コンロなどの加熱調理器を使う人はどのくらい?
null卓上でお鍋を囲む時、お供としてあると便利なのがカセットコンロなどの加熱調理器。使っている人はどのくらいでしょうか?
使う・・・64.5%(165人)
使わない・・・35.5%(91人)
今回のアンケートでは、半数以上の人が鍋料理の時に卓上の加熱調理器を使っていることがわかりました。「使わない」と回答した人の理由として目立ったのは次のような意見です。
「卓上コンロ等は用意と片付けが面倒」(36歳/総務・人事・事務)
「子どももいて危ないのでできるだけコンロは出したくない」(38歳/主婦)
「家庭ではコンロで作って、大きい器に全部分けてよそって食卓に並べる。公平で喧嘩にならない。更にコロナ禍では良い習慣だと思う」(54歳/主婦)
そもそも加熱調理器を持っていなかったり、小さなお子さんやペットのいるご家庭では、やけどを負わないよう安全性を重視して使用を控えている、という声が多く聞かれました。さらに、はじめから器に取り分けて食卓に出しているという方も。新型コロナウイルスの家庭内感染リスクを少しでも減らすためには有効的と言えそうですね。
この他に、使う鍋によっては加熱の必要がないからという人もいました。鍋の種類についてはのちほどご紹介するとして、まずは加熱調理器を使うことでのメリット・デメリットを見ていきましょう。
加熱調理器を使うメリット・デメリット
nullアンケートでは、大きくカセットコンロ派とIHヒーター派に分かれました。それぞれが感じるメリット・デメリットは次の通りです。
・カセットコンロ
「ガスコンロがあれば途中で食材を追加したり締めを食卓上で用意できるし、常にアツアツがいただけます」(35歳/総務・人事・事務)
「ガスコンロだと微妙な火加減でできるから」(42歳/主婦)
「ガス火の方が火力があっていいし、電磁調理器みたいな変な音がしなくていい反面、ガスの取り扱いに気をつけなければいけないのが面倒」(34歳/主婦)
「ガスを一々買うしかない」(41歳/主婦)
・IHヒーター
「卓上IHは、火事の心配もないので安心して使用する事ができます」(43歳/その他)
「IHヒーターなので、周りに置く調味料や、飲み物が熱くならず、IHヒーター上の食事だけ常に熱い状態で食べられる点がメリット。最後の掃除も拭き上げるだけでいい為手軽。デメリットは電気代がかかるくらいでしょうか」(35歳/営業・販売)
「卓上のIHヒーターは手入れが楽で便利だが、加熱の速度が遅いのがデメリット」(47歳/総務・人事・事務)
「IHヒーターだと熱々で食べられるし、ご馳走感が増して楽しいが、音がうるさくてテレビなどは一緒に見れない」(42歳/主婦)
「テーブルからコードをつなぐので転んだりしないように気をつけないといけないのは面倒」(44歳/主婦)
加熱調理器を使う最大のメリットは、最後までアツアツでいただけることと、途中で具材を追加したり、〆を作ったりと卓上調理ができること。お鍋をキッチンまで運んで作ってまた戻して……という手間が省けるのは楽ですよね。
カセットコンロは火力があってすぐ温められたり微妙な火加減ができる反面、掃除やガスボンベの管理といった後処理が面倒という声が多く聞かれました。IHヒーターは直火を使わないという点で安全性が高く、お手入れも手軽なのが高ポイント。しかし、加熱スピードがゆるやかだったり、音やコードが気になる……とのデメリットも聞かれました。
鍋料理の時に使っているお鍋は?
null続いて、鍋料理の時に使っているお鍋の種類を聞いてみました。
ダントツは「土鍋」で、半数近くの方が鍋料理の時は土鍋を使うと回答しました。土鍋だと雰囲気がでますよね。ステンレス鍋、電気鍋と続き、少数でしたがホーロー鍋やアルミ鍋を使うという方もいました。
それでは、それぞのお鍋ごとのメリット・デメリットを見てみましょう。
お鍋の種類ごとに見る、メリット・デメリット
null・土鍋
「土鍋は冷めにくいし、何となく具の味が染みて美味しい気がする」(50歳/主婦)
「土鍋は冷めにくいので卓上コンロ要らずなのはいいのですが、重いので毎回洗う時に大変だな……と思っています」(38歳/主婦)
「土鍋は見た目もいい。ただ普段は戸棚にしまってるので出すのが面倒くさい」(35歳/主婦)
・ステンレス鍋
「ステンレス鍋で冷めにくいのでガスコンロなど用意せずに温かいまま食べられる」(26歳/営業・販売)
「いつもと同じようなので慣れていて楽」(43歳/その他)
「ステンレス鍋では、“鍋を囲む”雰囲気が出ない。折角の鍋なので、土鍋のほうが雰囲気がでて良いが、重さもあるので手入れが大変なので使用していない」(32歳/主婦)
・電気鍋
「電気なのでガスくさくない。煮えた後はとろ火にして、ずっと熱々を食べられる」(55歳/主婦)
「温度調整が難しい」(41歳/主婦)
・アルミ鍋
「アルミ鍋はめちゃくちゃ軽いので持ち運びや取り扱いがしやすい」(36歳/その他)
「アルミの鍋は軽いから重宝してます」(40歳/その他)
「アルミ鍋はデメリットは段々剥げて来たときに下が焦げついてしばらく水をつけたのち洗うスタイルになるのが大変です」(31歳/主婦)
・ホーロー鍋
「鋳物ホーロー鍋で出すと、しばらくは冷めないのでよいと思います」(50歳/総務・人事・事務)
「ホーロー鍋は冷めにくいので、卓上コンロを使わずに済みますが、とても重たいのが悩みです」(43歳/主婦)
土鍋、ステンレス鍋、ホーロー鍋は保温性の高さが支持されました。キープ力があるため、加熱調理器いらずという人も。ただし、土鍋やホーロー鍋は鍋自体が重く、洗ったり収納したりの扱いが大変……と感じる人が多いようです。その点、アルミ鍋は軽く、普段使いしていることもあって取り扱いしやすいとの声が多数。加熱・保温ができる電気鍋もお手入れはしやすいようですが、微妙な温度調整がしづらいと感じる人が多いようです。
調理器具ごとにメリット・デメリットとそれぞれありましたが、「雰囲気がでる」「鍋がおいしく感じる」と感覚的なメリットが聞かれたのは土鍋だけ。焼き物特有の優しい風合いで、家族で鍋料理を囲むほっこりした場にぴったりなアイテムですよね。多くのご家庭で使われているのもわかる気がします。
以上、おうちの鍋スタイル調査の結果でした。あなたのおうちでは、どのようなスタイルで鍋料理を楽しんでいますか?