奥行わずか29cm!狭いキッチンでも食洗機を諦めたくない!
nullビルトインの食洗機がない我が家では、十数年前から卓上型の食洗機を使用しています。先代は寿命が尽きてしまったため、約1年半前に発売されたばかりだったパナソニックのスリムタイプ「NP-TSK1」(約4人用)に買い替えました。ネットショップでは現在、7万5,000円前後から購入できるようです。(2023年10月現在。工事費や送料等は別途)
買い替える際に初めて気づいて驚いたのは、ファミリー向けの大型卓上食洗機から、多くの国内メーカーが撤退してしまっていたこと! 4人用以上の大型サイズを製造しているのは、大手国内メーカーだとパナソニック1社のみになっています。パナソニックのファミリー向け現行モデルはレギュラータイプ3種、スリムタイプ2種があります。他メーカーの選択肢としては、siroca(シロカ) の5人用、AQUA(アクア)の5人用などがあるようです。
限られた選択肢のなかから我が家に合う条件のものを探すわけですが、これが難航しました。吊戸棚のある我が家のキッチンでは高さがある食洗機が入れられないのです。本体の高さはクリアしても、扉を開けたときにひっかかってしまったり、蒸気の吹き出し口が上部にあるタイプは数十センチの余白が必要だったりと、どれもこれも難しい……。
分岐水栓の適合なども含めて探した結果、なんとか条件をクリアしたのが今の食洗機でした。見つかったときは本当に本当に安堵しました(だってもう手洗いに戻りたくないし、戻れない……)。
それまで使っていた食洗機は6人用だったので、スリムタイプの約4人用はかなりのサイズダウンになってしまいました。一度に洗える量が減ってしまい、3人家族ではありますが、週に何度かは1日に2回以上使用しないとまわらなくなりました。
しかし、コンパクトであることのメリットもあります。スリムタイプは場所をとらないので、そのぶん調理スペースが広く使えるようになりました。台所が狭い家が多い日本の住宅事情では、スリムタイプは本当にありがたい存在だと思います。
庫内はコンパクトながら無駄なく合理的にスペースを使っていて、広く感じます。庫内の設計が練られているためか、食器類を入れたり出したりするのがとても楽です。毎日使用するので、出し入れがスムーズであることは大きなメリットを感じています。ストレスなく出し入れできるようになり、食器洗いの苦痛が激減しました。
汚れの程度に合わせて「汚れレベル」を1~3まで選べるほか、「低温ソフト」コースも選択できます。全てのコースで、50 ℃以上の高圧水流で洗いながら除菌もしてくれます。
スッキリとした見た目もお気に入りのポイントです。スイッチはフラットなパネル式でスタイリッシュ。雑然としがちなキッチンにすんなり馴染んでくれています。
私が使っているのは分岐水栓タイプですが、タンク給水もできるスリムタイプ「NP-TSP1」もあります。こちらなら分岐水栓が取り付けられないキッチンでも使用できます。
そのほかに、2023年11月にパナソニックから発売予定の、約3人用のプチタイプ「NP-TCR5」も気になります。水切りかごと同じくらいのサイズ感。人数が少なかったり、家食の回数が少なかったりするご家庭にぴったりです。これまでのプチタイプにはなかった、食器の除菌ができる「ストリーム除菌洗浄」機能も搭載され、より使いやすく進化しています。
我が家にとって、しっかりきっちり洗いあげてくれる「スリム食洗機」は、もはやなくてはならない存在になりました。そして、ビルトイン食洗機がなかったり設置できなかったりするほかの多くの共働き世帯にとっても、ファミリーサイズの卓上型食洗機は不可欠の存在だと感じていることと思います。今後も使い続けられるよう、また食洗機に救われる人が増えるように、各メーカーが作り続けてくださることを願ってやみません……!
小さいパーツはダイソーで購入した「食洗機用小物カゴ」へ
null食洗機には洗うのが得意なもの、不得意なものの両方がありますが、洗いにくいものの代表が小さな小物類。お弁当箱や水筒のこまごまとしたパーツは、食洗機の中で水圧によって吹き飛ばされてしまいがち。ダイソーで購入した「食洗機用小物カゴ2P」(110円・税込)はミニサイズなので食洗機に入れやすくて便利です。大小2サイズのセットなので、大きさによって使い分けられます。
食洗機に立てて入れることもできるので、他の洗い物を邪魔することもありません。
これまで細かいパーツは手洗いだったので、大助かり。いまや、食洗機とセットで欠かせない存在です。
娘・夫と3人暮らしの40代。趣味は、20数年にわたる女性誌などの雑誌&web編集経験からの、コスパがよくて便利な服やモノ探し。ラクに楽しく生活することが目下の目標。