いが充満して恥ずかしい……なんてことにもなりません。
【まとめ】

保冷バッグに詰めて完成です。
トマト缶なしで作る「ミネストローネ風スープ」は、ケチャップを炒めることで驚くほどコクのある味になります。少し手間は増えますが、この手間でケチャップでも十分なトマトベースのスープになりますので、試してみてください。
また、ケチャップを炒めて煮詰める技は、ナポリタンなどにも応用(というかこちらが本家)が出来ますので、活用してみてください。

今日のデザートは旬のイチゴ。
具材が多く、野菜のカットになれていないと時間がかかりますが、レンチンの下ごしらえなど工夫すれば、短い朝でもサッと完成します。私の場合ですが、コックの下積み修行で野菜を切り続けていた事もありますが、およそ15分で完成しています。
おにぎりは、普段は梅干しが多いのですが、今回の様に、具で栄養バランスやボリュームを調整する事もあります。シュウマイ以外にも唐揚げ、煮卵、チャーシューなど、ご飯のおかずになるものでしたら何でもありなので、こちらも試してみてください。
我が家の近況は…
null3年後に受験を控える次女(小3)は、2月から4年生のカリキュラムがスタートしています。
中学受験の塾は4年生からが本格的な始まりということで、急に増えた授業時間と宿題の量には最初ちょっと面食らっていた様子でしたが、むしろ刺激になったようで「燃えてきたぜ!」と毎日楽しそうに取り組んでいます。

一方、長女(小6)は受験勉強を終え、毎日読書や趣味に没頭中。レジンの工作が好きで、友人へのプレゼントをコツコツ作っては「完成!」と見せびらかすのですが、なぜか父の分は作ってくれません。
小学校の宿題はだいぶ落ち着いてきたものの、春から通う中学校から送られてきた宿題(数学と英語)に加え、英検対策も始めるため、英語塾に通い始めました。ちょっと前まで算数と理科に追われていたのに、今度は英語か……と、こちらが勝手にしみじみしています。

そして、いよいよ卒業が間近です。
日々、放り出されたランドセルを片付けていましたが、これももう使うことはないと思うと、少し切ないような、寂しいような。入学前に届いたランドセルを近所の祖父母や親戚に見せてまわったのが懐かしい。あれからもう6年、アッという間ですね。
それでは、また次回。

IT関連の企業に勤めたり、個人事業を営んだりしているアラフィフです。妻と娘二人の四人で、東京のちょっと郊外にある府中市に在住。読書とお酒が大好きで、自室の大半は本とワインに占領されており、仕事はその隙間でしています。娘が二人とも中学受験をする事になり、妻と一緒に右往左往しています。
読書ブログをのんびり更新しています: https://note.com/semimaru/