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貯金1,000万以上の人が「キッチンにため込まないもの」とは?どの家にもあるソレ!お金が貯まるヒントここにあり

ここ最近は物価上昇が続き、思うように貯金ができないという人が多いと思います。ですがこんな状況の中でも、着実に貯金を増やしている人も少なくありません。一体、どうしたらお金を上手に貯めることができるのでしょうか? 今回『kufura』では、貯金が1,000万円以上ある20〜60代の男女143人にアンケートを行い、「意識してキッチンにため込まないようにしているもの」を調査。貯金上手な人たちが実践している、日々の生活に隠されたお金を貯めるためのヒントをご紹介していきます。

カップ麺や冷凍食品など食品のため込みはいいことなし

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「カップラーメンや袋入りラーメン。何もないときのランチなどに重宝しますが、ため込み過ぎると、賞味期限が切れてムダになってしまうので、必要以上の数をキッチンに置かないようにしています」(63歳・男性/その他)

「生ものなど保存がきかないものは、冷蔵庫にため込まないようにしています。購入した食品はすぐに食べ切るようにして、廃棄などのムダをなくすことが、節約にもつながります」(51歳・男性/その他)

「食べものは、安いからといってたくさん買って家にストックしないようにしています。結局、賞味期限が切れてしまってムダになることも多いので、食べものはなくなったらその都度購入するようにしています」(55歳・女性/主婦)

「乾物類を必要以上にため込まないようにしています。収納スペースがパンパンだと、何があって何がないのかわからなくなりますが、スペースに余裕があると、一目で必要なものがわかるので、同じものを何個もムダに買わずにすみます」(62歳・女性/その他)

「冷凍食品をため込まないようにしています。家にたくさんストックがあると、ついつい食べ過ぎてしまうので、健康にも良くないし、買わなければお金も使わずにすみます」(60歳・女性/主婦)

「以前はペットボトル飲料を買い込んでいましたが、場所を取って邪魔だし、お金もかかるので、ペットボトル飲料を買わずに家でお茶を作るようにしたら節約になりました」(50歳・男性/その他)

食品をため込まないようにしている人が目立ちました。特売日などに食品をまとめて買って、必要以上にストックすると、結局賞味期限内に使い切れずに廃棄するハメに。また、ストックがあると、ついつい食べ過ぎてしまうという人も。収納スペースに余裕を持たせることで、一目で必要なものがわかるため、ムダな買い物が減ってお金も貯まるという人もいました。

使用頻度の低い調味料は賞味期限切れになる可能性が大

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「安いからといって、調味料を買ってたくさんストックしておくと、賞味期限が切れたりして、結局ムダになることが多いです。よく使う調味料のストックは1つか2つにとどめ、あまり使用しない調味料については、なくなってから買い足すようにしています」(62歳・女性/主婦)

「使う頻度の少ない調味料。あればあるほど場所を取るし、あまり使わないものだと賞味期限が切れて捨てることになってもったいないので、買わないようにしています」(39歳・女性/マスコミ・出版関係)

「ドレッシングは手作りしたほうが安いし、買わなければ冷蔵庫内の場所も取らずにすむので、市販のドレッシングをいろいろと買うのはやめました」(48歳・女性/主婦)

「食品についてくる小袋の調味料は、ためずにすぐに使うようにしています。これらを使うことで、調味料を買う頻度が減るので、節約にもなっていると思います」(55歳・女性/その他)

調味料をため込まないようにしているという人もたくさんいました。特に、使用頻度の少ない調味料については、賞味期限内に使い切れずに捨てることも多いので、なるべく買わないようにするのが得策の様子。ドレッシングなど自分で作れるものは手作りしたり、食品に付いてくる小袋の調味料をためずに上手く活用したりすることで、少しずつ節約することができるようです。

場所を取るだけでムダになりがちな食器類もため込みNG

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「食器類は数を決めて、必要最低限のものしかキッチンに置かないようにしています。そうすれば衝動買いをすることもないので、節約にもつながります」(48歳・男性/公務員)

「食器はいろいろと新しいものが欲しくなりますが、必要最低限の数で我慢。余計なものを買わないことが、やはりいちばんの節約になると思います」(46歳・女性/営業・販売)

