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正直、困っちゃった…「ホワイトデーの残念なお返し」&スマートな対処法

3月14日はホワイトデー。バレンタインのお返しは、もちろん嬉しいものではあるのですが、正直「え、コレ……!?」と思ってしまうようなものを贈られた経験はありませんか? 『kufura』では、女性450名に「ホワイトデーにもらって困ったお返し」についてアンケート調査を実施。結果とともに、残念なものをもらったときの対処法についてお伝えします。

定番だからって何でもいいワケじゃない! 「お菓子」類

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「よくわからないチョコレート」(31歳/主婦)

「まずいクッキー」(39歳/主婦)

「スーパーで買える普通のお菓子」(33歳/その他)

「ホワイトチョコ。好きじゃないから」(64歳/総務・人事・事務)

女性450名に「ホワイトデーのお返しで、正直“いらない”、“困る”と思ったことがあるものは何ですか?」と尋ねたところ、意外と多くの人が挙げたのがお菓子類。

一般的に、男性は女性よりもスイーツに疎い傾向があるのかもしれません。口に合わないものや好みじゃないもの、また特別感がないお菓子には、女性陣から厳し~い声が寄せられました。

勝手に選ばれても…趣味じゃない「衣類」「アクセサリー」

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「似合わないアクセサリー」(47歳/営業・販売)

「好きじゃないデザインや柄の洋服」(43歳/総務・人事・事務)

「好みに合わないファッション系のもの」(64歳/主婦)

本命相手のお返しに多そうですが、残念ながら衣類やアクセサリーにもダメ出しの声が多数。

選んでくれた男性には気の毒ですが、似合わないアクセサリーや自分の趣味じゃない洋服は、もらってもなかなか身に着ける機会がないもの。だからといって処分するわけにもいかず、扱いに困ってしまうのでしょう。

義理のつもりだったのに…「気合いの入りすぎたもの」

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「義理に対して高価なアクセ」(37歳/その他)

「自分があげたものより高価なもの。アクセサリーなど」(29歳/主婦)

「気にならない人からの手紙」(27歳/学生・フリーター)

「車」(55歳/主婦)

義理で贈ったのにお返しが高価なものや気持ちがこもりすぎたものだと、「そんなつもりじゃ……」と困惑してしまいますよね。筆者の周りでは、「高級ディナーに誘われて正直引いた」なんて声も。

「車」をもらった方が、どんなリアクションや対応をしたのか、とても気になりますね。

なぜそれを選んだの!? 「変わり種のお返し」あれこれ

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「ハデ派手な下着」(41歳/主婦)

「大きなぬいぐるみ」(46歳/主婦)

「好きでもないアニメのキャラクターフィギュア」(29歳/学生・フリーター)

「豆腐」(34歳/主婦)

「受け狙いの、唐草模様の下着(パンツ)」(51歳/その他)

なかなかのバリエーションですね。「下着」を挙げる声はいくつもありましたが、もしステディな関係でなければドン引き必至ですし、さらに職場だったらセクハラ認定モノに……!?

男性の趣味としか思えない独りよがりのもの、ウケ狙いのものなど、さまざまな回答が挙がりましたが、もしあなたがこれらを贈られたら、どう反応しますか?

コミュニケーションのプロに聞く! 困ったお返しへの対処法

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今回のアンケートでは、もちろん「好きな人からもらえるなら何でも良い」(36歳/総務・人事・事務)、「気持ちが嬉しいので、困ることはない」(57歳/主婦)など、“お返しをくれる気持ちが嬉しい”といった声もいくつもありました。
たしかに、相手が自分のためにお返しを選んだくれたこと自体はありがたいですよね。

とはいえ、夫や会社の上司・同僚など長い付き合いの相手だった場合に、毎年毎年困るお返しを贈られ続けるのは避けたいところ。

そこで、コミュニケーションスタイリストの吉戸三貴さんから、相手別“ホワイトデーで困ったものをもらったときの対処法”についてアドバイスをいただきました。

(1)夫や恋人、男友達などプライベートな間柄

個人的には、プライベートな相手には自分のリクエストを伝えたほうがいいと思うのですが、どうでしょうか?

「夫や恋人、友人として付き合っている年数や関係性によって、どのくらい希望を伝えられるかは変わると思いますが、まずは手間と時間をかけて選んでくれたことに感謝して、それからさりげなく希望を伝えると良いと思います。

例えば、“覚えててくれたんだー、ありがとう。ねえねえ、毎年恒例になってきたから、来年はちょっと新鮮な感じでお互いに欲しいお菓子の種類とか、リクエストを出しあって交換してみない?”といった提案スタイルにすると、耳を傾けてもらえるのではないでしょうか」(吉戸さん、以下「」内同)

実は夫や彼のほうも、バレンタインチョコに飽きているかもしれません。お互いに欲しいものを贈りあえる関係を築ければ素敵ですよね。

(2)職場の上司などパブリックな間柄

次は会社の上司や同僚など、パブリックな関係の相手の場合。とりあえずお茶を濁しておいたほうがいいような気もしますが、いかがでしょうか?

「アンケート結果でみなさんの回答を拝見すると、“もらって困ったもの”は、好みではないものか、義理チョコへの本気または冗談が過ぎる返しに戸惑うものの2パターンが多いようです。

前者の場合は、お返しをくれた気持ちに感謝して、好みでないものでも素直に受け取るほうが角が立たないでしょう。
次を考えてどうしても好みを伝えたい場合は、同僚の声などをまとめて、“部長、お返しが大変だと思うので、部署に1つクッキーの詰め合わせとかで大丈夫ですよ!”などと、総意として相手の負担を減らすようにしてもいいと思います。

後者の場合は、受け取ると相手に好意があると誤解される可能性があるので、“お世話になっている皆さんに差し上げた心ばかりのものなので……”など、ひと言添えてやんわりとお断りするといいと思います」

みんなの総意としてリクエストを伝えるのはナイスアイディア! 相手を傷つけないソフトな言い回しも押さえておきましょう。

 

人から何かをもらうときの基本は“感謝”。でもどうしても困ってしまったときは、ありがとうの気持ちを忘れずに今回の対処法を参考にしてみてくださいね。

 

【取材協力】

吉戸三貴(よしどみき)・・・株式会社スティル代表取締役、コミュニケーションスタイリスト。慶應義塾大学卒業後、パリに留学。帰国後PRの世界へ。『沖縄美ら海水族館』広報、東京でのPRプランナー経験を経て起業。現在は、表参道を拠点に全国で企業や自治体のPRコンサルティング、ブランディングなどを行う。コミュニケーションに関する講演・執筆活動も。著書に『心に残る人になる たった1つの工夫「ありがとう」の手書き習慣』(イースト・プレス)、『内地の歩き方』(ボーダーインク)がある。

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