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パン好きの憧れ!噂の「バルミューダ ザ トースター」をとことんお試し!その実力や使い勝手をレポートします

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パン好きの間で話題の「バルミューダ ザ トースター」。そのスタイリッシュな見た目はもちろん、パンを美味しく焼くことを究めた機能性の高さで高評価。以前から気になっているという人も多いのではないでしょうか。表面サクサク、中はふんわりの理想のトーストや、カチカチじゃないこんがりふわふのフランスパン……。パン好きなら一度は試してみたいトースターの実力や、実際に使って分かったプラスマイナスの点について、フードコーディネーターがじっくりレポートします!

気になっていたおしゃれなトースターをお試し!

こんにちは、両角舞です。料理家・フードコーディネーターとして、レシピの考案、撮影のコーディネート、調理などの仕事をしています。今回は、個人的にも数年前から気になっていた「バルミューダ ザ トースター」のお試しレポにトライさせていだきます!

発売開始と同時に話題になり、大人気商品となった「バルミューダ ザ トースター」。革新的なテクノロジーや高いデザイン性に定評のある日本の家電メーカー『バルミューダ』から発売されています。2020年にリニューアルされてさらに機能面でも進化したそう。

家庭用の製品ですがおしゃれなカフェやホテルのビュッフェなどでも使われているのをよく見かけます。その実力はプロも認めているということでしょうね。

大きさは普通のトースターと同程度

まずはトースターのサイズ感です。我が家ではオーブンレンジをフル活用しており、これまでトースターは持っていませんでした。このキッチンにさらにトースターを置くとなるとどのくらい場所を取るのかという点は気になります。

5合炊きの炊飯器と並べてみるとこんな感じです。製品仕様によると幅357mm×奥行321mm×高さ209mm。一般的な2枚焼きのトースターと同程度で、意外とコンパクト。

置き場所にはちょっと余裕が必要

本体はそれほど大きくはないのですが、設置の際の注意点として

  • 側面と背面は4.5cm以上、天面は10cm以上空ける
  • 前面および左右側面のどちらか一方は開放する
  • 壁が樹脂など熱に弱いものの場合はさらに距離を取る

と記載されていますので、置き場所の確保には少し注意が必要そうです。

操作はとってもシンプル!

向かって左側はモード選択ダイヤル。左からトーストモード、チーズトーストモード、フランスパンモード、クロワッサンモード、そして温度を設定して使えるクラシックモードとなっています。

パンの種類によって細かくモードが変わっているのは、それぞれのパンを焼いた時に中が温まり始める温度と表面が色づき始める温度が違うからだそうです。この設定が最高の美味しさを引き出すポイントと言えそうですね。

右側はタイマーダイヤル。調理時間をセットするとピピーン!という近未来感のある音がします。パンの種類や常温か冷凍かによって推奨されている焼き時間があるので、それに合わせて調節します。この焼き時間はトースターの天面に印刷されているのですぐに確認できて便利。

最大の特徴のスチームはここから

このトースターの大きな特徴として、スチームテクノロジーという調理機能があります。パンを焼く際は付属のカップで5mlの水を注ぎ入れてからスタート。庫内に充満したスチームがパンの表面に薄い水分の膜を張り、香りと水分を閉じ込めるのだそう。

給水口と付属カップはこちらです。カップが小さくてかわいい!      5ml(小さじ1杯分)の水が計れます。でも無くさないように注意が必要かも。トースターの扉を開けると給水口も開きます。

お手入れが必要な部品は多め

お手入れ方法は取り外しができる焼きアミ、ボイラーカバー、給水パイプ、パンくずトレイを外して中性洗剤で洗って乾かせばOKです。

取扱説明書には使うたびにお手入れをするよう書かれていて少し面倒に感じますが……。油分の多いクロワッサンなどのパンくずがたまると炭化し発火の原因になりそうなので、こまめに手入れするのが良さそうです。

実際にパンを焼いて食べてみよう!

