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貯金1,000万円以上の人が「解約してよかった固定費」トップ8!浮いた分、貯金が増える

節約を考えるなら家計でまずメスを入れたいのは固定費。食費などの変動費は神経を使う割には効果を実感しづらいのに対し、固定費の場合、ある項目を削れば毎月それにかかっていた費用をまるまるカットでき、ストレスなく誰でも簡単に節約が可能です。

とはいえ、具体的にはどの固定費からなくせばよいのでしょうか? 『kufura』では、貯金が1,000万円以上ある男女165人を対象にアンケート調査を実施しました。実は家計の無駄かもしれない固定費をランキング形式でご紹介します。

第8位:クレジットカードの年会費・・・7票

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「クレジットカードの年会費。会費無料で同程度に有用なカードに切り替えた」(67歳男性/その他)

「空港のラウンジが無料で利用できるサービスがあるクレジットカードの年会費。仕事での海外出張がなくなり必要なくなった」(65歳男性/その他)

「クレジットカード。使ったことが無いのに年会費は取られて不満だったので、解約して気が楽になった」(57歳女性/その他)

有料会員になることで、ポイント還元率が高くなったり、さまざまなサービスが受けられたりなどお得な場合もありますが、大して利用していないのであれば、年会費の垂れ流しはもったいない!

クレジットカード自体は便利で手放せないにしても、年会費無料のカードに切り替えれば、年間で数千円から場合によっては1万円以上の節約が可能です。

第7位:スポーツジムの会費・・・8票

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「ジム。今年6月急に2,000円の値上げがあって別のジムに変更。月9,000円の節約になった」(68歳女性/総務・人事・事務)

「ジムに行かなくても体は鍛えられる。浮いた分を自宅で使用するトレーニング器具に充てられた」(42歳男性/その他)

「スポーツジム。普段の散歩や家でのストレッチで充分」(65歳男性/その他)

健康のためにジムに通うのは良いことですが、ただかけている費用に見合うサービスや効果が得られているかどうかは検討する余地ありです。

最近は、低価格で通えるジムが増えつつありますので、そちらに乗り換えるもよし。あるいは、わざわざジムに通わなくても自分でウォーキングするなどお金をかけずに運動することは十分可能でしょう。

第6位:キャリアのスマホ通信費・・・9票

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「大手キャリアの携帯代。同じ機能で格安スマホだと半額以下になった」(49歳女性/総務・人事・事務)

「格安スマホに変えて、大手をやめたら安くなりました」(41歳女性/主婦)

携帯のプラン変更は、場合によっては一回線につき毎月数千円の節約効果が得られるチャンス。家族で一斉に変更すれば五桁の節約も夢ではありません。

ちなみに、筆者も昨年末に三大キャリアのひとつから格安SIMに変更。もう数年前から変えよう変えようと思いつつ、「手続きが面倒そう」「安いと通信の質が不安」などと言い訳をして先延ばしをしていたのですが、手続きは拍子抜けするほど簡単でしたし、通信の質も今のところ全く問題なし。「何でもっと早く変更しなかったんだ!」とズボラな自分を叱りたいくらいです。

第5位:ウォーターサーバー利用費・・・10票

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「ウォーターサーバー。使用することが少ないのにそのまま放置していた」(64歳男性/その他)

「ウォーターサーバー。スーパーやドラッグストアでミネラルウォーターを安価に購入できるので」(60歳女性/総務・人事・事務)

「ウォーターサーバー。交換がいちいち重くて大変すぎた」(39歳男性/営業・販売)

おいしくて安全性の高い水が飲めるとされるウォーターサーバーですが、ペットボトルのミネラルウォーターを購入するほうが安上がりとの声も。その他、スーパーなどで無料または格安で提供されている給水サービスを利用する手もありますよね。

また、ウォーターサーバーのなかにはメンテナンスに手間がかかるものもあり、そういう点でもあまりコスパはよいとはいえないかもしれません。

第4位:新聞費・・・11票

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「新聞代。紙の新聞を読まず、ネットで電子版を見ているから。新聞代が値上がりしたので、とても節約になりました」(67歳男性/総務・人事・事務)

「新聞を解約し、経済、金融関係のニュースをネットサーフィンするようにした。紙の新聞は割高なうえネットのほうが情報が早い」(60歳男性/その他)

