子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

ダイソンのスティッククリーナー「V8」を使ってみた!吸引力やお手入れ方法までじっくりお試しレポ

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE

毎日のように出番がある掃除機。ここ数年はコードレスタイプのスティッククリーナーを使う家庭が急速に増えているそうです。掃除したい時にすぐ使える手軽さが魅力ですね。今や幅広い機能や価格帯が揃っていますが、「どれを選べばいいの?」「私の暮らしに合うの?」といった疑問から、購入に踏み切れないという人も。

今回は、片付けや掃除に関するブログを運営する整理収納アドバイザーのまいさんが、コードレスクリーナー2機種をじっくりお試し。それぞれの使い勝手や、おすすめの使い方についてレポートしてくれました! 第2回は、スティッククリーナーの草分け的存在、常に進化を続けるダイソンの定番人気商品をじっくり使います。

ダイソン V8 Slim Fluffyの特徴

こんにちは! 便利家電が大好きな整理収納アドバイザーまいです。今回使ったのはダイソンのスティッククリーナー。名前はよく聞くし使ってみたいけど、「値段が高い・重い・音が大きい・お手入れが面倒そう」といったイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか?

実際に使ってみた人の感想が聞きたい!お手頃なクリーナーとの違いはどこに?旧モデルとの違いは?など、読者の疑問に答えつつ、気になる点も含めて詳しくレビューしていきます。また、ダイソンには様々なシリーズやモデル名があり、どれを選んだらいいのか分からない!という方のために、最後に簡単に選び方の解説をしています。そちらも参考にしてみてくださいね。

●第1回目の「お手頃価格の人気機種、シロカのサイクロンスティッククリーナーを使ってみた!吸引力やお手入れ方法までじっくりお試しレポ」はこちらから。

今回使ったのは、数あるダイソンのスティッククリーナーの中でも売れ筋だという「V8 Slim」。これは日本の住宅に合わせて作られた「日本専用モデル」なのだそう。小型・軽量化されているのが特徴です。

【大きさ・重さ】

これが全てのパーツ。パイプが赤で少し派手な印象の色使いです。本体・パイプ・ヘッドをつけた標準の使用状態での重さが2.15kgで、ベーシックなVシリーズの中では最軽量となっています。

【値段】

クリーナーヘッド、付属品や掃除ツール6点がついたタイプで実勢価格は55,000円前後(2021年7月現在 編集部調べ)。同じモデル名でも付属品などにより価格は異なります。

【バッテリー】

満充電までは約5時間。稼働時間は標準モードで40分、強モードで7分です。

【充電・収納】

ブラケットを使用すれば収納しながら充電することができます。使う時にワンアクションで手に取れるので快適です。ただ、ブラケットにはアタッチメント収納が2つしかないので全てが収まらないのが残念な点。

ブラケットを使わない場合は電源を直接差します。充電中と稼働中に点灯するランプ表示で、電池残量がわかります。

【ゴミ捨て】

ゴミ捨てが簡単で、お手入れがラクかどうかは重要なポイントですね。

  1. 上部のレバーを引きます。
  2. フィルターが上がり、続いて底が開きます。自然にゴミが落ちるのでワンタッチでゴミ捨てが完了。赤い部品がフィルター周りについているゴミをこそげ落とします。
  3. 戻すときは先に上部を下げます。この時、残っている塵が少し落ちます。
  4. 最後に底のフタを閉めればゴミがダストボックスに残りません。

ゴミや塵が飛び散らないので、室内のゴミ箱にも気にせず捨てることができました。

実際に使い勝手を検証します

本体の様子が分かったところで、実際にV8 Slimを使ってみましょう!

私の身長は156cm。従来のモデルよりパイプが6cm短くなり、扱いやすい長さになりました。本体は少し重さを感じますが、パイプがとても軽いので持った感じのバランスは悪くないです。

驚くほど静か!集合住宅でも気兼ねなく使える

音がとっても静かで驚きました。初めて使った時は「え?ちゃんと吸っている?」とバッテリーを確認したほどです。この音量なら朝夜でも気にせず掃除できそう。音響工学に基づいた静音設計で振動を吸収し、運転音を抑えるよう作られているとのこと。

家中掃除できる稼働時間も魅力

標準モードでも十分な吸引力があるので、40分あれば家中をしっかり掃除できますね。しかし強モードだと7分間しか使えないため、中間のパワーで20分くらいのモードもあればいいのにと思いました。