それでは早速パンを焼いてみます。このトースターに搭載されているパンモードは4つ。いつもはオーブンレンジのトースト機能を使ってパンを焼いているので、どれだけ違いがあるのか楽しみです。

(1)トーストモード

まずは基本のトーストから。

食パンには「頭」と「底」があるので置く向きも重要だそう。山形パンなら山が頭、角食パンは袋に入っている状態の天面が頭。こちらを手前にして焼くとムラなく焼けるとのこと。焼き方にもこだわりを感じますね!

給水口に水を注ぎ入れて、常温のパンなら2.5〜3.5分加熱します。調理が開始されると庫内にスチームが充満し、カチカチという秒針のような音が鳴ってワクワクします!

焼き上がるとピピーン、ピピーンとお知らせ音が鳴ります。ムラなくきれいな焼き色が付いて美味しそう。今回は焼く前に十字に切り込みを入れてから焼き、仕上げにバターをのせました。

一口食べてみると明らかに今までと違うのが分かります。表面の薄い層だけがサクサクに焼けていて、中はふわふわなめらか。確かにこれは美味しい! いつものトーストはもっと固く焼けている部分が厚いので、やわらかい部分が少なかったんだと気付かされました。

今回は6枚切りのパンですが、よりふわふわを堪能するなら厚切りのパンが向いているかも。

(2)チーズトーストモード

続いてチーズトーストも作ってみます。チーズトーストモードは上火が強いので上の具材にしっかり火が通り、パンの下面が焼けすぎるのを防いでくれるそう。

焼いている間も扉越しに眺めているのが楽しいです。チーズがぷくぷくと膨らみ、徐々に焼き色が付いていきます。

こちらも美味しそうに焼けました!

いつもはまず片面だけを焼き、裏返してからチーズをのせて焼くという手順です。でもなかなかチーズが焼けず、追加で焼き時間を増やしている間にパンが固くなることが多々ありました。そうこうしているうちに焼きすぎてチーズが焦げてしまったり……。

初めからチーズをかけた状態で一回で最高の状態に焼き上がるのが「さすが!」という感じです。

(3)フランスパンモード

フランスパンモードは表面が焼けすぎず内側をふんわりと温めてくれる焼き上がりです。

バゲットって焼きすぎると水分が飛んで口の中が切れそうなくらい固くなりますよね。スチームのおかげで、ちぎりやすくふんわりと仕上がりました! これはなかなか味わえなかった食感です。

このモードはほかにバターロールやあんぱんにも使えます。バターロールの上面はよく真っ黒に焦げて失敗しがちですが、このトースターならふわふわに。あんぱんは温めたことがなかったのですが、ふんわりとした生地と温かいあんこが想像以上に美味しかったです。

(4)クロワッサンモード

最後にクロワッサンモード。バターや砂糖をたっぷり使ったパンを焦がさずさっくりと仕上げてくれます。

温めた直後は熱々でやわらかいですが、30秒ほどおくと粗熱が取れてサクッとします。外側はパリパリ、内側はしっとりほかほかです。

ほかにはチョコチップスコーン、メロンパンなども美味しくできるそうです。甘いパンはとても焦げやすいので、焼け具合を気にすることなくトースターにおまかせできるのはとてもありがたい!

パン以外の料理も作れる「クラシックモード」

おやつにぴったり!型抜きクッキー

型抜きクッキーはいつもオーブンで作るのでトースターだと焦げるかも……とちょっと心配していましたが、170℃で問題なく作れました。ただ、場所によっては焼きムラが少しあるかなという感じ。あまり厚さを出さず、薄めに作るのもポイントかもしれません。

直径6cmのクッキーをくっつかないようにゆとりを持たせて並べると一度に8枚くらい焼けます。天板の代わりにホーローバットなどに並べても良いのですが、アルミホイルを庫内のサイズに合わせて切り、2枚重ねたものでも大丈夫でした。

グラタンもこんがり焼けた!

