子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

黒カビになる前の対策がカギ!梅雨時期のお風呂掃除【ナチュラル洗剤で簡単「小そうじ」テクニック#15】

毎日少しずつ溜まっていく、ホコリや油汚れ。小まめに掃除しておけば……!と、年末の大掃除のたびに後悔している人も多いかもしれません。そこで、ナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさんに、その場所に適した簡単「小そうじ」術を教えてもらいました。

今回は、これからの季節、特に気になる「お風呂場のカビ」。お風呂の黒カビは、生えてからでは遅い! 大切なのは、黒カビになる前の予防と、少しでも早い対策です。

梅雨の時期はカビも元気に…

null

カビ発生の条件は、「温度・湿度・栄養」。梅雨の時期はカビにとってちょうどよい温度と湿度になりやすいので、成長スピードが早まるんです。

お風呂の掃除に使用するのは「重曹」と「酸素系漂白剤」。重曹はこすり洗いに、酸素系漂白剤は除菌を目的に使用します。

いわゆる「ピンクカビ」と呼ばれるヌメリはこすって落とすことができます。重曹をクレンザー代わりに直接振りかけて、ブラシでこすったらよく流します。

「泡が出るタイプの洗剤や石けんの成分が残っていると、それを栄養源としてまたカビが成長することに。使用した洗剤類はきちんと洗い流すことを意識しましょう」と、本橋さん(以下「」内 本橋さん)。

そして、黒いカビを発見したら、早めに酸素系漂白剤でパックします。

40℃くらいのお湯200mlに酸素系漂白剤小さじ1を加え、そこにキッチンペーパーを浸し、カビ部分に当ててパックします。30分ほど置いたら水でよく流して終了です。

「タイルの目地やパッキンの部分に黒い点々を見つけたときには、すでにその裏側でカビが菌糸を伸ばしている状態です。黒カビがしっかり生えてしまうと、もう塩素系の漂白剤を使用しないと落とすことができなくなります。

そうならないためには、まずは黒カビが生える条件を取り除くこと、そして生えてしまったらそれ以上広がらないよう対策し、強い洗剤を使わなくて済むよう予防していくことが必要です。

塩素系漂白剤を使用すると空気中に塩素が広がります。できるだけ吸い込みたくない成分ですから、どうしても使用するならスプレー式でなくチューブに入ったジェル状のものがおすすめです」

汚れてから掃除するのではなく、使うたびにリセットして汚れが蓄積しないようにする。お風呂場でも「小そうじ」のコツを心がけていきたいですね!

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載