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「元の値段に戻って…!」と切に願うものは?止まらぬ物価高に男女648人から切実な声が

光熱費や食品など、あらゆるものの値上げが相次ぎ、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。そんな中、電気料金の請求書を見たり、スーパーに買い物に行ったりして、ふと、“あの頃はもっと安かったのに……”なんて思うこと、ありませんか?

そこで『kufura』では、20~50代の男女648人にアンケートを実施。「値上がり前の価格に戻ってほしい!と切実に願うもの」についてうかがってみました。共感しきりな回答が続々と聞かれました。

家計にダイレクトに響いて苦しい「水道光熱費」

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「本当に電気代が怖いです。 家族それぞれ別室で寝ているので、 エアコンを使用するのを控えていかなくては。やりくりが大変です……」(54歳女性/主婦)

「電気代です。IHクッキングヒーターで料理する時も煮込みは作らないようにしたり、エアコンもギリギリまで付けないなど大変だからです」(23歳女性/公務員)

「猫が2匹いるので、夏も冬も買い物などで外出するときもエアコンはつけっぱなし。加えて寂しくないようにテレビもつけっぱなしにしていく。特に夏の間は、エアコンは3カ月くらい24時間つけっぱなしになるから」(53歳女性/主婦)

「オール電化なので既に値上がりで、家計に与える負担がすごいことになっているので」(59歳男性/営業・販売)

「ガス代金。お風呂に使用するので、1カ月のガス代金が9,000円近くになるのでなるべく減らしたい」(45歳男性/その他)

「水道光熱費は生活に直結するので。子どもが小さいので使用を控えるわけにもいかず、困るので」(31歳女性/総務・人事・事務)

昨今、値上がりが続いている水道光熱費。これには本当に困るとの声が続出しました。日々の暮らしの中で使わないわけにもいかず、皆さんの苦悩が伝わってきます。さらにペットがいると、エアコンを入れっぱなしにしているご家庭も多いようで、大きな負担になりそう。

痛すぎる!食卓に必須の「卵・牛乳」もついに値上げ

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「卵は安価で良質なたんぱく質として重宝していたが、値上げで家計をかなり圧迫してきて以前より食べる数を減らさざるを得なくなっているので」(46歳男性/学生・フリーター)

「卵は毎日のように使うもので、いつもは3個使っているけど高いから2個にしよう……という感じで節約していますが、やはりボリュームや美味しさが違いますね」(41歳女性/総務・人事・事務)

「子どもが毎朝卵かけご飯を食べたい!と言い、主人の弁当のおかずにもスクランブルエッグや卵焼きを入れるとなると結構使う。どんどん高騰しているので困る」(27歳女性/主婦)

「牛乳は子供が好きで週に10本以上消費する為、家計への負担が大きいから」(37歳男性/その他)

「牛乳。1日に飲む量を減らしたのが、気にせずゴクゴク飲みたい」(51歳女性/その他)

以前kufuraで行った「冷蔵庫内で切らせたくない食材調査」でもダントツ1位だった卵の値上げダメージは大きく、使う数を減らすなどで対応しているよう。長年、物価の優等生だったお助け食材だけに、値上げの波を否応なく痛感した方も少なくないはず。また、子どもが牛乳をよく飲むというご家庭の場合、今さら我慢させるのも辛く感じてしまいますよね。

車で遠出しにくくなった「ガソリン代」

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「遠出がしたくても出来なく、近場で我慢してしまう」(56歳男性/その他)

「燃料費に関しては、食品のように安いお店を探したり、使わないという選択をすることが難しいから」(40歳男性/営業・販売)

「ド田舎に住んでいて仕事等で車が必須なので、ガソリン代が高いと本当に困ります。運転頻度を少なくしたので、遊びにも行けなくなり、ストレスがかなり溜まっています」(52歳女性/その他)

「以前は通勤手当で賄える金額だったが、現在は手当で賄えきれない月もあるから」(37歳男性/その他)

「高過ぎて車に乗っていません。車も手放す勢い」(48歳男性/デザイン関係)

ガソリン代も高騰していて、毎日車を使うという人には特に深刻な問題に。回答にもありましたが、移動に車が必要不可欠な地域もありますし、かなりの痛手といえそうです。中には、もう車を手放すかもという人までいました。

