キッチンでの「ふきん」の使用をやめた
null「使い捨てできるふきんを使うようになってから、洗ったり、漂白したりしなくて良くなったので、楽になりました」(54歳/主婦)
「ガスコンロをふきんで掃除していたが、ウェットティッシュで拭いて毎回捨てるようにしたら楽だった」(42歳/主婦)
「ふきんや雑巾を使わず、除菌シートを使うようになった。そのほうが清潔だと思うし楽です」(46歳/その他)
「食器をふきんで拭くこと。使い捨てペーパータオルを使うようにしたら、楽な上に衛生を保ちやすい」(22歳/学生・フリーター)
今回のアンケートでまず多かったのは、食卓や食器などの水気や汚れを拭きとるためのふきんの使用をやめたとの声。使い捨てアイテムを活用することによって、ふきんを洗濯したり除菌したりする手間から解放されます。衛生面のメリットもあるので、ふきんの使用に強くこだわる必要はないのかもしれません。
「キッチンの衛生管理」ではこれもやめてよかった!
null「食洗機を購入して洗い物をやめた。時短になったし手荒れもなくなったので片付けが楽になった」(29歳/公務員)
「シンクのスポンジ洗い。泡で流せるタイプの掃除グッズに替えたから」(50歳/会社経営・役員)
「ガスコンロの下の掃除をやめました。コンロの下に敷くアルミ素材の物を敷くようになって汚れたら捨てるので楽になりました」(55歳/総務・人事・事務)
「三角コーナーの使用をやめた。穴の開いた自立式のゴミ袋を使うようにしたら、流しの掃除も楽になり広々と使えるので大満足です」(48歳/主婦)
過去に実施した“キッチンから撤去してよかったもの”ランキングでも、常連の三角コーナー。キッチンの生ごみをためておくと、悪臭やぬめりの発生源ともなり、その対処に追われるのが苦痛だという人は多いのではないでしょうか。生ごみは、使い捨てのゴミ袋に捨てるか、あるいはチラシなどに包んで都度、捨てるほうがストレスが少ないのかもしれません。
「床の掃除」でこれをやめて正解!
null「雑巾掛けをクイックルワイパーのウェットタイプに変え、しゃがまずにするようになった。腰にやさしい」(48歳/主婦)
「床掃除の雑巾がけ。中古タオルがあれば使うけど、使い捨てのウエットシートがあるなら、ちょこちょこ掃除できるから、頻度アップできていい」(38歳/その他)
「クイックルワイパーでの掃除。ペーパーを取り替えるのが面倒くさかった。掃除機のほうが効率的」(47歳/その他)
「掃除機がけと拭き掃除をやめて、ロボット掃除機を導入。手の届かないベッド下などまで掃除できるようになり、子どものダニホコリアレルギーが楽になったので、導入して良かった」(43歳/その他)
「リビングの掃除機。ルンバに変えたおかげで、床に物を放置しなくなり、見栄えも良くなった」(48歳/研究・開発)
普通に生活しているだけで家の中にゴミや埃はたまるので、床掃除は日々欠かせない家事のひとつ。ただ、その労力や時間も、文明の利器を頼れば軽減することができます。
まず雑巾がけをするよりもワイパーを使うほうが便利。さらに、ロボット掃除機があれば、人間が家中を動き回って掃除機をかけなくても、外出している間にでも、勝手に床がきれいに! ロボット掃除機はお値段もそれなりにしますが、費用をかけるだけの価値はあるかもしれませんね。
「トイレ掃除」もここまで楽に!
null「毎週やってるトイレ掃除で、便器のブラシによるこすり洗いをやめました。トイレハイターをかけて流した方が手軽だし、殺菌もできて綺麗になる気がして。汚れがついた時は使い捨てのブラシを使います」(31歳/その他)
「トイレ掃除にクイックルワイパーを使うようにした。 毎回流せるので清潔で良い」(27歳/営業・販売)
「トイレの掃除は、ブルーレットを使うようになって、楽になった」(33歳/その他)
「トイレのマットや、便座カバーをなくした。こまめに交換、洗濯をするのが面倒だったので、解消されました。掃除のためにどかすこともなくなり、正解だったと思う」(36歳/主婦)
「トイレ用品を全部突っ張り棒にぶら下げたら床の掃除が楽になった」(57歳/主婦)
ゴシゴシこすらなくても水を流すだけで汚れが落ちる洗剤や、使い捨てのアイテムを活用することで、トイレ掃除もずいぶんと楽に。
また、トイレ内にはなるべく物を置かないのが正解ですが、マットも撤去候補のひとつ。マットに頼らず、汚れは都度、拭きとるほうが、床をきれいに保つことができ、洗濯の手間も減らせるなどメリット大です。
「浴室」の家事でやめたことは?
