固定電話を解約した人の割合は?
nullまず、20歳以上の男女499人を対象に、固定電話の解約状況について尋ねたところ、以下のようなデータが得られました。
「以前は固定電話があったが今は解約している」・・・115票(23.0%)
「上記にあてはまらない」・・・384票(77.0%)
今回のアンケートによれば、もともと固定電話を契約していたが今は解約済みという人は、およそ4人に1人とのこと。現在、スマホの世帯保有率自体は9割を超えているといわれていますが、それだけスマホが普及しても、固定電話の解約にはなかなか踏み切れない人もいるようです。
固定電話を解約して後悔したことは?
null続いて、固定電話を既に解約したと回答した115人に、“解約して後悔したこと、解約によるデメリット”について尋ねてみました。
第1位:特にない・・・67票
今回のアンケートでは、携帯電話を解約した人の6割近くが、「解約して後悔したことは特にない」と回答!
「今はスマホだけで用が足りているので、デメリットと思うことはない」(65歳男性/その他)
「解約して後悔したことはない。逆に携帯電話と併用するメリットが見当たらない。費用的にも無駄でしかない」(60歳男性/その他)
「デメリットだと思う点は全くない。昔よくあったセールス電話やイタ電も携帯だと全くないし、あったとしても無視できる」(55歳女性/主婦)
固定電話を解約することで、節約できたり、勧誘など不要な着信に煩わされなくなったりなど、まさしくいいことづくめと感じている人が多いようです。
第2位:古くからの知人と疎遠になる・・・15票
「中学、高校の同窓会の連絡先が固定電話だったが、同級生とも会わなくなり、連絡が取れなくなってしまった」(46歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「携帯電話の番号を教えていない昔の友達から電話がかかってきているのではないかと不安になること」(53歳男性/その他)
「たまにかけてくる親族の方、特に携帯の電話番号を伝えていなかった人達には、迷惑をかけた」(29歳女性/学生・フリーター)
“固定電話を解約して後悔したこと”として最も多かったのは、固定電話の番号しか知らない人との連絡が取りづらくなること。知人ひとりひとりにコンタクトをとるのは面倒ではありますが、音信不通になっては困る相手には、解約前にきちんと連絡先の変更をお伝えしなければなりませんね。
第3位:社会的信用が落ちる・・・8票
「だいぶ前は、賃貸など契約するには固定電話番号が必要なことがあった」(41歳女性/主婦)
「今はありませんが、以前、携帯だけだと、ちゃんとした人間とみられなかった経験があります」(58歳男性/その他)
「金融会社の審査時に固定電話を指定されたことが昔ありましたが、その時は困りました」(49歳男性/その他)
固定電話がないために、社会的に信用されずに不利益をこうむったことがあるという声もちらほら。ただ、この点に関しては、現在ではかなり状況が異なってきています。むしろ今は申し込み用紙の記入時などに「確実に連絡がとれるように携帯の番号をお願いします!」と先方が固定電話よりも携帯を希望することがあるほどですよね。
第4位:緊急時につながらない・・・4票
「もしものために必要かなと思う」(38歳女性/総務・人事・事務)
「緊急時にはスマホだと繋がりにくくなるので、固定電話はそういうときのために、あったほうが良いと携帯ショップで言われた」(49歳女性/その他)
たしかに、いざというときには固定電話があるほうが安心。ただ、その万が一に備えて固定電話をずっとキープするメリットがどれくらいあるかというと、なかなか微妙な気もします。
その他、こんな声も…
「固定電話の方が家のどこにいても気づきやすかったと思います」(28歳女性/その他)
「問い合わせで電話をかけると固定電話からなら無料でかけられるものも、携帯からだとかなりお金がかかってしまうこと。それ以外では解約して正解だと思う」(52歳女性/主婦)
「ファックスが使えなくなった」(66歳男性/その他)
ちなみに、ファックスに関しては、送信だけであればコンビニから簡単に行うことが可能です。その他のデメリットも“敢えて挙げるとすれば”という程度であり、「しまった、固定電話を解約するんじゃなかった!」と激しく後悔するレベルではなさそうです。
以上、“固定電話を解約して後悔したこと”をご紹介しました。「正直これ要らないのでは?」と思いつつも、解約することに対する漠然とした不安がある人はぜひご参考にしてみてくださいね。
成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。