シワは伸びる？アイロンとの使い分けは？「衣類スチーマー」に関する疑問を検証してみました

こんにちは！整理収納アドバイザーのまいです。

綾瀬はるかさんのCMでおなじみ、パナソニックの「衣類スチーマー」。これまでも存在は知っていて気になってはいたものの、ハンガーにかけたままクルクル滑らせるだけで本当にシワが取れるの？と半信半疑でした。

今回2週間お試しの機会をもらいましたが、結論から先に言うと、家族で大変気に入った結果、自腹購入することになりそうです。どんな点が良かったのかなど詳しくご紹介しますので、私と同じように興味を持っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

スチームがパワフル！

さて、今回使った「NI-FS780」シリーズは、大容量の360°スチームタイプ。

温度は高中低の3段階に設定できます。さらに、ボタンを押している間は、霧のような細かいスチームが連続して出続ける、パワフルスチーム機能もついています。スチームボタンを長押しした後に2回押せば、さらに瞬間的に4倍の強さのスチームが発動。強力なスチームが持ち味です（やけどには注意！）。

360°どの角度でも使える

19秒で使える、立ち上がりが早い！

電源を入れてからたったの19秒で準備OK。スチーマーが温まるまでの時間がとても早いです。朝の忙しい時間でも、待たずに使うことができます。タンクに入れられる水の量は115mlで、約10分間の連続使用が可能です。

重さ約690g。疲れにくい軽量設計

洗ってわざとシワシワに干したダンガリーのシャツです。綿100%なので手強そうですが……。生地を下にひっぱりながら、スチームを当てました。

右側をかけ終えるのに1分もかかりませんでした。スチームを当てたところが、みるみるシワが伸びていくので楽しい！　正直それほど期待していなかったのですが（すみません）、面白いようにシワがなくなっていくので驚きました。しっかりアイロン台でプレスしたときとそれほど変わらないくらいの仕上がりです。

ガンコなシワには4倍スチームの出番です。たっぷりスチームをかけても、スチームアイロンでよくある、水滴がにじむことも、湿気が服に残ることもありませんでした。仕上がりはさらっとしています。

ドレープやフリルのある衣類も簡単シワ伸ばし

持っている服の中でアイロンが難しいのが、この少しクセのあるデザインのドレープスカート。ふんわりした部分を活かしつつ、シワだけをほどよく伸ばしたかったのですがなかなかできませんでした。でもこのスチーマーを使えば簡単！

このように、ドレープやフリルがある服にも最適ですね。また、素材の風合いを損なわずに仕上げたい、ニットの着用ジワやたたみジワにも有効です。

気になるニオイ対策に

シワ取りがメインかと思っていましたが、スチームを当てることで生活5大臭（生乾き臭・ペット臭・タバコ臭・汗臭・飲食臭）と2臭（加齢臭・防虫剤臭）の脱臭効果もあるそうです。マメに洗いにくいスーツやコートにぴったりですね。

高温スチームだから除菌も！

花粉やダニ由来成分などアレル物質の抑制や、布マスクや赤ちゃんの肌着、ファブリックの除菌効果もあるそうです。

長めコードは使い勝手良好

コードが2.5mもあるので、コンセントの位置が多少遠くても使うことができます。コードレスタイプもありますが、パワー不足が心配です。コードタイプは長時間連続で使えるメリットがありますね。

気になる電気代は？

パワフルスチームだけに、電気代がかかるのかなと思いますよね。この商品の消費電力は950Wなので、調べたところ、1日10分間毎日使用したとしても1ヵ月約120円～130円程度（※電力会社により異なる）。この金額なら電気代の心配もなさそうですね。

スチーマーがあればアイロンはいらない？

実は我が家で一番アイロンを使っているのは夫。ワイシャツに自分でアイロンをかけています。私の日常着はアイロン不要のものばかりなので、今回夫にも使ってもらい感想を聞いてみました。いつも週末になるとアイロン台を出してまとめて作業しています。時間もかかるし、セッティングも結構大変です。

アイロン購入を検討中の方はもちろん、手軽な衣類のシワ伸ばしや消臭除菌のニーズがある方にも、衣類スチーマーはおすすめです。

実勢価格は1万5000円前後（2022年6月現在、編集部調べ）。アイロンのサブとしての使用だと少し高価に感じられるかもしれませんが、これひとつでメイン使いすると考えればアリ。週末にまとめてかける仕事から解放されそうなので、我が家でも現在購入に向けて検討中です！