アタッチメント別吸引テスト

アタッチメントは左上から時計回りに「スリムソフトローラークリーナーヘッド」「ミニモーターヘッド」「LED隙間ノズル」「フトンツール」「コンビネーションノズル」「ミニソフトブラシ」の6点。豊富なアタッチメントが付属しているのがこのモデルの特徴です。

まずはスリムソフトローラークリーナーヘッド

コーヒー粉をまいて吸ってみます。フローリングは一度で、残さず吸うことができました。

ナイロンフェルトで覆われたローラーがフローリングについている微細な塵やホコリまで取ってくれるので、布で拭いたように床がサラサラになります。

また、この機種に搭載されているソフトローラーヘッドは髪の毛などの長いものが絡みにくいのが特徴です。たこ糸を吸ってみます。通常のローラーだとこのように髪の毛が絡み、取り除くことがストレスになりますよね。

たこ糸を吸っても全くローラーに巻き付くことなく、ダストボックスに入りました。

ヘッドが低く細くなったので、狭いスペースや家具の脚の下にもスッと入ります。また、ローラーがカバーから半分露出しているので、壁や角のゴミも吸い残しがありません。鳥の固いエサも弾き飛ばすことなく吸引できました。

小さなヘッドで小回りが利くので、隅々まで掃除することができます。

カーペットの掃除にはミニモーターヘッドの出番です。

高速回転するナイロンブラシが繊維の奥のゴミまでかき出すので、布製のソファやラグ、車の掃除に便利です。微細な塵やハウスダストを吸い込みます。

LED隙間ノズルを初めて使用したときはビックリ。隙間ノズルは稼働時に全体がLEDで光るのです。息子たちが大喜びでした(笑)。カッコいいだけでなく、狭い隙間や奥が暗い場所でもよく見えるので便利です。

空気を上手く逃がし、シーツを吸い込むことなくハウスダストを吸引できるフトンツール。ローラーを使わないので布団を傷めません。布団掃除が手軽になりますよ。

コンビネーションノズルは用途によって先端ブラシの出し入れが可能。掃きながら吸引するので、ほこりのたまりやすい場所の掃除に便利です。パイプに付けて高い所のホコリ取りにも。出番が多いアタッチメントです。

デリケートな表面のホコリを、やわらかいブラシでやさしく取り除けるミニソフトブラシ。パソコンやテーブルの上などの掃除に。

お手入れを簡単にする工夫が光ります

ポストモーターフィルターとプレフィルターは洗うことができ、何度も使用が可能です。洗ったらよく乾かしましょう。

ソフトローラーの分解はとても簡単。サイドのロックを下げるだけでローラーを外すことができます。ヘッドの掃除がしやすいのはうれしいですね。ソフトローラーも水洗いできて衛生的です。

一方、ミニモーターヘッドはローラーを外すときには、ドライバーや硬貨が必要になるので少し面倒に感じます。

シロカのスティッククリーナーとの比較

価格はだいぶ違いますが、前回レポートしたシロカの掃除機と比較してみます。

シロカとの相違点

  • ダイソンは音がかなり静か
  • 稼働時間が長い(標準モードでシロカ25分、ダイソン40分)
  • アタッチメントが豊富
  • ゴミ捨てすっきり

大きさ(長さ)と重さはほぼ同じ。違うのは「音量」でした。シロカは「キュイーン」と大きめな音がしますがダイソンはかなり音が小さい。これが断トツで違う点です。

稼働時間は標準使用だとダイソンが15分長くなります。アタッチメントが豊富なので多用途に使える印象があります。シロカはダストボックスにゴミが残ると分解が面倒でした。

吸引力はシロカもかなり優れているので、普通に使用するには大きな違いは感じませんでした。これはシロカのとても優れている点です。

V8とV6の比較

上:V6 下:V8 Slim

我が家には数年前に購入したV6があります。並べると、これだけ長さに違いがあります。身長が低めの私には短いV8の方が扱いやすいです。

左:V6 右:V8 Slim

ヘッドもこれだけコンパクトに。でも、吸引力は変わりません。どちらかというとV8 Slimの方がゴミをはじかないので、しっかり吸ってくれる感じがしました。

その他の相違点としては、

  • 音がかなり静か
  • 稼働時間が20分ほど長くなった
  • 充電残量が表示されるのでわかりやすい
  • ゴミ捨てが簡単になった
  • ソフトモーターヘッドの分解が簡単
  • 固いゴミをはじかずに吸い込む

