ワースト5位:マンションの共用スペースや人の家の壁などを傷つけても平気でいる(104票)
引っ越しをするとなると、家財道具一式を運び込むのですから、どうしても荷物が建物の壁などに接触する恐れが出てきます。
筆者も大学生のころに引っ越し屋でアルバイトをした経験がありますが、どれだけ養生などの対策を施しても、傷をつけてしまいそうになる瞬間はありました。
業者がつけた傷でも、念のため謝罪しておいた方が無難!?
もちろん業者が業務として荷物を運んでいるのですから、何かあれば引っ越し業者が損害を補償する形になります。
しかし近隣住人からすれば、長く顔を合わせる相手は業者ではなく、引っ越した当人。その当人が「業者がやったことだし」などと平気な顔をしていると、周りの住人からすれば「一言も何もないのかよ……」といった気持ちになってしまうのかもしれません。
金銭的な補償は業者からされるとしても、念のため一言お詫びをしておいた方がきっと無難でしょう。
ワースト4位:引っ越しの作業中に廊下などですれ違っても無視して通り過ぎる(108票)
引っ越しとなると、荷物の運び込みに共有スペースや廊下、家の前の通りを何往復もするかと思います。その間に、近隣の住人と顔を合わせる瞬間も出てきますよね。
しかし、挨拶もなく無視して通り過ぎてしまうと、近隣住人の評価が悪くなってしまうと判明しています。
引っ越し作業中は自分から積極的に挨拶を
引っ越しをする側からすれば、後で改まって挨拶をする予定なのかもしれませんが、近隣住人からすれば、最初に無視されたとなれば後で挨拶されても心象が悪いですよね。
引っ越しする側は「この人、誰かな?」と戸惑っても、とりあえず挨拶をしておいた方が無難なのです。
ワースト3位:梱包のゴミなどを、ゴミの日でもないのにゴミ捨て場に出す(113票)
引っ越しをするとなると大量のゴミが出ます。引っ越した当人からすれば、とっとと処分したくなりますが、決められた日でもないのに勝手にゴミ捨て場に出しては駄目!
近所の人からイラッとされてしまうと、今回の調査でも明らかにされています。
退去する際もゴミの放置は厳禁
筆者の暮らすマンションでは、元入居者が引っ越しの際に大量のゴミをゴミ捨て場に置いたまま、出ていったケースがありました。
順次、ゴミの日になって回収されていきましたが、中には怒っている住人もいました。古い住居から退去する際のゴミの処理にも、十分注意したいですね。
ワースト2位:梱包のゴミなどを片付けない(121票)
引っ越しとなると、梱包などに大量の段ボールを使います。もちろん、梱包用のロープやビニールテープなども使いますよね。
それらは全てゴミとなりますが、引っ越し後には念入りに掃除をした方が良さそうです。
引っ越し後、当日中にゴミ袋を持って一通りチェック
道路や共用スペースを散らかしたままにしておくと、近所の人からイラッとされるリスクが高いです。
もちろん引っ越し業者が全部、段ボールなどを回収してくれるケースも少なくありません。それでも取り切れない紙くずや段ボールの切れ端などは残ってしまうもの。
一通り引っ越しが済んだら、完全に業者任せではなく、引っ越した当人も改めてゴミが落ちていないか、ゴミ袋を持ってチェックしに行った方がいいかもしれませんね。
ワースト1位:騒音に対する配慮が感じられない(274票)
そして今回の調査で圧倒的な票を獲得していたNG言動は、騒音に対する無配慮です!
「大声を出したり、大きな物音を立てたりと、騒音に対する配慮が感じられないとイラッとする」(50代・男性)
といった声が寄せられていました。
騒音については近所に事前に断っておくといいかも
荷物を運べば当然、物音は立ってしまいます。荷物の搬入に関する指示などの声も、熱が入って大きくなってしまいがち。
子どもがいれば、いつも以上に大はしゃぎするかもしれません。そうした物音や声は、引っ越しする当人が思っている以上に、隣近所の迷惑になっている様子……。
筆者がアルバイトをしていた引っ越し屋では、業者が近隣住人に簡単な挨拶回りをしていました。
そのやり方を見習って、引っ越す当人も当日は隣近所に挨拶に回って、物音がして迷惑を掛けるかもしれないと断りを入れておくと安心かもしれませんね。
その際に「あらためて後で挨拶にうかがう」と伝えられると理想的ですね!
以上、引っ越しの当日に近隣住人がイラッとする瞬間をランキング形式で紹介しましたが、いかがでしたか?
まさにこの春に引っ越しを控えている人は、注意したいですね。
2017/4/1 WooRis掲載
執筆/坂本正敬