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ブロッコリーの茎の皮を「ヌバァっ!」とすると…ムダなくはがれて気持ちイイ!【ブロッコリー農家さんのココだけの話#6】

石川県白山市にあるブロッコリー農家『有限会社 安井ファーム』さんに、ブロッコリーのアレコレについて詳しく教えてもらう連載企画。 

今回は、安井ファームさんのTwitterでも話題沸騰の「ブロッコリーの茎」をムダなくキレイにむく方法について教えてもらいました。

ブロッコリーの皮だけ「ヌバァっ!」とむけてムダなし!

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こんにちは! 安井ファームのTwitterで情報を発信している「中の人」です。

みなさん、「ブロッコリーの茎」って普段どのように食べていますか? コリコリした茎は、メインの房とはまた違った食感でおいしいですよね。

茎の筋張った部分は硬いので、包丁などで削ぎ落としてからゆでている人も多いのではないでしょうか? ただ、包丁で削ぎ落とすと、切り過ぎて細くなっちゃってもったいない……。

そこで、そんなストレスを一気に解消する方法を伝授しちゃいます!

今回のターゲットは、こちらの斜線部分。

そう、茎のまわりの硬い部分のみ。可食部分をできるだけ残すために、こちらの皮だけをむくのです!

房を落とし、茎だけにしたら、縦半分にカット(縦半分に切るのは加熱後でもよいですが、加熱前の方が熱くないのでおすすめです)。茎を耐熱容器にのせ、ふんわりラップをして、600Wの電子レンジで1分半加熱してください。これはギリギリ皮がむける最短時間なので、茎の太さや硬さにより加熱時間は調整してくださいね。

電子レンジでチンしたら準備完了。熱いので火傷に注意して、茎の下部分からいざ皮をはがします!

その前に包丁などで切り込みを入れておくとはがしやすくなりますよ

「ヌバァっ!」と、茎の皮だけ気持ちよくむけました! このはがす感覚、一度やるとクセになります。

こうすると硬い皮だけはがせるので、茎の可食部分が多くなり、さらに気持ちよくはがれて一石二鳥! 火傷にだけは注意して、お子さんにお手伝いしてもらっても楽しんでもらえると思います。

kufuraのスタッフもやってみました!

農家イチオシの茎の食べ方は「酢じょうゆ」でさっぱり!

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さらに、うちの社長に教えてもらったのですが、はがした茎は「酢じょうゆ」で食べると最高です!

ブロッコリーは房よりも茎の方が甘味が強いので、さっぱり酢じょうゆが、これまたとっても合うんです。私は最近は酢じょうゆにハマってしまい、こればっかり食べています(笑)。

また、白だしやめんつゆにごま油を加えて、冷蔵室で3時間ほど漬けるのもおすすめですよ!

ちなみに、ブロッコリーはケールを祖先とする野菜で、葉はえぐみが強いため、葉を食べる場合はごま油で炒めてベーコンを加えたり、油で炒めるとおいしく食べられます。

時々ブロッコリーを包む込むように茎から伸びている太い枝のようなもの(葉っぱの根元)がありますが、こちらは繊維質であまり食べるのにはむいていません。もし枝を食べる場合は、細かく刻んで餃子の具に混ぜたり、ミキサーを使ってスムージーにしたりするといいですね。

いかがでしたか? kufura編集部でも「ヌバァっ!」を試してみたところ、気持ちよく皮をむくことができ、ハマる人が続出(笑)。この快感、ぜひ試してみてください!

次回は、農家さんイチオシ、ブロッコリーの手軽でおいしい食べ方を紹介します。

 

取材・文/岸綾香

【取材協力】

『有限会社 安井ファーム』

石川県白山市で2001年に創業。米農家を継いだ2代目安井善成が、ブロッコリーの栽培を始める。2019年よりブロッコリー農家が発信するTwitter@yasuifarmが話題になり、フォロワー数は45000人を突破中。写真はTwitterの中の人。

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