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「どうして隣に停めるかなあ!?」スペースがあるのに隣にピタッと駐車する「トナラー」、7割が経験あり

駐車場で他にスペースがあるのに隣にピタッと駐車された経験はありませんか? このような人を「トナラー」と呼ぶようですが、あなたはどう思いますか? 今回は20~60代の男女500人に「トナラー」についてのアンケートを実施。その結果、7割の人が経験があることが判明。そして「トナラー」に関して様々な意見が集まりました。「イライラする」「運転が下手な人だと思う」「無視する」「ぶつけられたら訴える」……あなたはどう思いますか?

ピタッと駐車する「トナラー」経験者は7割

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まずは普段自動車の運転をするかと尋ねたところ、「する」と答えた人は約7割。そして運転を「する」と答えた人に、駐車場でスペースがあるのに隣にピタッと駐車された経験があるかを尋ねたところ、「よくある」「たまにある」を合わせて69.7%という結果になりました。頻度は少なくても「トナラー」経験者はかなり多いようです。

■あなたは自動車を運転しますか?

「する」……67.4%(337人)
「しない」……32.6%(163人)

■駐車場でほかにスペースがあるのに隣にピタッと駐車されたことはありますか?

「よくある」……14.2%(48人)
「たまにある」……55.5%(187人)
「ない」……30.3%(102人)

こんなにスペースがあるんだから……わざわざ隣に停めなくても、ねえ。

イライラ、意味がわからない、ただただ迷惑…が6割以上

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では実際に「トナラー」についてどう思っているのでしょう。「トナラー」に遭遇したことがある人に印象を聞いたところ、6割以上の人が「迷惑」「イライラする」「意味がわからない」といった悪い印象を持つことがわかりました。

・「子どもを車からおろす時に多少のスペースが欲しいためわざわざスペースがある駐車場を選んでいるので、とても不愉快に思う」(32歳女性/主婦)

・「痛い人だなと残念に思う」(47歳男性/総務・人事・事務)

・「ぶつかる危険を冒してまで隣に停める気持ちが分からない」(51歳女性/主婦)

・「単なる嫌がらせとしか思えない」(69歳男性/その他)

荷物が多い人や子どもを乗せている人にとっては、ドアが開けられず不自由になるため、特に迷惑に思うようです。

ドアが開けづらくなるほどピタッと停められると困ります。

「不気味」だと思って警戒するという人も

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また中には、相手が変な人の可能性があるから警戒するという人も。「車を移動する」「自分はなるべく人が停めていないところに停める」などで対策をしている人もいました。

・「意味が分からなくて不気味に感じる」(43歳女性/主婦)

・「運転手が変な人物ではないかと警戒する」(55歳男性/総務・人事・事務)

女性ドライバーは特に身構えてしまいますよね。

約3割は「気にしない」「興味ない」と回答

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不快に思う人が多い中で、「気にならない」「どうでもいい」と言う人も3割程度いました。また「停める場所は個人の自由」「自分が都合がいい場所に停めているだけ」と考えている人も少なくないようです。

・「別にどうでもよく、興味ない」(35歳男性/総務・人事・事務)

・「気にしない。目的地に近いところにとめるのが普通。いちいち気にするやつは自意識過剰、もしくはただのバカ」(41歳男性/コンピューター関連以外の技術職)

・「整理整頓好きな日本人気質だなと思ってしまう」(60歳男性/その他)

もしかしたら駐車が苦手な人だったり、目印がないと停めにくいという人なのかもしれないと前向きに考える人も。

・「特に何も思わない。おそらく隣に車がある方が視覚的に停めやすいタイプの人なのだろうと思う」(43歳女性/その他)

・「駐車が苦手な人だろうから、しょうがないと思う」(50歳男性/営業・販売)

・「たぶん一つ空けて停めようと思いつつ操作ミスでこうなったんだろうと思い、あきらめる」(68歳男性/その他)

そしてかなり少数派でしたがこんな意見も。

・「もしぶつけられたら10対0で損害賠償、修理費を請求できるからアリかもしれない」(52歳男性/その他)

絶対にぶつけないように、気を付けたいものです……。

初心者時代はデパートやショッピングセンターの駐車が苦手、という人も多いです。

「トナラー」という言葉を聞くと隣に停める行為に悪意があるように聞こえますが、実は運転が下手だったり、どうしてもその場所に停めたい理由がある場合もあるので判断に困るものです。どちらにしても余計なトラブルに巻き込まれないためには、「周りの車に注意する」「隣に停められない場所に駐車する」「物事を悪意でとらえない」など、自分のストレスにならないようにするのが得策と言えるでしょう。

ちえ
ちえ

エディター・ライター歴20年以上。女性誌やアウトドア雑誌、情報誌、スポーツ誌(自転車雑誌、水泳雑誌)などで執筆。2017年から主人の仕事に帯同しアメリカに移住。小学生の男児、中学生の女児とともに、異国の地での生活に奮闘しながら、執筆活動も継続中。現在はニュースや海外生活情報などを担当。アウトドアと旅行が大好き。趣味はパン作り。

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