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【1月のおすすめ献立】おこわ・グラタン・和菓子…余ったお餅のアレンジ3品!あーぴん先生の季節のご飯

ちょっと時間に余裕のある週末や、家族のお祝いごとがある日、季節の行事の日。旬の食材や行事のいわれを取り入れたご飯を作りたいけれど、いつも献立に迷ってしまう……。そんなママ・パパに向けて、料理家のあーぴん先生が、旬の食材を活かし、レシピもできるだけシンプルに工夫した3品献立を提案してくれる連載。

この時期のレシピは「おせちの残り物活用」が定番でしたが、最近は食べ切りおせちが主流ということもあり、今回は「お餅」を活用した3品をご紹介します。年末にたくさん買ったけど、切り餅が中途半端にあと2~3個残ってる……という人にぴったりの、おいしく食べ切るアイディアメニューです!

余ったお餅をちょっと新鮮なアレンジで!

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こんにちは。新年あけましておめでとうございます。栄養士の道添明子です。料理家「あーぴん」として、時短簡単・美味しい・お洒落な“みんなが笑顔になれる幸せごはん”の料理教室を主宰、簡単レシピを毎日SNSで発信しています。

お正月はおいしいお料理をたくさん召し上がりましたか? 1月は、お餅が残りがちというお話をよく聞きます。そこで今回は「お餅」をテーマに、切り餅を使ったおこわ、グラタン、さつま芋の和菓子の3品をご紹介します。

もち米代わりに使って「中華風おこわ」

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まず最初は切り餅を使って作れるおこわです。もち米がなくても切り餅を刻んで炊くことでモチモチのおこわになります。冷めてもおいしい中華風の味付けで。

炊飯器に入れる際にお米の上にお餅を入れてから具を入れてください。混ぜる際には、上の具を端に寄せてお米と餅を混ぜてから具を混ぜると良いです。

【材料】4人分(お米2合分)

・米 2合
・切り餅 2枚(50g×2枚)
・豚薄切り肉 100g
・にんじん 1/2本
・干し椎茸 3枚(水300mlで戻しおく)
・ゆでたけのこ 50g
・長ねぎ 1/2本(みじん切り)
・青ねぎ 2本(刻む)
・白いりごま 適量

<調味料1>
・干し椎茸の戻し汁 200ml
・しょうゆ・みりん 各小さじ2

<調味料2>
・しょうゆ・みりん・酒・オイスターソース・ごま油 各大さじ1
・鶏がらスープの素 小さじ2

【作り方】

(1)米は洗ってザルにあげておく。切り餅は1cm角の薄切りにする。豚肉は一口大にり、にんじんは3mm厚さのいちょう切り、ゆでたけのこは1cm角に切る。干し椎茸は細かく刻む。

(2)フライパンに豚肉、にんじん、たけのこ、干し椎茸と<調味料1>を入れてにんじんが柔らかくなるまで煮て、煮汁と具を分けておく。

(3)炊飯器の内釜に米を入れ、(2)の汁と残りの干し椎茸の戻し汁を合わせて入れ、<調味料2>を入れ、2合の目盛まで水を足し、切り餅を米の上にのせる。その上に具と長ねぎをのせて炊飯する。

(4)炊き上がりを全体に混ぜて器に盛り、青ねぎ、白ごまを散らす。

ホワイトソース不要!長いもとえびのふわモチグラタン

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季節の長いもを半分はすりおろしてソースに、残りは具にしたふわふわのグラタンです。

長いもはすりおろさずにポリ袋に入れて叩いても粒が残って食べ応えのある食感になります。長いもを触ると手が痒くなる方はこの方法もおすすめです。

ここでは冷凍えびを使いましたが、蟹やカニかま、ボイル帆立、シーフードミックスなど具材はお好みで。

【材料】(4人分)

・長いも 300g
・冷凍えび 150g
・塩こしょう 各少々
・切り餅 2枚(50g×2)

<グラタンソース>
・卵 1個
・マヨネーズ 大さじ2
・片栗粉 大さじ2
・顆粒コンソメ 小さじ1
・塩こしょう 各少々

<仕上げ>
・ピザ用チーズ 60g
・パセリ 適量(みじん切り)

