トイレにタオルを置くのをやめた人の割合は?
nullまず、「自宅のトイレにお手拭きタオルはありますか?」と質問し、3つの選択肢を提示したところ、結果は以下のように分かれました。
「以前あったが今はない」・・・29票(9.8%)
「今もある」・・・210票(70.9%)
「ずっとない」・・・57票(19.3%)
トイレにお手拭きタオルを置いている家庭は約7割。他方、置くのをやめた家庭は1割弱とのことです。ちなみに、筆者宅は「以前あったが今はない」に該当します。そういう家庭が今はもう少し増えているのかと思いきや、意外と少数派だということにちょっと驚いてしまいました。
「トイレのお手拭きタオルをやめた理由や代替手段は?」
null「以前はあったが今はない」と回答した29人に、お手拭きタオルをやめた理由や、代替手段について尋ねました。
こまめに交換するのが面倒だから
「交換するのがめんどくさいので、今は何も置いてない」(31歳男性/総務・人事・事務)
「トイレタオルの洗濯が面倒なので置くのをやめました」(45歳男性/その他)
お手拭きタオルをやめたシンプルな理由は、“メンテナンスが面倒だから”。手を拭いて湿ったタオルをそのまま放置するのは不衛生なので、こまめに取り替える必要がありますが、その作業が地味にしんどい……。家事の手間はなるべくスキップするに越したことはありませんよね。
衛生面が気になるから
「毎日取り替えてはいたものの、一人だけで使うものではないので、コロナ以来衛生面を考えてペーパータオルにしています」(68歳女性/主婦)
「不衛生なので来客のためにペーパータオルにした」(58歳女性/総務・人事・事務)
コロナ禍以降、共有や使いまわしはたとえ家族間でもあっても、抵抗があるという人が増えています。トイレのお手拭きタオルもまさにその一例。少々コストがかかっても、使い捨てのペーパータオルのほうが衛生的で安心ですね。
洗面所で手を洗うから
「トイレには何も置いていない。隣の洗面所で、各自のタオルを使う」(60歳女性/主婦)
「トイレを使ったあと、トイレ隣の洗面所で手を洗って、その場所のタオルを使う」(67歳男性/その他)
洗面所で手を洗うので、トイレにお手拭きタオルは不要との声も寄せられています。トイレと洗面所が離れていなければ、この方法もありかもしれません。
なお、筆者宅もこのパターン。個人的には、トイレのちょろちょろ水よりも、洗面台のほうがしっかり手洗いできる感があります。
その他、こんな理由や代替手段も…
「風水でよくないと言っていたので置かなくなりました」(41歳女性/主婦)
「トイレが狭く邪魔になるので撤去しました」(67歳男性/その他)
「トイレで手を洗うと水が飛び散って壁が汚れるから」(57歳女性/その他)
「トイレにタオルを置いても子どもが床に落としてしまう。今は各自のタオルで拭いている」(45歳男性/その他)
風水を気にする人や、なるべくトイレに物を置きたくない派など、家庭ごとに事情はさまざまなようです。
トイレのお手拭きタオルをやめて不便なことは?
null「以前はあったが今はない」と回答した29人に、お手拭きタオルをやめて不便なことがないか尋ねてみました。
多数派は「不便はなし」
「不便に感じることはなく、むしろ快適です」(60歳男性/その他)
「別にない。かえって衛生的になった気がする」(67歳男性/その他)
「洗面台がとなりなので不便は感じません」(57歳女性/その他)
29人中19人と、過半数が「特に不便はない」と回答。ちなみに、筆者宅では、備え付けのタオルハンガーを補充用のトイレットペーパーホルダーとして活用しています。本来の用途ではありませんが、なかなか便利ですよ。
敢えて不便な点を挙げるとしたら…
「ペーパータオルがなくなると補充が面倒」(58歳男性/営業・販売)
「一度安売りのペーパータオルを購入したところ使い心地が悪かった。それ以外は不便に感じたことはない」(68歳女性/総務・人事・事務)
「こぼれた水など拭きたいときがある」(64歳男性/コンピューター関連技術職)
「洗面台まで行くのがめんどくさいことがたまにある」(41歳女性/主婦)
「来客の際、いちいちこっちで手を洗ってねと声をかけないといけない」(45歳女性/その他)
お手拭きタオルをやめて不便なことがないわけではないですが、「敢えて挙げるとすれば!?」とひねり出したような回答がほとんど。基本的にはタオルをなくしたデメリットよりメリットの大きさのほうが上回るようです。
トイレ空間をどのようにコーディネートするかは家庭によりけり。トイレにお手拭きタオルを置くのをやめた人はまだ少数派のようですが、「ひょっとしてこれ不要かも?」などと感じている人は、今回のアンケートのコメントもぜひご参考にしてみてくださいね。
成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。