V6も音の大きさは気になりませんでしたが、V8の静かさには衝撃を受けました。稼働時間が長いので一気に家中が掃除できます。20分の違いは大きいですね。

V6のゴミ捨てはフィルターにごみが残り取り切れないのでワンタッチでは捨てられません。V8はお手入れの簡単なところも素晴らしいですね。

まとめ:静音性とお手入れのラクさが光るV8

現在持っているV6と使い比べると、V8が良すぎて買い替えたくなりました。特に、私には音の静かさとゴミ捨ての簡単さがポイントでした。

不満点を挙げるとすれば、稼働中はトリガーを押し続けなくてはならないので少し疲れます。稼働時間が40分と長くなったので、ボタン式やトリガーロックがあればうれしいなと思います。

あとは色が少し派手過ぎるように感じられることと、アタッチメントがブラケットに全部収納できないことでしょうか。シロカはシックな外観と、ツールがすべて一か所に収納できる点が◎でした。

こんな人におすすめ!

コードレスクリーナーは赤ちゃんや小さなお子さんがいて食べこぼしが多かったり、犬や猫、鳥などペットがいるお宅に最適です。更に、昼夜問わずストレスなく掃除機をかけるには静音であることが重要。

また、ソフトローラーヘッドは毛が絡みにくいので、髪の長い人がいる家庭や毛の抜けるペットがいるお宅で活躍します。付属のミニモーターヘッドは布やラグの塵も除去するのでカーペットがあるご家庭でも対応できます。

1台ですべてをまかなおうとしなくても、リビングなどのメインフロアでダイソンを、違う階で使うサブ掃除機として低価格帯の機種を利用するというのも便利な使い方だと思います。

ちなみに我が家では、ダイソンを2Fのリビングとキッチンで、マキタを1Fの洗面所とトイレ、寝室、玄関などで使用しています。各階にクリーナーがあればゴミが目についた時に掃除ができるので、家が汚れにくくなります。

毎日のことなので、メインの掃除機は多少値段が高くても満足のいく良いものを使うことをおすすめします。しかもこのモデルはダイソンの他の機種と比べるとお手頃価格。これが1台あれば、掃除がきっと、楽しくラクになりますよ。

【おまけ】モデル名を読み解く!ダイソン入門講座

最後になりますが、ダイソンの機種についての簡単な解説を。自分の使用目的や予算に合わせた検討の材料にしてみてくださいね。

現在発売されているダイソンのコードレス掃除機は4シリーズ。調べてみると、シリーズごとに明らかな特徴がありました。

【1】ベーシックなVシリーズは、V6~V15と数字が大きいほどモーターが高性能に。パワフルで、バッテリーの性能の向上により稼働時間も長くなりました。ただし、基本的に稼働時間の長さと重さは比例します。

2021年5月に発売された最上位のDetectラインは、ヘッドについたレーザーで微細なホコリを可視化できるという最新テクノロジーが搭載されており、さらにハイパワーに。

【2】Omni-glideは本体がスティック型なのが特徴。自由自在に動かせるヘッドで、家具の下などの隙間にも対応します。フローリング専用。

【3】Digital Slimは、小型・軽量ながら、パワフルなシリーズ。

【4】Microは、Digital Slimよりさらに軽量で、取り回しに優れています。ノズルを付け替えればハンディ掃除機としても便利です。

さらに、シリーズ名の後に異なる「モデル名」がつきますが、基本的に同じシリーズであれば本体部分は共通。同梱パーツの種類や数によって価格が異なります。

Fluffyは、最もスタンダードな「ソフトローラークリーナーヘッド(フラフィクリーナーヘッド)」がついたモデル。大きなゴミから小さなゴミまで、同時に吸い取れるのが強み。やわらかいナイロン素材のヘッドを付属しているため、フローリングや畳での使用に適しています「Fluffy+」は追加のパーツが多いタイプです。

Slimは、Fluffyのソフトローラークリーナーヘッドをコンパクト化した、「スリムソフトローラークリーナー」を使用。軽くなり、騒音も軽減されています。

今回使用したのは「Dyson V8 Slim Fluffy+」。本体はベーシックなV8、ヘッドはコンパクトなSlim Fluffyで、パーツが多いタイプということになります。現在発売されている中でも最も人気のあるモデルのひとつです。


まい

夫・男児2人・インコと暮らす主婦。整理収納アドバイザー1級・整理収納教育士・クリンネスト2級。3LDKの家のうち開かずの間が2部屋(!)あったほどの片付け下手からの脱却を目指し、整理収納アドバイザーを取得。家の片づけや掃除についてのブログ『まいCleanLife 片付けブログ 暮らしのいろいろ』運営、片付けや掃除に関するコラムの執筆で活躍中。

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
人気の記事
連載・特集