レンチンだけ!火は使いません
null今回ご紹介する「濃厚味噌つけ麺」のレシピは、蒸し麺を使ってレンジだけで作れるから、とにかく気楽。
猛暑の中、汗だくになって火を使う気力もない日、子どもがまとわりついてくる日、
自分の昼ごはんを後回しにしていたらいつの間にか15時——そんな日にもぴったりです。
わたし自身、気分に応じて小ねぎを散らしたり、ラー油を垂らしたり、
冷蔵庫にあればもやしやキムチを加えたりと、ちょっとしたアレンジで飽きずに楽しんでいます。
「手抜きなのに、ちゃんと美味しい」。
その感覚が、ひとり時間をちょっと特別にしてくれる気がします。
「濃厚味噌つけ麺」

【材料(1人分)】
- 焼きそば麺(蒸し麺)・・・1袋
- 豚こま肉・・・70g
- キャベツ・・・2〜3枚
- 茹で卵・・・1個
- ごま油・・・少々
- 塩胡椒・・・少々
【A】
- 味噌・・・大さじ1
- 白すりごま・・・大さじ1
- めんつゆ(2倍濃縮)・・・大さじ1
- 鶏がらスープの素・・・小さじ1/2
- 豆板醤・・・少々
- おろしにんにく・・・2cm
- 湯・・・200ml

耐熱ボウルで具材をレンチン。
【作り方】
(1)耐熱ボウルに豚こま肉・ざく切りキャベツ・ごま油・塩胡椒を入れてふんわりラップし、600Wで3分加熱する。加熱後は軽く混ぜておく。

麺はしっかりほぐす。
(2)焼きそば麺はラップをして600Wで1分加熱し、しっかりほぐしておく。

茹で卵をトッピング。
(3)器にAの調味料を入れて熱湯を注ぎ、よく混ぜる。(1)を汁ごと加え、茹で卵を添える。(2)の麺を器に盛り、スープを添えて完成。
栄養の豆知識
null産後や子育て期の女性は、鉄分・たんぱく質・ビタミンB群・葉酸などの栄養素が不足しやすい傾向にあります。
このレシピはレンジ調理で手軽に作れるにもかかわらず、豚肉による良質なたんぱく質とビタミンB1、キャベツからのビタミンCと食物繊維、茹で卵による鉄分とビタミンA、そして味噌とごまによるカルシウムやイソフラボンなど、日常的に不足しやすい栄養素を自然な形で補えるバランス構成になっています。
また、1人分ずつ作れる点も、食欲や体調に合わせやすく、自分を労わるランチとして有効です。
ひとこと
null気温35度超えの真夏日、外に出るだけで体力を削られるような日々。
そんな中で子どもの世話と家事をこなすだけでも、正直もう限界……。
だからこそ、「自分のために簡単でおいしいものを食べる」という行為が、リセットのスイッチになることもあります。
食事は、栄養だけじゃなく気持ちの支えにもなるもの。
誰かのためじゃない、私のためのランチ。
それを肯定できるレシピを、これからも増やしていけたらと思っています。

料理研究家・管理栄養士。栄養系の大学を卒業後、食品メーカーに就職。全国チェーンのレストランや量販店など、幅広い業態のメニュー開発を手がけた後、食品領域の広告プランナーとして勤務。忙しく働きながら自炊してきた経験と、管理栄養士の資格を生かして、料理研究家として独立。Instagramで紹介している“働く女性の為の簡単時短レシピ”が大好評。キッチンブランド「moai」もプロデュースする。2024年1児のママに。