「あまり使わない食器があると、キッチンの中で場所を取ってただ邪魔なだけなので、食器は必要以上にため込まないようにしています」(46歳・男性/コンピュータ関連技術職)

「お皿やカップは、一生使うつもりでお気に入りのものだけを1つずつ揃えています。食器類は場所をかなり取るので、衝動買いなどで買い足さないように気をつけています」(54歳・男性/その他)

「ビールのおまけでもらうグラスやジョッキ類。余計なものをため込まないようにすると、キッチンの収納スペースに空きができるので、わざわざ収納グッズを買い足さなくてすみます」(60歳・男性/営業・販売)

家にいくつあっても、また新しいものが欲しくなってしまう食器類。ただ、食器は場所を取るため多くなりすぎると邪魔だし、普段使う食器は意外に決まっているので、たくさんあっても棚の奥で眠ったままになるなんてことも。あらかじめ数を決めて、それ以上増やさないと決めておけば、衝動買いを防ぐことができるので、ムダな出費もなくなりそうです。

ゴミをため込まないようにすることも貯金につながる

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「キッチンの生ゴミは、ため込まずにその都度捨てるようにしています。こうすれば虫も寄ってこないので、殺虫剤などのグッズを買わなくてすみます」(48歳・男性/営業・販売)

「生ゴミです。シンクにためずにその都度捨てることで、水切りネットを買わなくてすむようになるので、その分の出費が減ります」(34歳・女性/会社経営・役員)

「ゴミをすぐに捨てるようにしています。こうすると清潔感のあるキッチンになって、余計なものをため込まなくなるので、ムダな買い物が減り、節約そして貯金にもつながります」(55歳・男性/営業・販売)

「キッチンの生ゴミを増やさないようにしようと思ったことで、食材をムダにしないようになり、上手に節約できるようになりました」(48歳・男性/コンピュータ関連技術職)

キッチンにゴミをため込まないようにしているという人もたくさんいました。これはだれもがやっていそうなことではありますが、ゴミをすぐに捨てるようにすることで、害虫が発生しにくくなるため、防虫剤などを買う必要がなくなります。また、ゴミを減らそうと意識することで、食材をムダにすることが減り、自然と節約や貯金にもつながるようです。

ほかにはこんなものもため込まないように注意!

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「保存用ビニール袋やラップなどをなるべく買わないようにしています。料理を大量に作って保存すると、やはり味が落ちてしまうので、その都度必要な分だけ料理を作るようにしたら、ムダな買い物も減りました」(68歳・女性/総務・人事・事務)

「ラップ類。家にストックがあると思うと、ムダにどんどん使ってしまいがちなので、買い込まないようにしています」(50歳・女性/主婦)

「コンビニなどでもらうスプーンや箸。これらをため込まないようにして、スペースを確保すれば、その分本当に必要なものをきちんとストックすることができるので、いろいろとムダをなくすことができます」(51歳・男性/営業・販売)

「鍋類。大は小を兼ねるので、数はそれほどいらないし、次々に買う必要もありません。一生ものとして長く使えるので、余計な鍋を買わずにすみます」(69歳・女性/その他)

「基本的に、キッチンには何もため込まないようにしています。必要なものをその都度買うようにすれば、ムダがないし、ストックするためのスペースも必要ありません」(30歳・女性/その他)

「使った食器はため込まずに、その都度洗うようにしています。すぐに洗ったほうが汚れが楽に落ちるので、洗剤や水の節約にもなります」(65歳・男性/その他)

貯金1,000万円以上ある人がキッチンにため込まないようにしているものは、ほかにもいろいろ。基本的には、必要なときにその都度買って、キッチンにものをため込まないようにするのが、ムダな出費を抑えて貯金を増やすコツのようです。なお、使った食器をため込まずにすぐに洗うようにするのも、実は節約につながるというのは、意外と盲点かもしれませんね。

いかがでしたか? チリも積もれば山となるということわざのとおり、日々の生活の中でちょっと意識をするだけで、お金も少しずつ貯まりやすくなる様子。ご紹介した皆さんの意見を参考に、お金の貯まりやすいキッチン作りを心がけてみてください。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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