水を弾くブロッコリーは新鮮な証拠
nullこんにちは! 安井ファームのTwitterで情報を発信している「中の人」です。
みなさん、普段ブロッコリーをどうやって洗っていますか? 蕾がとっても細かいし、ちゃんと奥まで洗えているかしら? と、感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
お気づきのかたもいるかと思いますが、そう、ブロッコリーは水を弾くのです! 時々、“農薬が付いている証拠”などと、とんでもなく間違った取り上げ方をされることもありますが、これは「ワックスブルーム」と呼ばれる天然のロウ(蝋)成分。
ブロッコリーのご先祖様が地中海沿岸の過酷な環境に適応するために(特に乾燥から身を守るために)獲得した性質と考えられており、決して農薬によるものではないのでご安心を!
収穫から日が経ったブロッコリーほどブルームが薄くなるため、よく水を弾いたら、実はそれはとっても新鮮な“ナイスブロッコリー”の証拠なのです。
流水ではなく、ボウルの中でフリフリ洗うべし!
nullつまり、新鮮なブロッコリーほど水を弾くため、流水だけで隅々までキレイに洗うのは至難のワザなんです。そこでブロッコリー農家がオススメするのが、こちらの洗い方。
水を張ったボウルにブロッコリーの房を下にして突っ込み、軸を持って振り洗い。蕾の奥までたっぷりの水で洗うことができ、さらにフリフリすることで、洗濯機のような水流が生まれております!
もっと念入りに洗いたい人は「浸け置き」を
nullさらにもっと念入りに洗いたいという人は、房部分を下にして、水に浸けておくと汚れがより落ちやすくなります。
固定するのが難しい場合は、写真のようにブロッコリーと水を一緒にポリ袋に入れて、ボウルなどに立てておくといいですよ。大きいブロッコリーの場合は、輪ゴムで留めると簡単です。
ブロッコリー洗い、早速実践してみてください。それでは、今日もブロッと頑張りましょう!
以上、目からウロコのブロッコリーの洗い方でした。たっぷりの水でジャブジャブ洗われているブロッコリーは、なんだか見ているだけで気持ちよさそう(笑)。これからは振り洗いが定番になりそうですね!
次回は、ブロッコリーの茎の皮を簡単にむく方法をお伝えします。
取材・文/岸綾香
【取材協力】
『有限会社 安井ファーム』
石川県白山市で2001年に創業。米農家を継いだ2代目安井善成が、ブロッコリーの栽培を始める。2019年よりブロッコリー農家が発信するTwitter@yasuifarmが話題になり、フォロワー数は4万人を突破中。写真はTwitterの中の人。