“重曹+酢水スプレー”が大活躍!キッチンの油汚れの落とし方
nullキッチンにつきものの油汚れは、“重曹+酢水スプレー”で落としましょう。飛び散ってすぐの油汚れは次の手順で簡単に落とせます。
(1)重曹粉を油汚れにかけて指でなじませる
(2)油をからめとった重曹粉を布でふきとる
(3)酢を水で薄めた酢水をスプレーする
(4)水気を固く絞った布でふく
酢原液1を水で2~3倍に薄めた酢水は、重曹を使った掃除の仕上げに欠かせません。重曹で掃除した後に粉が白く残るのを、酢水をスプレーすれば中和作用で解消することができるのです。
時間が経った汚れには!重曹ペーストでキッチンの油汚れを落とす方法
null前項では、飛び散ってすぐの油汚れの落とし方をご紹介しましたが、時間が経って汚れがこびりついてしまったら、重曹ペースト活用しましょう。
(1)重曹ペーストを歯ブラシにつけて汚れをこすり落とす
(2)酢水をスプレーする
重曹ペーストは、重曹2、水1の割合で作ります。壁などに飛び散った油汚れが落ちにくい場合は、重曹ペーストとラップでパックをしてしばらく放置し、汚れをゆるめてからこすり落としましょう。
重曹と酢でキッチンの排水口のぬめり、悪臭をとる方法
null放置するとぬめりが出て、悪臭を発生することもある排水口。過去記事「重曹を使った掃除“お風呂場”編…カビも排水口の臭いも重曹で解消しよう!」でご紹介した同様の方法できれいにしましょう。
(1)重曹粉1カップを直接、排水口にふりかける
(2)電子レンジで人肌くらいに温めた酢200mlをかけ数分、発泡させる
(3)熱湯をかけて洗い流す
重曹に温めた酢を加えると、中和作用で強力に泡立ち、汚れをはがしとってくれます。また、日頃からこまめに排水口に重曹粉を振りかけておくと、ぬめりや悪臭の予防効果も。水で流せば排水管もきれいに保つことができますよ。
重曹で魚焼グリルの汚れを落とす方法
null油汚れやコゲがびっしりついて、使用後に洗うのが大変な魚焼グリルは、焼く前の一手間で汚れが落ちやすくなります。
その一手間とは、使用前にグリルの受け皿に重曹粉を敷き詰めておく、あるいは、重曹を振り、水を張っておくだけ。重曹の中和作用によって、使用後の汚れがスポンジで軽くこするだけで洗い流せるのです。
さらに、汚れが頑固な魚焼グリルの排気口は、“重曹ペーストのパック+酢水のスプレー”できれいすることができます。
重曹で電子レンジ庫内を掃除する方法
null毎日、使用するといっても過言ではない電子レンジ。庫内は薄暗くてわかりづらいけれど、いつの間にか汚れがびっしりこびりついていて、電子レンジの加熱作用を弱める原因にもなります。重曹水溶液で、定期的にお掃除しましょう。
(1)電子レンジで重曹水溶液を加熱して沸騰させる
電子レンジで使える耐熱容器に水100mlと重曹小さじ1を溶かし、沸騰するまでレンジで3~5分程度(電子レンジのW数などによって異なります)、加熱します。次の工程で、水蒸気をしっかり行き渡らせるために、耐熱容器は口が広く背の低いものがおすすめです。
(2)庫内を水蒸気で蒸らす
加熱後、すぐにドアを開けず、しばらくおいて水蒸気で蒸らします。
(3)ドアを開けて庫内をふく
電子レンジのドアが白く曇ったら、重曹入りの水蒸気が行き渡った合図なのでドアを開けます。
耐熱容器に残った重曹水溶液を布につけて水蒸気ごと庫内の汚れをふき落とし、最後に水気を固くしぼった布でふきましょう。
重曹でキッチンの換気扇をきれいにする方法
nullねっとり油汚れがこびりついた換気扇の掃除も重曹におまかせ!
(1)重曹水溶液をポリ袋に入れる
ぬるま湯2lに重曹大さじ8を溶かし、ポリ袋に入れます。
(2)換気扇のパーツを漬け込む
重曹水溶液に羽やカバーなど、換気扇の取り外し可能なパーツを漬け込むと、みるみるうちに油汚れが浮いてきます。
(3)スポンジで汚れを洗い流す
スポンジで汚れをこすり落として湯で洗い流し、最後に水気をかたくしぼった布でふけば、ドロドロだった換気扇がピカピカに!
ポリ袋を活用すれば、まわりを汚す心配もなくきれいにできるので、「やらなきゃ……」と思いつつ、つい換気扇の掃除を先延ばしにしている人はぜひトライしてみましょう。
キッチンは何と言っても食品を扱うところなので、掃除用品においても安全性が気になりますよね。その点、食用の重曹であれば、人間が口にしても大丈夫なくらいなので、まさにもってこい。中和作用で面白いほどスルスル汚れが落ちるので、ぜひキッチン掃除に重曹を活用してみましょう。
【監修】
岩尾明子・・・未来型ナチュラル生活研究家。博士(栄養学)。1998年に始まったインターネットサイト「地球に優しいお掃除」を運営する環境NGOクリーン・プラネット・プロジェクト代表。衣食住における楽で自然な最新の情報をテレビ、雑誌、ネットなど多方面で発信している。
【参考】