現地を旅した気分になる「台湾宴会」を楽しもう!
null月に1度、多い時は2〜3度ホムパをしているというツレヅレさん。時にはテーマを決めて「行った気になる旅宴会」を友人たちと楽しんでいるそう。
異国情緒溢れるメニューは、旅好きなツレヅレさんが現地で食べたり、教えてもらったりしたものなど。知らなかった食文化に出会うのも、旅の楽しみのひとつですよね。そんな旅の思い出を話しながら料理を出せば、まるで現地へ旅した気分も味わえるうえ、ゲストのみんなが「行ってみたい!」と言ってくれることが、ツレヅレさんは何よりうれしいそう。
今回は、『ツレヅレハナコのホムパにおいでよ!』(小学館)の中から、今ブームの「台湾」メニューを3点ご紹介します。
父親が台湾の高雄に住んでいた関係で、台湾には何度も足を運んでいたというツレヅレさん。現地の家庭で習ったレシピを日本人でも食べやすくアレンジしたメニューを教えてくれました。
ポリポリおいしい!八角が香る「根菜の紹興酒漬け」
null【材料】(作りやすい分量)
大根・・・10cm分
にんじん・・・1本
セロリ(茎)・・・1本分
[漬け汁]
紹興酒・黒酢・・・各1/2カップ
しょうゆ・・・1/4カップ
砂糖・・・大さじ2
八角・・・2個
唐辛子・・・1本
花椒・・・大さじ1
【作り方】
(1)大根、にんじん、セロリは、それぞれ8mm角の4cm長さの棒状に切る。
(2)鍋に漬け汁の材料を入れてひと煮立ちさせ、保存容器に入れる。粗熱が取れたら(1)の野菜を入れ、1時間以上漬ける。冷蔵庫で1週間保存が可能。
こちらは、ツレヅレさんが永遠に食べ続けられてしまうという、風味豊かな台湾のお漬物。大根やにんじんの替わりにきゅうりで作ってもおいしいそう。辛いのが好きな人は唐辛子を増やしてもOK。八角が華やかに香り、カリカリポリポリと食感も小気味よく、ヤミツキになりそうですね!
おつまみにも最高の麺料理「えびとニラのビーフン」
null【材料】(4人分)
むきえび・・・12尾
豚バラ薄切り肉・・・200g
ニラ・・・1束
長ねぎ・・・1本
ビーフン・・・150g
ごま油・・・大さじ1
[合わせ調味料]
しょうゆ・・・小さじ2
砂糖・ごま油・・・各小さじ1
塩・鶏ガラスープの素・・・各小さじ1/2
水・・・1カップ
【作り方】
(1)ビーフンはぬるま湯に3分ほど浸して硬めに戻す。豚肉は1cm幅、ニラは4cm長さに切る。長ねぎは斜め薄切りにする。合わせ調味料を合わせる。
(2)フライパンにごま油を熱し、豚肉を入れて色が変わるまで炒める。えび、長ねぎ、ニラ、ビーフン、合わせ調味料を加え、汁気がなくなるまで炒め合わせる。
こちらは、おつまみにもなる麺料理。ビールのお供にぴったりですね!
ピリ辛でジューシー!ガブッとかぶりつく「三杯鶏」
null【材料】(4人分)
鶏手羽先・・・12本
にんにく(薄切り)・・・2片分
しょうが(薄切り)・・・1片分
赤唐辛子(輪切り)・・・小さじ1
バジル・・・4茎
ごま油・・・大さじ1
[合わせ調味料]
紹興酒・・・大さじ3
しょうゆ・・・大さじ2
砂糖・・・大さじ1
【作り方】
(1)手羽先は関節に包丁の根元を当てて先を切り落とす。バジルは大きめにちぎる。合わせ調味料を合わせる。
(2)フライパンにごま油、にんにく、しょうが、赤唐辛子を入れて中火で熱し、香りが立ったら鶏肉を並べ入れて、両面を2分ずつ焼く。
(3)合わせ調味料を入れて水分がほとんどなくなるまで煮絡めたら、バジルを加えてひと混ぜして、火を止める。
骨なしの鶏もも肉で作ったり、あっさりと鶏むね肉で作ってもOK。かさ増しで5mmの厚さに切った厚揚げをプラスしてもおいしいですよ。台湾の家庭料理ではたっぷり入れるバジルが決め手だそう。
いかがでしたか? 今大人気の台湾に行った気分で、家飲みするのも最高ですね! 他にも、現地の料理上手なお母さんに教わったクミンが香るトルコ料理や、パンチの利いたタイ料理、日本酒が進む東北料理など、旅先で出会ったホムパにぴったりのメニューも、『ツレヅレハナコのホムパにおいでよ!』(小学館)には、たくさん載っています。ぜひテーマを決めて、おいしいお酒と共にプチトリップを楽しんでみてくださいね!
取材・文/岸綾香 撮影/福尾深雪
ツレヅレハナコ流、ホムパのコツをもっと知りたい人は……
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