グラタンは230℃で。香ばしく美味しそうに焼けました。具材が温かかったので230℃で焼きましたが、冷めている場合は200℃に設定すると中までじっくりと火が通るそうです。オーブンと違い予熱が必要ないのが嬉しいところですね。

このグラタン皿は14.5cm×25cmと大きめサイズでちょうどぴったり入りました。これ以上の大きさのお皿や一人用の小さめグラタン皿を2個並べるのは形状によっては少し難しいかもしれません。

美味しいパンを毎日食べられる幸せ

ずっと憧れだった「バルミューダ ザ トースター」を実際に使ってみて、噂通りのパンの美味しさに感動しました! 以下、使いながら感じたことを挙げます。

【ここが良かった!】

最高の状態に焼き上げるために庫内の温度を細かく制御するという独自の技術で、いつものパンが格段に美味しくなります。トースターってもっと単純な作りだと思っていましたが、美味しさにこだわるとこんなに緻密な温度制御が実現できるんだと感動しました。

・たった5mlの水でこんなに仕上がりが変わるのかと驚くほど、スチームの力を見せつけられました。毎回水を入れる手間はありますが美味しさに直結しているので問題なし。

・冷凍したパンもそのまま焼けるのはうれしいです。食パンのような薄いものならほかのトースターでも焼けると思いますが、クロワッサンやフランスパンでも冷凍から一気に焼き上げられるものはあまりないのでは? 忙しい朝に助かります!

・シンプルにパンを焼くだけではなく、公式ウェブサイトではバルミューダのキッチンチームやプロの考案した美味しそうなレシピがたくさん見られるので色々なアレンジ料理も楽しめそうです。

デザイン性がとても高いので、単純に見た目だけでも欲しくなる家電です。ビジュアルが良いと自然とお手入れの頻度も上がるような気がします。リビングから見える場所においても悪目立ちせず、インテリアにもなじみます。

操作も簡単! パンのイラストのマークに合わせて時間を調節するだけなので分かりやすいです。

【購入を迷うポイント】

お手入れが必要なパーツが多い。特に給水パイプは取り外し方にコツがあるので慣れるまでは面倒に感じそうです。水が通るものなので、長く使っていくとカルキ除去も必要になるかと思います。

・油分の多いパンを触った手が触れたりして本体に油汚れがつくと、アルコールや中性洗剤をつけたペーパーで拭いてもなかなかきれいに落ちませんでした。なので、意外と汚れが目立ちます。本体カラーが黒なので余計にそう感じたのかもしれませんね。

価格が高い(定価25,850円/税込)ことも悩ましいポイントですね。クッキーやグラタンなども焼けるものの、やはり基本はパンを焼く専用の調理家電として使うことになります。そこにどれだけお金をかけるかという部分で悩みそうです。

私が試した中ではシンプルな食パンが一番美味しさの違いを実感できて、これが毎朝食べられるなら買う価値はありだと思いました。QOLの向上という点では間違いなく素晴らしい家電と言えます。

美味しいパンで毎日幸せを味わいたい方に!

私は小さい子どもがいるので朝が忙しく、ゆっくりとパンを焼いて味わうという時間がなかなか取れずにいたのですが、これがあるなら朝ごはんのためにあと15分早く起きても良いかなと思えました!

パンが好きな人、朝ごはんはパン派の人は買って損はないと思います。トーストに限らず色々な種類のパンを楽しむ方なら特に感動できるはず!

パンの焼き加減というと小さなことに思えますが、何年も続いていく毎日の生活の中にひとつ喜びが増えるということは結果としてとても大きなメリットになります。

美味しいパンで朝から幸せな気分になりたい方にとってもおすすめのトースターです。

 


両角 舞(もろずみ まい)

フードコーディネーター/タイ料理研究家/漢方スタイリスト。
料理人として10年間修業を積んだ後、フードコーディネーターに転身。企業のレシピ開発や撮影スタイリングなどを多数手がける。そのほか、テレビ番組のコーディネーター、タイ各地でのレストラン立ち上げに際してのメニュー考案や調理など。現地での経験を活かし料理教室や料理イベントを主催。漢方スタイリストの視点から作る薬膳も得意とする。

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