「紙の新聞。新聞紙、チラシの整理が面倒だったが、電子新聞にすることでその手間がなくなり、さらに料金も削減できた」(67歳男性/その他)

かつては貴重な情報源だった紙の新聞。ところが、今日ではニュースはいくらでもネットで読めるので、わざわざ毎朝ポストに届けてもらう意義は乏しくなっているかもしれません。それに、紙の新聞は日々溜まっていくので整理やゴミ出しなど地味に面倒ですよね。

第3位:生命保険、共済の掛金・・・15票

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「生命保険料。自分のライフプランを見直してみるとかなり安くなることもある。競争の激しい業界だから年々新しい商品が出ているという話を聞き、古い保険を解約して新しい保険にしたところ、内容をグレードアップしながら保険料を抑えるという一挙両得のメリットがあった」(66歳男性/その他)

「保険。共済に掛け替えたらだいぶ安くなった」(47歳女性/主婦)

「生命保険。保険外交員に勧められて入ったが、解約によりかなりの金額が毎月浮くようになった」(34歳女性/総務・人事・事務)

いざというときのための保険ですが、それって本当に必要!? 保険料として毎月、一定額を払うのではなく、いっそのこと解約してその分をプールしておくというのもひとつの考え方。あるいは、コメントにもあるように、今の契約内容よりも保険料が安くかつ保障が手厚いおいしいサービスが存在するかもしれません。

いずれにせよ、「何となく安心」と思考停止するのではなく、よりお得な手段はないかと情報収集する必要がありそうですね。

第2位:固定電話費・・・17票

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「固定電話。携帯電話を持つようになったら不要。固定電話からかけることは一切しなかったし、かかってくるのは営業のみ。解約してストレスもなくなった」(62歳女性/主婦)

「固定電話。ほぼ使わないのにずーっと支払い続けていた。いざというときには固定電話もあるといいといわれてきましたが、そのいざというときのために支払うには、かなりのコストがかかっていたので」(44歳男性/コンピューター関連技術職)

連絡手段といえば専らスマホなのに、何となく固定の電話回線を契約したままにしてしまっている……という家庭は少なくないのではないでしょうか。基本料金の支払だけでも1年で合算するとけっこうな額に。仕事などで必要な場合はさておき、単なる自宅のオブジェと化している固定電話のための料金としてはもったいない出費な気がしますよね。

第1位:有料動画配信サービス費・・・33票

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「有料動画配信サービス。見たいものがあるときしか見ないから。見たいものがあるときだけ契約している」(48歳男性/コンピューター関連以外の技術職)

「有料動画配信サービス。キャンペーンで契約したままだったのでお金の無駄だと思い解約。その分貯金にまわせたのでよかったです」(51歳男性/営業・販売)

「有料動画配信サービス。動画の種類が多いが本当に見たいのはあまりない」(64歳女性/主婦)

「テレビ有料放送。見る時間もなかったので解約して正解」(66歳男性/その他)

「有料動画配信サービス。無料版は広告が入ってイライラしたので有料にしたんですが、結局、広告を我慢すればいいやと思って。月に1,000円ちょいとはいえ、その分、節約になるほうがよい」(55歳女性/主婦)

月額数百円ほどで見たい動画が見放題!……というと、ワクワク感がありますが、、いざ入会してみると、見たい動画が意外となかったり、視聴する時間がとれなかったり。「実はこれって損じゃね?」と気づいてしまう人が続々。

本当に自分が見たいコンテンツを都度、購入するほうが節約効果あり。しかも、さして興味のない動画をダラダラ見続ける時間的ロスを減らし精神的充足感も高まるなど、メリットが多いといえそうです。

その他、こんな固定費もカットして正解!

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「スマホの壊れた時の補償。故障することがなく、故障しても新品と交換してくれる訳ではないため、思い切ってやめた」(50歳女性/主婦)

「自宅のWi-Fi。いっぱい使う人なら必要かもしれませんが、うちではもったいない。スマホだけで十分です」(67歳男性/その他)

「効果が定かではないサプリメントの定期配達。あまり効果のないビタミン剤のために毎月支払うのはお金の無駄と理解した」(63歳男性/その他)

ほかにもまだまだ削れる固定費はあるかもしれませんね。

 

固定費の見直しは、自分にとって本当に必要なサービスは何かという生活スタイルの見直しでもあります。今回ご紹介したコメントをぜひご参考にしてみてくださいね。

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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