ちょい足しで「ふわふわ・ふっくら」に
nullホットケーキといえば、やわらかなふわふわ感がたまらないですよね。ちょっと加えるだけでふわふわになる「ちょい足し」食材がたくさん集まりました。ただ生地に加えて混ぜるだけなのにふわふわになる理由は、実はそれぞれに化学反応が起きているから! それぞれ少しずつ食感が異なるので、いろいろ試してみてお気に入りを見つけるのも楽しそう。
【マヨネーズ】乳化した油や酢がグルテンに作用してふわふわに!
「マヨネーズを混ぜるとふわふわになる」(49歳/主婦)
「ホットケーキミックスの中に少しだけマヨネーズを入れて混ぜて焼くとふわふわの食感になっておいしいです」(47歳/主婦)
マヨネーズをちょい足しするとふわふわになるとの声がたくさん上がりました。ホットケーキの生地にマヨネーズを混ぜて焼くと、乳化された植物油や酢が、小麦粉と水を混ぜ合わせると形成されるグルテンの結びつきに作用し、生地がふくらみやすくなるそうです。
ちなみに、グルテンは小麦粉のタンパク質+水を混ぜ合わせることで形成されます。また、混ぜるほどにグルテンが増えるので、できるだけ軽く混ぜることでふんわりと仕上がります。
【ヨーグルト】炭酸ガス(二酸化炭素)が発生して生地がふくらむ!
「少しヨーグルトを加えるとふわっとする」(50歳/主婦)
「ホットケーキミックスに牛乳を減らしてヨーグルトを入れる。もっちりとふわふわになり、少しヨーグルトの酸味も残っていて美味しいです」(48歳/総務・人事・事務)
ヨーグルトを加えることで味わいがさっぱりとし、さらにふわふわにもなるというのが嬉しいところ。乳酸発酵によりヨーグルトに含まれる酸がベーキングパウダー(主成分の炭酸水素ナトリウム)と反応して二酸化炭素を発生させることで、加熱する前から二酸化炭素を発生させ、生地がよりふくらむそう 。
【とうふ】大豆の乳化作用でふわふわ、凝固作用でもちもちに
「絹ごしどうふをつぶして入れると、ふんわり焼ける」(52歳/主婦)
「とうふ入りのホットケーキ。牛乳が体質的に飲めないので、代わりに冷蔵庫にあった絹ごしどうふを入れてみました。ふわふわして美味しかったです」(52歳/その他)
とうふを加えることで、大豆レシチンの乳化作用によりグルテンの形成に影響を与え、固くなりにくいそう。 とうふに熱を加えることでとうふのたんぱく質と苦汁(塩化マグネシウム)とが化学反応を起こして固まる働きがさらに進んで、とうふの弾力が強まり、ふわふわ感だけではなく、もっちり感も増します。
【炭酸水】気泡がたくさんできて軽く、ふわふわに!
「炭酸水で溶かすとふくれる」(56歳/総務・人事・事務)
「炭酸水を加えるとふっくら焼き上がってすごく美味しいです」(50歳/総務・人事・事務)
炭酸水を加えることで、軽めにふわっと焼きあがるいう意見も。炭酸水が作用して生地内にできたたくさんの気泡を、グルテンが抱きかかえることでふくらむのだとか。
【メレンゲ】空気をたっぷり含んでふわふわ、しゅわしゅわに
「メレンゲをしっかり作り、低温でゆっくりと時間をかけて焼き上げるとフワシュワなホットケーキになる」(33歳/営業・販売)
「ホットケーキミックスに牛乳を入れる際、50ml程度少なくして、卵白で作ったメレンゲを加えてさっくり混ぜて焼く。ふわふわのホットケーキになります」(58歳/その他)
「卵の黄身と白身を分けて、メレンゲを作り混ぜ合わせる。お玉1杯分の生地をフライパンに。蒸し焼きにしてその上にまた生地をのせ蒸し焼き。計3回繰り返すとふわふわホットケーキ完成」(43歳/主婦)
「卵の白身を泡立ててホットケーキミックスと混ぜて焼く。ふわっとしておいしく食べられる」(52歳/主婦)
卵白に砂糖を加え、しっかりと泡立てたメレンゲを足すことで、生地がふわっとした仕上がりに。お口の中でしゅわっととろけます。生地を混ぜるときに泡をつぶさないようにするのがコツです。
その他にも!生地がふわふわになる食材
「ホットケーキにじゃがいもを少しすりおろして混ぜて焼くとふわふわになります」(52歳/その他)
「ホットケーキミックスにリコッタチーズを混ぜて焼くとふわふわ食感になる」(58歳/主婦)
「山芋を入れる。抹茶、チョコ、シナモンなどお菓子の材料を入れるとさらにおいしくなる」(53歳/主婦)
じゃがいもや山芋をすりおろして入れると弾力が加わり、生地がもちもち、ふわふわになるそう。新食感をぜひ試してみたいですね。
「コク」が増すちょい足し食材
null続いては、コクが増すちょい足し食材です。
【生クリーム】コクが増してクリーミーに!
