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メルカリで「季節モノ」を売りまくる!ねらい目はシーズンが変わった「いま」!【#2】

エッセイストの国井律子です。私が日々の暮らしの中で、いかに無駄を省いていくかを体験を交えてみなさんにお伝えする連載「無駄のない暮らし」。

フリマサイト、やっている方も多いと思います。私はコロナ禍が始まると同時にスタート。家に居ざるをえなかったステイホームは、ジブンの荷物を見直す良きタイミングでした。

コロナ以前はサイズアウトした子ども服とか、生活パターンに合わなかった新しめの家電とか、「きっとメルカリで売れるんだろうなー」と思いつつ、端っこに寄せて収納を圧迫していました。「いつかやろう」とは思うのですが「壮大な物語」な気がして(笑)、何から手を付けていいかわからない。欲をかいて売ろうなんて思わずサッと捨てた方がずっとラクだなーなんて、後ろ向きなことを考えたりして。

「損して得取れ」じゃないけどコロナのおかげで!? いまやメルカリは私の「ライフワーク」となり、掃除や収納の整理ついでに「売れるかも!」というものを見つけては出品。毎朝、出勤中に発送しています。売り上げを使って年に数回ちょっと豪華な旅に行ったり、たまには夫婦だけでおいしいランチも楽しんでいます。今回はそんな話を……。

メルカリ、何が売れるの?

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やはりスグにサイズアウトしてしまう子ども関連のモノはよく売れますね。ブランド品の服はもちろん、保育園で着る服、スノーボードとか趣味のモノ、水着やプールなど季節モノ。絵本も需要があります。

あっという間に大きくなる子どもたち。1年に何度も使わないレジャー系アイテムは即売れ。

毎年6月後半から7月いっぱいまでは子どもの水遊び道具やお祭りで着る甚平、夫のサーフボードとかウエットスーツ、私のブランドモノのビーサンや夏服など飛ぶように売れます。水辺で使えるアクティブカメラの「GoPro」やそのアクセサリーも食いつきはいいです(笑)。

フリマサイトは「画像」が決め手。「ほしい!」と思わせるような商品画像をキチンと載せます。

あとは、大手和菓子メーカーの立派なスイーツも売れますよ。未開封、賞味期限内、常温保存の羊羹とかクッキーなど、「生もの」ではないお菓子です。先日夫が取引先からもらってきて、けっこうなボリュームで、そんな量はわが家では食べきれないから売りましょう。即売れでした。皆さんもどうぞ覚えておいてください。一流メーカーのお菓子は一瞬で「売れます」

ただし、食品の出品については細かな規約があるので、禁止出品物に該当しないかを事前にしっかり確認するようにしてくださいね。

わが家の「メルカリ専用棚」。整頓中に見つけた売れそうなモノはこちらへ。ちなみにこの棚は「売り上げ」金を使って購入。メルカリにまつわるオカネは財布から出さないマイルール。

私の不要物は誰かが要るモノ

使い古してテフロンが剥がれたティファール鍋セット。保育園からもらって、もう読まなくなった絵本(記名は塗りつぶして発送)。息子たちが兄弟で履き古したボロボロのアウトドア靴。イベントでもらったiPhoneケース。夫がどこかからもらってきた梅酒。長男の教科書も、おもに学期の始まりにうっかり捨ててしまったヒトが慌てて買ってくれます。季節ごとに家中の収納をチェックするといいと思います。

やはりブランド品はたとえ古くてもしっかりとした値段が付きますが、子どもの細々としたモノは安いですね。捨てずに済んだと思えば気がラクになります。でも、タダでもらったノベルティーが800円で売れてしまう。すごい世界だなーと思います。

ところで先日の友人との会話。彼女のダンナ様は絵画教室の先生をしています。「ゴミから作品を創る」というサスティナブルな制作準備をしていて、「うちの夫、このあいだ壊れたドライヤー、わざわざメルカリで買ってたよ。お金払って!」と、友人は大笑いしていました。壊れたモノも欲しい人がいるのですねー。

そうなんです。世の中にゴミなんてない!

長男のモノは次男に下がる。次男がたっぷり堪能したら手放す。そんなふうに使い倒したアイテムでもブランドモノなら値段が付きます。

売るコツは「季節」を気にかけること

やっと涼しくなり、秋の行楽シーズンに入りました。バックパックなどのアウトドアグッズ、キャンプ用品、トレッキングウエアやシューズなど。スノー系もボードとかウエアとかぼちぼちチェックされていますよ! 

お子さんのサイズアウトしたスノーウエアはありませんか? それから急に涼しくなったので、女性モノのブーツやコート、保育園用の長袖や長ズボンも売れやすいです。園服系は私はセット販売しています。長袖3枚888円、半ズボン4枚999円とか。でも「送料」には気をつけてくださいね。

宅配よりも送料が安い「ゆうパケットプラス」(全国一律で455円+箱代65円)。専用箱は郵便局で売られています。こちらもメルカリの売上金から購入。

フリマサイトは「送料」との戦い

セット売りして棚がスッキリするのはうれしいモノ。でも気をつけるべきは「送料」です。せっかく売っても送料がかかって儲けがゼロ! なんてことも……。

縦 31.2cm × 横 22.8cm × 厚さ 3cm、重さ1kg以内の荷物なら、らくらくメルカリ便の「ネコポス」でコンビニなどから210円で発送できます。でも「この厚み微妙~」と悩んでしまうモノは、郵便ポストに投函するだけの「ゆうパケットポスト」に変更(全国一律215円→規格に収まるサイズの箱はメルカリにたくさん出ています)。基本的にポストの口に入ればOK。

