以前のTカードやアプリはもう使えないの?統合してなにが変わった?
nullTポイントはVポイントに名前が変わっただけで、従来のTカード、アプリで今まで通り貯めたり、使ったりすることができます。使える店舗も変わらないので引き続き使えます。
統合で一番変わったポイントが、三井住友カードを使うと、ポイントがさらに貯まりやすく、使える場所が多くなるということです。
Vポイントが貯まる提携先は約16万店舗。使える店舗にはVポイントマークのステッカーが貼られているので、こちらで確認しましょう。
提携先以外でも国内約750万、世界で約1億のVISA加盟店でも、ポイントを貯めることができます。
Vポイント提携先で支払いした場合、統合前はTカードの提示でショッピングポイントは貯まりますが、決済は人によってそれぞれだったため、貯まるポイントもバラバラで効率が悪かったのですが、統合後は決済に三井住友カードを使うことで、Vポイントをダブルで貯めることができるようになりました。
支払いは三井住友カードのスマホタッチ決済がお得!
nullVポイントの還元率が一番高いのが三井住友カードのスマホタッチ決済。デジタルウォレットに三井住友カードを登録することで利用できます。対象のコンビニや飲食店の利用で最大7%還元、Vポイントが貯まる提携先では最大7.5%還元されます。
ただし気をつけたいのが、同じ三井住友カードでも、スマホのタッチ決済、カード現物のタッチ決済、カード差し込みで還元率が異なるということ。
買い物で、ついカード差し込みで支払いをしてしまうと、7%の特約店でも0.5%になってしまうので注意したいところ。確実に高還元率のポイントをゲットするには、スマホのタッチ決済がベストだと覚えておきましょう。
時短節約家・くぅちゃんに聞く「Vポイント活用術」
null節約に手間も時間もかけない“時短節約家”として注目を集め、Instagramのフォロワー数は14万人超え、テレビや雑誌にも多数登場している、ポイ活の達人“くぅちゃん”さんに、Vポイントのお得な活用術についてお聞きしました。
活用術その1:『セブン-イレブン』の10%ポイント還元は激アツ
コンビニは『セブン-イレブン』で、三井住友カードのスマホタッチ決済でポイントを貯めるのが断然お得。今年10月から、全国の『セブン-イレブン』で最大10%のVポイントが貯まる・使える、セブンマイルからVポイントへ交換できるサービスを開始。『セブン-イレブン』で貯まるVポイントが、従来の7%から最大10%に還元率がアップしました。
「『セブン-イレブン』の10%ポイント還元というのはポイ活をやっている主婦界隈では激アツな数字で、消費税分がポイントで返ってくるところが大きなポイントです。
セブン-イレブンアプリの『7iD』とV会員番号を連携させて、セブン-イレブンマイルで0.5%、三井住友カードのスマホタッチ決済で9.5%、合わせて10%のセブンマイルをVポイントに変えることができるので実質10%分のポイントが貯まります。
コンビニは普段からよく使う店ですし、10%のポイント還元だと思うと、コーヒーをカフェラテに格上げしてもいいかなとか、お菓子を一緒に買っても10%ポイントが返ってくる!とか、ささやかですが心が豊かになります。
こうした小さな積み重ねがポイ活ではとても大事で、『セブン-イレブン』では三井住友カードのスマホタッチ決済を当たり前にすれば、自然とポイントが貯まってきます。普通は1%程度のポイントが『セブン-イレブン』だと10%。この差はかなり大きくて、毎日続けていくとポイントが貯まる感覚をすごく感じられると思います」(以下「」内、くぅちゃんさん)
活用術その2:ファミレスはすかいらーくグループがお得
今日は夕食を作るのが面倒、忙しくて時間がないというとき、ファミリーレストランを家族で利用する人も多いかもしれません。Vポイントでポイントが貯めやすいファミレスは、『ガスト』や『ジョナサン』などのすかいらーくグループです。
「会計をするときに、まずVポイントのポイントカードを出してポイントを貯めます。そして支払いを三井住友のカードのスマホタッチ決済ですることで、Vポイントのポイントカードで0.5%、スマホタッチ決済で7%、計7.5%が貯まります。
さらにすかいらーくグループの独自のポイントカードもあり、アプリを入れる必要がありますが、そちらも貯めることができるので、ポイントの三重取りができるんです。7.5%+すかいらーくのポイントも乗ってくるので、すかいらーくグループのファミレスに行ったときは、絶対に取り漏らさないようにしてください。すごくお得感があるので、ぜひみなさんにやってほしいなと思います」
活用術その3:毎月20日は『ウェルシア』で「ウェル活」
