知ってる?レンタルとサブスクの違い
nullでは、「利用」するという点で共通しているレンタルとサブスク、一体どこが違うのでしょうか?
大きな違いは、レンタルが“利用量”に対して料金がかかるのに対し、サブスクは“利用期間”に対して料金が発生する点です。
たとえば、店頭でDVDを借りる場合、1枚につき○○円と枚数=利用量に応じて料金がかかりますが、動画配信系のサブスクサービスを利用した場合、月々固定額の支払いで見放題となります。
レンタカーは特定の車種を借りた日数に応じて利用料を支払いますが、サブスクでは、サービス内容によっては、期間中、最新車種に乗り替えることも可能なのです。
そこで、『kufura』編集部では、20~50代の男女500人を対象にアンケートを行い、みなさんのサブスク利用状況を調べてみました。
サブスク利用者はおよそ5人に1人
nullズバリ、「サブスクを利用していますか?」という質問の回答は、次の通りでした。
はい・・・108人
いいえ・・・387人
その他・・・5人
まだまだ利用していない人の方が多いのですが、500人中、およそ5人に1人がサブスクを利用していました。
「はい」と回答された方を年代別に見てみると、
20代・・・11人
30代・・・36人
40代・・・36人
50代・・・25人
幅広い世代のなかでも、とりわけ30〜40代の方の利用が多く見られました。それでは、具体的にどのようなサービスを利用しているのか見てみましょう。
ダントツNo.1は動画配信系サービス!
null「Amazonプライム。見逃した、またはもう一度見たかったテレビ番組を見られて満足している」(36歳/研究・開発)
「Netflix(ネットフリックス)。オリジナル作品が多い」(33歳/その他)
「dTV(ディーティービー)。ミュージックビデオやカラオケが充実していていろんな楽しみ方が出来る」(43歳/営業・販売)
「Hulu(フールー)、子供が喜ぶから」(38歳/総務・人事・事務)
「スカパー! たくさんの番組が見られる」(41歳/その他)
「dアニメストア。アニメが好きですがテレビを所有していないので、必須と言ってもいいサービスです」(36歳/その他)
サブスク利用者108人中、約73%にあたる79人が動画系サービスを利用していました。ダントツです!
「自分の観たい時間に見られるから」
「そこにしかない番組が多い」
「暇つぶしに困らない」
と理由もさまざま。スマホやタブレットなどに動画をダウンロードしておけば、オフライン再生が可能です。車や電車での子連れ移動の際など、ちょっと静かにしていてくれるとうれしいな、という時に活用しているというママもいました。
動画配信サービスでもっとも利用者の多かったのは「Amazonプライム」。年間プラン4,900円(税込)または月額プラン500円(税込)があり、プライム会員になると、対象商品のお急ぎ便、お届け日時指定便が無料で利用できる配送特典や、Prime Video、Prime Music、Amazon Photos、Prime Readingなど複数のデジタル特典が受けられます。そのため、Amazonプライムを利用している方からは、
「様々なサービスが受けられるのでお得に感じる」(34歳/その他)
「月額料金が安い、コスパが良い」(31歳/主婦)
「利用している中で一番納得が出来る、価格設定だと思います」(59歳/主婦)
「100円台のものでも送料無料なので、わざわざ外に出掛けなくても済む」
「ミネラルウォーターがプライム価格で購入でき、配送料無料。配送日時を指定できる」
とサービス内容やコスパ面で評価している声が多く聞かれました。とりわけ、配送サービスでの満足度が高いようです。
お気に入りの1曲が見つかるかも!? 音楽配信サービス
null続いて多かったのが音楽配信サービス。
「Spotify(スポティファイ)。好きな音楽だけじゃなくて、その曲の近しい曲もピックアップしてくれるので音楽を聴く時間が増えてよかった」(38歳/コンピュータ関連以外の技術職)
「Apple Musicを利用している。聴きたい曲など直ぐに聴くことができ、重宝している」(30歳/研究・開発)
「dヒッツ:聞きたい曲をだいたい網羅している」(34歳/総務・人事・事務)
通勤時間や家でも音楽を聴いているという方にとって「聞き放題」なのは魅力的なサービス。お気に入りのアーティストの最新曲などがすぐ楽しめるほか、自分がチェックした音楽の傾向から「おすすめ」の楽曲をピックアップしてくれるので、新しい音楽に出合えたりと、楽しみの幅も広がりますね。
何冊でもチラ見できる!雑誌サービス
null「dマガジンなど。ちょっと興味のある雑誌も気軽に読めるし、ちょっと読みたいだけの週刊誌の記事をチェックするなどにも役立つ」(47歳/総務・人事・事務)
「楽天マガジン。いつでも好きな雑誌を買わずに読める」(30歳/その他)
最新号が発売日に読めたり、バックナンバーが閲覧できたり、気になったページを保存できたりと、サービスや機能が充実している雑誌の読み放題サービス。こちらもデバイスにダウンロードしておけばオフラインで閲覧できます。
意外とかさばってしまう雑誌ですが、これなら手軽にいろいろな誌面を“はしご見”できちゃいますね。
まだあるサブスク利用例をご紹介
null上記のほかにも、さまざまなサブスク利用の声がありましたのでご紹介します。
・ゲーム
「ニンテンドースイッチのNintendo Switch Online。テトリスとかも出来るから」(42歳/その他)
「PlayStation plus。オンラインコンテンツなどを継続的に楽しめる」(29歳/公務員)
往年の人気タイトルが楽しめる、またはオンラインマルチプレイができるとあって、とくに男性から利用しているとの声が多く聞かれました。1カ月から契約できるサービスが多いので、たとえば、“夏休みの間だけ”といった使い方もできますね。
・ソフトウェア関連
「OneDriveという電子ファイルを格納するサービスを利用しています」(39歳/研究・開発)
「Adobe:Illustratorを使用している」(35歳/その他)
OneDriveは、マイクロソフト社が提供しているオンラインストレージサービスです。ドキュメントや写真、動画のデータをまとめて保存することができるので、データのバックアップ用などに便利ですね。大手ソフトウェア会社のアドビシステムズも、2011年からソフトのパッケージ販売をやめ、PhotoshopやIllustratorといった画像編集ツールを「Adobe Creative Cloud」としてサブスク化しました。
みなさんの利用実態をみてみると、動画や音楽など、個人あるいは家族で楽しめるコンテンツでの利用が目立ちました。家具や家電といった実用的なジャンルは、壊れてから検討しようとする方もいらっしゃるかもしれませんが、まだ買って「所有するもの」という意識が根強いのかもしれませんね。
いかがでしたか?
アンケートの回答で利用していると答えた方はいませんでしたが、車や家電、飲食店など、サブスクサービスを提供する業種はここ数年でほんとうに増えています。
サブスクは月額、あるいは年額で支払うため、「固定費の見直しがラク」という声もありました。確かに、バラバラと出費があるよりも管理しやすいかもしれません。
多くのサブスクは、スマホやPCから簡単に申し込め、「いらない」と思ったらいつでも解約できるのが特徴です。サービスが自分のニーズに見合っていなければ料金を支払うだけ損してしまうので、その点の見極めや「やめ時」が非常に大切ですが、サブスクを利用した方がこれまでより支出を抑えられるものがあるかもしれません。
一度、支出を見直してサブスク化を検討してみてはいかがでしょうか?