【作り方】

(1)長いもは皮をむいて半分は1cmの輪切りにし、残り半分はすりおろす。えびは洗って塩こしょうで下味をつける。切り餅は1cm角の薄切りにする。

(2)ポリ袋に<グラタンソース>の材料を入れて、(1)のすりおろした長いもも加えてよく混ぜる。

(3)耐熱皿に長いもの輪切り、えび、切り餅を並べて(2)を入れて、上にピザ用チーズをのせる。

(4)オーブントースターで6〜7分(オーブンの場合は220℃で8〜10分)チーズがこんがり溶けて焼き色がつくまで焼く。仕上げにパセリを散らす。

レンジで簡単!さつまいもきな粉餅

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電子レンジで作る和菓子です。お餅は完全に柔らかくなるまで電子レンジで加熱してください。生地に砂糖を加えると柔らかく仕上がります。

今回はさつまいもと混ぜましたが、餅だけを柔らかくして餡子を包んで大福もできます。また、きな粉の代わりに「すり胡麻+砂糖」でもおいしく作れます。

【材料】直径5cmの餅6個分

・さつまいも 1本(正味200g)
・切り餅 2枚
・水 150ml

<調味料>
・砂糖 50g
・バター 15g(有塩)

<仕上げ>
・きな粉 大さじ3
・砂糖 大さじ3

【作り方】

(1)さつまいもは皮をむいて1cm角に切り、水にさらす。耐熱容器にさつまいもを入れてラップをかけ、電子レンジ(600W)で2分加熱、取り出して上下を返してさらに1分加熱する(竹串を刺してみて足りなければ30秒追加する)。

(2)別のボウルに切り餅と水を入れてラップして電子レンジで2分加熱、取り出して上下を返して、さらに1分加熱する。

(3)余った水を捨てて、<調味料>を加えてすりこぎや麺棒などで餅を突いて、(2)のさつまいもも加えて均一に混ぜ、好みの大きさに丸める(今回は6等分)。

(4)(3)に、<仕上げ>のきな粉と砂糖を混ぜたものをまぶす。

1月の旬の食材は?

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魚介類は蟹、えび、あんこうなど冬の魚介類がおいしくなります。氷が張った湖などではワカサギ釣りも楽しめます。

野菜は七草の大根、かぶをはじめ、白菜、春菊など、果物はみかんのほか、伊予柑、ポンカンなどの柑橘類がたくさん出回ります。

1月の行事

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三日とろろ

1月3日に長いもや自然薯を使った「とろろ」を食べる地方もあるようです。

「長く伸びるから縁起が良い」「松の内にとろろを食べると風邪をひかない」などのいわれがあります。滋養もある長いもを今回は洋風のグラタンにしました。

七草がゆ

7日には春の七草を加えた「七草がゆ」を食べます。五節句の最初の「人日の節句」と言われ、七草がゆを食べて無病息災、長寿を願います。

春の七草はセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。スズナはかぶ、スズシロは大根のことです。

鏡開き

11日は「鏡開き」で、お正月にお供えしていた鏡もちを食べます。「切る」のではなく「開く」といい、昔は木槌で叩いて食べやすくして、お汁粉などにして食べます。

 

冬の寒さも本番ですが、冬ならではの味覚も楽しめます。バランスよく食べて免疫力をアップし、寒い冬を乗り切っていきましょう。

道添明子(あーぴん)
道添明子(あーぴん)

栄養士、料理家。
日本女子大学食物学科卒業。大手食品会社にて新製品の企画開発などに携わる。その後企業向けの料理レシピ開発、シルバー大学や料理教室講師、企業の健康栄養セミナーなどで幅広く活躍。
「健康な体は毎日の食生活から」をモットーに、初心者でも作りやすいよう調理法を工夫し、素材を生かしたメニューを得意とする。各種SNSで日々レシピ情報を更新中。

https://lit.link/apinakikomichizoe

新刊『旬と野菜を愉しむあーぴんの絶品おかず』(宝島社)2023年9月13日発売!

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