「現金だと1円は1円ですが、ポイ活の良さは1ポイントを1ポイント以上の価値にして使うことができることで、私がポイ活を推す理由でもあります。ドラッグストアの『ウェルシア』は、毎月20日に開催する“ウェルシアお客様感謝デー”でWAONポイントを使うと1.5倍で使えるところがすごく魅力的で、主婦界隈でもとても話題になっています。
1.5倍になるのはWAONポイントのみなので、VポイントをWAONポイントに変える必要がありますが、ポイント変換もアプリで即日に等価交換できるので、Vポイントの1ポイントをそのままWAONポイントの1ポイントに変えることができます。
WAONポイントで20日に買い物をすると、ポイントを1.5倍にして使うことができるので、例えば1,000ポイントあった場合、ウェルシアで1,500円分のお買い物ができるというすごく激アツな使い方になり、ポイ活界隈では“ウェル活”として注目されています。
『ウェルシア』では食品も売っているので、日用品や食品に落とし込んでその分現金を浮かすことができ、お得感があると思います」
活用術その4:旅行好きならVポイントをマイルに変えて
「ポイントも目的を決めて貯めるとモチベーションが上がるので、旅行好きな方は、旅行をするためにポイ活を活用してはいかがでしょう。『ソラシドエア』の『Solaseed Airカード』というクレジットカードを作りVポイントをソラシドマイルに変えると、1ポイントが2マイルに交換されます。
ポイントが倍のマイルに変わるので、安い金額で沖縄往復も実現でき、これも1ポイント1円以上の価値にして使うポイ活の楽しさであり、旅行といった好きなことにお得にポイントを使うことができます」
maoさんの活用術:VポイントPayが便利/カード支払いに充当して実質値引き
null毎月1万円ポイ活で貯める方法をInstagramやXでポイ活情報を発信する主婦のmaoさん。家族での外食先は高還元率の飲食店をチョイスしていることに加え、支払いをVポイントPayにしています。VポイントPayのアプリをダウンロードして、手持ちのVポイントをチャージすると、VISAのタッチ決済で使うことができます。クレジットカード番号が発行されるので、クレジットカード登録することでECサイトでの支払いも可能。モバイルVカードもアプリ内で表示ができます。
また、『ウェルシア』やすかいらーくグループといった高還元率の店が近くにない場合でも、Vポイントは三井住友カードの支払いに充当することもできるので、クレジットカードの支払い額を実質減らすことで節約ができる活用法もあります。
ななえもんさんの活用術:SBI証券でポイント投資
null東京から地方へ移住したことをきっかけにポイ活を開始、約4年間で1,000万円貯金を達成したノウハウを活かし、Instagramを中心に様々なキャンペーン情報をわかりやすく発信している、ななえもんさん。
高還元率の『セブン-イレブン』では、レジャーチケットや絵本など少し高額な商品をセブンネットで購入してポイントを貯めているとのこと。
ポイント交換おすすめ3選は、ウェル活、ソラシドマイルで2倍、『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』のチケットへの交換です。
現金だと躊躇してしまう投資でも、ポイントなら挑戦しやすいと話すななえもんさん。SBI証券では手持ちのポイントで1ポイントから投資ができ、NISAにも対応しています。
くぅちゃん直伝「ポイ活を継続するコツ」
nullくぅちゃんさんがポイ活をする上で意識していることが、「使うお金は最小限、貯めるポイントは最大限」。
「ポイントを貯めたいがためにお金をたくさん使うのは本末転倒。必要最低限のお金を使いながら多くのポイントを貯めることが、ポイ活で押さえなければいけない点です。
上手にポイントを貯めて、生活費に落とし込むことで食費や日用品費を抑えることに繋がり、浮いたお金を貯蓄や投資に回すなどして、ポイントもお金も効果的に使うことができます。
ポイ活はお金やポイントに働いてもらう活動だと考えれば、ポイントをうまく活用できている達成感も生まれ、暮らしがもっとポジティブになっていくのではないかと思います」
ポイ活をなんとなく始めたがよくわからない、なかなか貯まらずに挫折してしまったという人に、くぅちゃんさんは「ポイ活は誰でもできる副業だと考えてみて」とアドバイス。
難しく考えずに、『セブン-イレブン』やファミレスでスマホのタッチ決済をするだけと思えば、簡単にポイ活を始めることができるのではないでしょうか。
【取材協力】
Vポイント 公式サイト https://tsite.jp/
くぅちゃん Instagram https://www.instagram.com/megum.nakano/
mao Instagram https://www.instagram.com/mao_otk/
ななえもん Instagram https://www.instagram.com/nanae_monchan/
取材・文/阿部純子