ちょっと前に新しく「ゆうパケットポストmini」も登場しましたね。長辺21.6cm×短辺17.8cm、重さ2kg以内のモノが、郵便局で販売している一枚20円の専用封筒に入れれば全国一律160円で送ることができます。CD、漫画、アクセサリーなどが適しています。箱と込みで180円か。……と、身を削る思いで送料のことばかり考えている私です(笑)。

また宛名を書いて切手を貼った「普通郵便」でも商品は送ることができますが、メルカリ専用の「メルカリ便」なら匿名配送&取引きが可能。しかも「保証」付きなので安心です。

梱包に必要な資材をひとまとめにしておくと、発送のとき便利です。

国井流メルカリ術「フリマサイトは夫婦で協力!」

息子たちが使っていたベビーカー、ベビーベッド、キックバイクなどの送料がかさむ大物は、ご近所さんと「直接取引」することもあります。

わが家の場合で言うなら、私は写真を撮ってサイトにUpしたり、購入者とやり取りをするヒト。夫はというと、手先が器用なので梱包したり、直接取引のヒトに渡すヒト。ふたりで協力し合えば夫婦の会話も増えますよ。「アレ売れたよ」「うっそー!」「じゃぁ今度コレ売ってみる?」とか、楽しみながらやっています。

カメラなどの電化製品は「動作確認」をしっかり。私は問題なく動いていることを撮影し、サイトに載せています。

国井流メルカリ術「相手とトラブル無くやりとりするには」

  • 文章と画像で丁寧に商品説明する
    →傷や汚れも写真を撮って説明。
  • サイズの詳細を掲載
  • 電化製品は事前に「動作確認」を
  • 値段を付ける前に必ずリサーチ
    →売値が安すぎるときは誰かにあげたり捨てたりした方がいい場合も。
  • 来たコメントには親切に返信
  • 梱包は丁寧に
  • 配送は保証が効く「メルカリ便」を利用
    →トラブルのときの心強い味方です。
  • 急いで欲しがっているヒトには売らない
    →私も経験アリですが「この日に欲しかったのにまだ届かない!」などクレームを言われることがある。急いでいる客はだいたい「クレーマー」だそう。そういう人に当たったら毅然とした態度で断った方が◎。
  • ジブンに非があるトラブルはしっかり謝罪して対応
    →「低評価」を付けられるのを避ける。
  • ジブンに非がないトラブルの場合「屈しない」「泣き寝入りしない」「スグ事務局に報告」
    →事務局は懇切丁寧に解決してくれますよ。
買い物で届いた宅配段ボールは大中小取り置きしましょう。こんなモノ絶対買わないで~(笑)。でもサイズの重複は場所を取るので厳選して。

国井流メルカリ術「値下げはしない」

メルカリを始めたころ戸惑ったのは、躊躇ない「値下げ交渉」でした。常に送料と戦っている女としては、ここで値切られたら利益がまったく出なくなる!

余談ですが大阪で12年暮らし、彼の地で営業職に就いていた夫にとっては、値下げ交渉なんて挨拶みたいなものだそうですが(笑)、そういう文化がない関東者にはけっこうショックでしたね……。

ということで「人は人、私は私」、そう、関東スタイルを貫くことに徹底しています。値下げ交渉が来ても即お断り。その代わり私が出品するのと同じ商品の価格リサーチを徹底的に。ほぼ底値で売るようにはしています。

ネットだと思って無礼な方もなかにはいますが、「マイペース」を貫くのもフリマサイトを長く続けられるコツだと思います。

国井流メルカリ術「メルカリの売上金は楽しみに使う!」

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日々整理整頓ついでに、ゆるゆるとやっているメルカリ。季節用品が動くときなど月に10万円近く売り上げがあることも。気づけばかなりの額が貯まっていて、売って得たオカネはちょこちょこ現金化して使っています。結婚記念のアクセサリーを夫婦で購入したり、お祝いディナーに行ったり、箱根の1泊20万円近くする露天風呂付きの宿にドーンと泊まったり。

また、わが家のメルカリ専用棚や、梱包資材(専用箱や梱包袋など)はすべて売上金で購入しています。お祝い事やメルカリに関係するモノにお財布は開かないというのも国井流。

昨年の私の誕生日&結婚11周年の旅は箱根の「玄」へ。
今年の記念日には河口湖にある「湖南荘」に行きました。
子どもたちが小学校や幼稚園に行っている平日、有休を取った夫とデートすることも。ふたりで協力した「売上金」でお腹いっぱい(笑)。

ぜひクローゼットをたまにチェックして、不要物や子どものサイズアウト品をかき集めて。時間があるとき撮影、スマホでシャシャッと出品してみてください。売るのも楽しいけど、不要物が手元からなくなるという快感がたまらなく気持ちいいですよー。売上金を使ったお楽しみも!

国井律子
国井律子

1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ(キャンピングカー所有)、自転車、サーフィン(ショートもロングも)、スノーボード、ファミリートレッキングなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納(整理収納アドバイザー1級資格取得)。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。直近は苦手な掃除をがんばっている。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。

https://ameblo.jp/kuniritsu/
https://www.instagram.com/ritsuko_kunii/

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