null「毎日のバスタブ洗い。スポンジゴシゴシをやめてスプレーしてほったらかして流すだけの洗剤使用にしたら、楽なのにツルツルでびっくり」(57歳/主婦)
「お風呂のカビスプレー。あまり効果も感じないし毎日掃除するので必要なかった」(50歳/主婦)
「お風呂の排水口の蓋をのけました。見た目より、掃除の数を減らしたかったので挑戦した結果、ストレスが溜まるような不便さもなく、良かったです」(43歳/主婦)
「シャンプーリンスの詰め替えボトルの使用。詰め替え忘れたときのめんどくささと、何度も使用して不衛生だった。都度新しい物を使うことで新しいシャンプーリンスを使う楽しさや、自分にあったものを見つけることができた。エコではないかもしれないがシャンプーリンスぐらいは楽しさを優先してもいいかという判断に」(30歳/企画・マーケティング)
浴室もトイレ同様、ゴシゴシこすり洗いをする必要のない洗剤などが掃除の時短に役立ち重宝します。
そして、風呂掃除で頭痛のタネといえばカビ。発生してしまってから対応に追われるのではなく、日々の掃除で水垢を残さないようにしたり、使用後に浴室をしっかり乾燥させたりなど、予防に力を入れるほうが効果的のようです。『kufura』の過去記事でもそのヒントをお伝えしているので、ぜひご参考にしてみてくださいね。
「洗濯物」を干したりたたんだりするのをやめた
null「洗濯したタオルを干すこと。ハンガーやピンチハンガーに吊るすと形が崩れるしゴワゴワになるが、乾燥機を買って乾燥させると形も崩れずふわふわになってストレスが減った」(37歳/その他)
「洗濯物の外干し。 室内で十分乾くし、傷まない。そして、干すのも取り込むのも楽」(40歳/主婦)
「裏返しに脱がれた家族の洗濯物を元に戻すこと。裏返しに脱ぐのをやめてくれと頼んでもやめないので、元に戻すのをやめて、裏返した本人にやらせるようにしたら、ストレスがなくなった」(58歳/主婦)
「洗濯ものをたたむこと。たたまずにかかっているところから取り出して使うと手間が省けて楽だった」(36歳/総務・人事・事務)
「アイロン。とても時間がかかって大変だったからクリーニングに出すようになった」(48歳/主婦)
「アイロン。カッターシャツをノーアイロンタイプに変更して、楽になりました」(51歳/営業・販売)
洗濯それ自体は洗濯機にお任せできて、それほど負担はありませんが、その後の干したりたたんだりという工程が地味に面倒。乾燥機を使ったり、ハンガーにかけたままにして“たたむ・収納する”という作業を省いたりすることで、その手間を大幅にカットできるようです。
また、シワになりにくい素材の衣類であれば、仕上げのアイロンに追われる必要もなし。こうした便利なアイテムはどんどん活用していきたいものですね。
「調理」でのこだわりをやめた
null「週末の作りおき。 時間がかかるし、そのとき食べたいものを簡単に作って食べた方が手間がかからないと思った」(28歳/パート・アルバイト)
「麦茶を煮出すこと。以前は1年中沸かしていたが、水出しのほうが楽」(57歳/主婦)
「朝ごはんのおかずを一品減らした。夫の体調によっては残される日があったため。メニューを考えなくてよくなったので楽になった」(41歳/公務員)
「今まで生野菜にこだわって買っていたが高騰により冷凍の野菜も使うようになった。意外と使い勝手が良いし健康面でも問題無かった」(30歳/その他)
調理に関しては、「こうしなければならない」という先入観が、負担を増大している面がかなりあるかもしれません。上記のコメント以外では、“手作りにこだわること”などもその一例。冷凍食品やスーパーの総菜も食卓にとりいれて、おいしく栄養バランスのとれた食生活を実現したいところです。
その他、あれもこれもやめて正解!
null「子ども服の修繕。縫っても縫ってもすぐにまた破れるし、ワンシーズンでサイズアウトすることも多いので、ある意味使い捨てと割り切ることにした」(42歳/主婦)
「ティッシュの箱を、ティッシュケースに入れるのをやめたら、面倒くさくなくて、ティッシュがいつ空になっても、ストレスがなくなった」 (43歳/主婦)
「エアコンの掃除。業者に頼むようになってから嫌な臭いがしなくなったしエアコンの効きもよくなりました」(49歳/総務・人事・事務)
「夫の靴の靴磨き。プロは高価ですが輝きが違います」(59歳/主婦)
「洗車。めんどいので洗車場へ」(37歳/企画・マーケティング)
何でも自分でやろうとするのではなく、時にはプロの力を借りるのもひとつの手。多少のお金がかかっても、そのほうが時間や労力がかからないだけでなく、仕上がりもよいなどお値段以上の満足を得られることも少なくないようです。
家事を簡略化したり、スキップしたりすることは、サボりでもズボラでもなく、むしろクリエイティブな発想力の賜だと筆者は思います。限られた時間を有効活用するためにも、今回ご紹介したアイディアもぜひ実践してみてはいかがでしょうか?
成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。