地味にツライ…料理のたびに使う「油・調味料」

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「食用油です。使用頻度が高いため、食費が上がってしまうからです」(33歳女性/その他)

「調味料は使う量自体は少ないものの、それがつもるところ、大きな負担になる」(23歳女性/営業・販売)

「マヨネーズ。行きつけのスーパーでは、値上げ前は税抜き150円。値上げ後は税抜き220円。70円の差は回数を重ねるたびに大きくなっていくと実感している。必需品であるため、できれば値上がり前の価格に戻ってほしいと願っている」(41歳男性/その他)

毎日の料理に欠かせないのが、食用油や調味料。近年、家で過ごすことも増え、自炊が増えるとおのずと使用頻度も高くなるもの。1回の料理で使う量は少ないとはいえ、“ちりも積もれば山となる”ですし、ばかになりませんよね。

小麦食品が高くて困る…「小麦粉、パン、麺」

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「自宅でパンを作っているのだが、強力粉の値段が上がってしまって前のようには作れなくなったので」(54歳女性/その他)

「パン好きなのだが、小麦粉の値上げにより、パンの値段がとんでもないことになっているから」(51歳女性/主婦)

「お昼に食べることが多い手軽でおいしいカップ麺が値上がり、何を食べればいいのかわからない」(57歳女性/主婦)

「カップラーメン。保存食や会議などの忙しい時に手軽に食べれられるのに200円超えはきつい」(47歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)

小麦粉の値上がりに伴い、以前より高くなってしまった小麦食品。パンやカップ麺などは、朝ごはんやランチなどに手軽に食べられて重宝ですが、気軽に買えない値段になってきていて辛いとの声が多く寄せられました。

日々の楽しみを奪わないで!「菓子、酒などの嗜好品」

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「私の至福のひとときである、お菓子タイムができなくなったから」(25歳女性/その他)

「お菓子は値段も高くなったけれど、量まで減っているし、悲しくなる」(52歳男性/その他)

「アイスやお菓子は、子どもが小遣いで買いにくくなっている」(50歳男性/公務員)

「清涼飲料水。しょっちゅう購入するので、値上がりを実感してしまう」(49歳女性/主婦)

「ビールや発泡酒。庶民の安らぎを奪わないでほしい」(43歳男性/企画・マーケティング)

「コーヒー飲料は、毎日飲んでいるので。缶コーヒーもペットボトル飲料も元の値段に戻ってほしい」(43歳男性/その他)

家事を頑張ったあとのお菓子、仕事終わりのお酒など、心を癒すための食べ物や飲み物は日常生活においてとっても大事なもの。これらを励みにしている人も少なくないでしょうし、高くなってしまってガッカリ……との回答が目立ちました。

こんなものも値上がってきつい!

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「近くのスーパーが安かった冷凍食品を大幅に値上げ。料理が苦手なので家計的にも助かっていたのに、食費に響くため買うのを諦めることが増えました」(32歳女性/学生・フリーター)

「マクドナルドのハンバーガー。安価で気軽に寄れる店だったが、値上げし過ぎで今までのように頻繁にいけなくなった」(55歳男性/研究・開発)

「スーパーのコロッケ。以前は3つ入りのパックが今は同じ値段で2つ入りになってしまった」(50歳男性/その他)

「キャットフードが基本的に値上がり傾向だが、健康を考えるとランクは落としたくないから」(38歳女性/主婦)

「好きな服が本当に買えなくなってきた。最近は中古を探している」(49歳女性/デザイン関係)

こんなにもあらゆるものが値上がりしているのだと、改めて感じさせられました。冷凍食品を買うのを諦める、ファーストフード店に行くのを控える、ユーズドの服を探すなど、皆さんの我慢や努力がひしひしと伝わります。

 

以上、「値上がり前の価格に戻ってほしいもの」について、お届けしました。

帝国データバンクの調査によると、今年の飲食料品の値上げ品数は、記録的な値上げラッシュだった昨年をすでに超えているとか……。その影響か、食料品のインフレを痛感する声が多く聞かれました。

ただ、食品の値上げは10月を最後に一旦ピークアウトすると想定されるそう。いつかは元の価格に戻ってほしいものですが、まずは値上げの波が少しでも落ち着き、ひとつでも我慢や買い控えが解消されてほしいと願ってやみません。

 

【参考】

「食品主要195社」価格改定動向調査ー2023年7月 帝国データバンク
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p230614.pdf

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