「生クリームを混ぜて焼くとコクがアップして美味しい」(40歳/総務・人事・事務)
「生クリームを追加するとクリーミーになる!」(59歳/その他)
濃厚な生クリームを足すことで、クリーミーにマイルドに仕上がるという声が聞かれました。優しい甘さも広がりそうですね。
【ハチミツ】しっとり焼きあがる!
「生地にハチミツを入れ焼くとコクが増して美味しい」(35歳/その他)
生地にハチミツを入れることで、コクが増すうえ、しっとりとした食感のホットケーキに。こっくりとした美味しそうな色に焼き上がります。
基本の食材の「扱い方」にこだわる
null基本の食材だけで作っても、扱い方ひとつで美味しさに違いが出るようです。
「小麦粉をレンチンして使うとグルテンができずふわふわ」(42歳/主婦)
「ホットケーキミックスに入れる卵は常温くらいのものを使う。まろやかになって美味しい」(50歳/主婦)
ちょっとしたひと手間で仕上がりが変わるのがお菓子やパンの奥深さ。パンケーキの細部にこだわることで美味しく仕上げているようです。
「焼き方」にこだわると、見た目も食感も違う!
null続いては、焼き方にこだわる派の声をご紹介します。
「油をたくさんひいたフライパンで焼く。外側がカリッとなり美味しい」(32歳/営業・販売)
「テフロン加工のフライパンで中火で焼き始め、途中で濡れ布巾で冷まし、また弱火で、とすると焦げなく綺麗、中もふわふわ」(30歳/公務員)
「焼く時に蓋をし蒸し焼きにするとふわふわになります」(38歳/その他)
「見た目が綺麗だと美味しく感じるので焼き目にこだわります。ポイントは熱したフライパンを濡れふきんにのせることで一度温度を下げてからタネを焼くのがポイントです。焼き目にムラができずに綺麗な焼き目のパンケーキができます」(42歳/その他)
「普通に作るが、BRUNOのホットプレートの型を使って作ると、綺麗な形で作れる」(44歳/主婦)
「ミックスと他の材料を炊飯器に入れて混ぜて炊く」(43歳/その他)
低温や弱火、濡れふきんを使うなど焼き方も様々。フライパンの種類などによるところもあると思うので、自分の使っているものにしっくり合うやり方を研究したいですね。
好みの「具材」を生地に混ぜ込む
null続いて、生地に具材を混ぜ込むアイディアです。
「生地に粗く刻んだチョコレートを入れて焼く。たくさん入れるとチョコホットケーキの香ばしさが出て美味しい」(40歳/総務・人事・事務)
「青汁の粉を入れて薄く焼きチーズをのせて蒸す。おかず系のホットケーキになり美味しい」(51歳/その他)
「お餅入りホットケーキ。お餅に牛乳を入れて、チンしてお餅を柔らかくします。後はホットケーキミックス、卵と混ぜて焼けば、モチモチホットケーキの出来上がり。 満足感があって、美味しい」(51歳/主婦)
「紅茶のホットケーキ。紅茶と茶葉を入れるだけで高級感のあるホットケーキになります」(57歳/その他)
入れる具材によってスイーツ系からおかず系まで幅広く楽しめます。まだまだ開拓の余地がありそうですね!
フルーツやあんこも…「トッピング」を豪華に
nullおしまいは、焼きあがった後のトッピングです。和風も洋風も盛りだくさん!
「手のひら小ぐらいの大きさのものをたくさん焼いて、あんこや生クリームをサンドする」(48歳/総務・人事・事務)
「ホットプレートで焼いて、家族でパーティーします。生クリーム、フルーツ、アイス、チョコなど各自好きなものをトッピングして食べます」(40歳/その他)
「バターで焼いて、食べる時にバター、メープルシロップ、生クリームで食べる」(42歳/主婦)
「小さめに焼いて、一つずつ味変して食べられるように、生クリーム、チョコクリーム、チーズ、ハムなどそれぞれのせて食べると楽しめます」(50歳/主婦)
「バナナとチョコレートソース、生クリームをトッピングする」(49歳/主婦)
いかがでしたか? ちょい足しから、焼き方、トッピングまで様々な意見が集まりました。手軽にできるからこそ色々挑戦してみたいですね!
大学卒業後OLから25歳でアナウンサーへ転職。テレビ、