一番好きな弁当は「ラーメン」
null長女が中学受験をすると決め、塾通いが始まった日から、日々作り続けている弁当ですが、子ども達に「一番好きな弁当は?」と聞くと、2人とも声をそろえて「ラーメン!」という声。
ということで、最後にご紹介するレシピは、特にお気に入りだという「鶏だんごとぎっしりキャベツの塩ラーメン」となります。
以前ご紹介した味噌ラーメンと違い、スープも具も全て手作りですが、20分もかからず完成し、味も栄養もバッチリです。
それでは、さっそく作っていきましょう。
ちなみに、2位は豆乳の具沢山味噌汁、3位は素麺と焼きそばパン。次点は「卵サンド」。小学生には“わかりやすい”が強いですね。
【材料】(2人分)
<スープ(1人分 約300mL ×2)>
水 ・・・ 600ml
鶏ガラスープの素 ・・・小さじ2
塩 ・・・小さじ1/2〜1(最初は小さじ1/2でとどめ、味見で微調整)
うす口しょうゆ ・・・小さじ1
みりん ・・・小さじ1
生姜チューブ ・・・4cm
長ねぎの青い部分 ・・・10cm
昆布 2×4cm ・・・1枚
ゴマ油 ・・・小さじ1/2(仕上げ用)
<鶏だんご>
鶏むね(またはもも)ひき肉 ・・・200g
塩 ・・・小さじ1/4(ひとつまみ)
酒 ・・・小さじ1/2
片栗粉 ・・・小さじ2
生姜チューブ ・・・1cm分
長ねぎ(みじん切り) ・・・3cmほど
<具・麺>
キャベツ ・・・80g(ざく切り)
コーン ・・・40g(お好みで)
中華麺(生麺か、茹で麺) ・・・2玉
米油 ・・・小さじ1(麺のほぐし油)
・麺は市販のものを使いますが、お弁当では細麺が食べやすくおすすめです。太麺も美味しいのですが、食べる時に汁がはねやすく、娘曰く「テキストやプリントが大惨事になる」そうです。
・具はお好みであれこれ加えても大丈夫です。今回はコーンを加えましたが、「ゆで卵」や「メンマ」、「スナップエンドウ」や「もやし」、茹でた「ぶなしめじ」等も入れたりします。
【作り方】

(1)スープジャーを予熱する
スープジャーに熱湯を満たしてフタをし、保温・殺菌しておきます。
(2)麺をゆでる


麺は規程の時間で茹でます。茹で上がったら、直ぐに冷水でしっかり洗い、ぬめりを落とします。しっかり水気を切ったら米油小さじ1を絡めておきます。
この油が、麺をコーティングすることで適切な水分量をキープしてくれるので、食べるときも、美味しさが保たれます。
油をかけすぎると、食べた後に口の周りが油だらけになりますので、小さじ1までにします。
(3)スープを作る

鍋に水・鶏ガラ・塩(まずは小さじ1/2)・うす口醤油・みりん・生姜チューブ・ねぎの青い部分・昆布を全て入れ温めます。
ふつふつしたら弱めにして3〜4分。昆布・ねぎは取り出します。
余談ですが、ネギの青い部分は、冷凍でストックしておくと何かと便利ですよ。
(4)鶏だんごを作る


ボウルに鶏だんごの材料を全て入れ、よく混ぜ、スプーンで一口大にしてスープへ入れます。スープがふつふつと湧いている状態で、弱めの中火で3〜4分。鶏団子が浮いてきたら火入れはOK。
アクが出ますので軽く取ります。
鶏だんごに火が通ったら、ここで味を決めます。スープの味を見て、塩をごく少量ずつ足して“ちょい薄いかな?”位に整えます。
(5)キャベツを煮る

キャベツをスープに加え、“30〜60秒だけ”火を通して、取り出します。
食べる際、キャベツをジャーに移してからも余熱が入っていくので、甘みはそこで出ます。この工程では、煮崩れさせないよう汁に浸かってしんなりしたら、OKです。
ぶなしめじなど、他の具を入れる場合は、キャベツの前に入れて、火を通しておきましょう。
(6)麺と具を詰める

具に火が通ったら、弁当箱に麺と一緒に詰めておきます。食べる時には全てスープに入れてしまうので、具材の水気を切ったり……などは気にせず、どんどん詰めて大丈夫です。
写真だとわかりにくいですが、麺は菜箸で一口大ずつまとめてから詰めています。
お好みで、仕上げに白こしょうや煎り胡麻などを少々ふりかけるのもおすすめです。
(7)ジャーにスープを入れる

余熱用のジャーの湯を捨てたら、スープを再沸騰させます。熱々のスープを肩口まで注いだら、香り付けと保温の補助にゴマ油を少量入れ、すぐに蓋を閉めます。
スープの温度は90℃以上にしたいので、ぐらぐらと沸騰するまで温めるようにしてください。
以上で完成です!
食べるときは、麺と具を3〜4回に分けて入れながら、がおすすめです。
これで、本連載『テレワーク父さんの塾弁当』も今回でひと区切りです。ここまで読んでくださった皆さま、ありがとうございました。
連載前もレシピのメモは残していましたが、日々の忙しさのなか「なんとなく」で作っていた部分があったのも事実です。
連載の機会をいただき、何を考えて弁当を作っているのかを言語化するようになってから、弁当づくりが数段レベルアップした実感があります。読者の皆さま、編集部の皆さまに感謝しかありません。
最後に、受験に向かう娘たちの「塾弁当」の連載を通じて気がついたこと、整理ができたことをご紹介します。
「塾弁当」は“体調を整えるために”が最優先!
null言わずもがな、受験は一発勝負ですが、勉強は日々の積み重ねが全てです。そして、それを支えるのが健康な身体となります。ですので、食事作りでは体調を崩さないことを最優先に、衛生(高温充填・予熱/予冷・手順の固定)を徹底してきました。
そのうえで、これまでご紹介してきた「時短で作れて、味・栄養のバランスも気にする」という考えに加え、ここ最近で意識が定着したのが「体温・水分・塩分・たんぱく」の4つです。
1:体温(あたためる)
体温が低いと、朝の活動スタートまでに時間がかかる、集中まで時間がかかるなどの影響があるそう。また消化が鈍り、脳へのエネルギー供給が不安定になってパフォーマンスが落ちやすくなる、とも。睡眠の質にも関わってきますね。なので、体を冷やさないことを大切にしています。
塾弁当は温かい汁物を先にひと口(生姜もよく使います)飲んでから、主食を食べる、という順番を意識して組み立て。冷たい飲み物やアイスなどは、学校帰りや勉強後の“ご褒美タイム”に寄せるようにしています。
2:水分(うるおす)
水分が不足すると、血流・体温調整が乱れることから、頭痛やだるさにつながるそう。注意力や作業記憶が落ちるのは、避けたいところです。
対策として、お弁当には汁物を付けるようにしています。
また、学校には水筒をもたせ、塾にはペットボトルの水を持たせています。目安は学校の滞在で500ml、塾では弁当の水分と、300ml前後の水(塾では、モチベアップのためジュースもOKにしています)。のどが渇く前に“ちびちび”飲むように、伝えています。
3:塩分(ととのえる)
塩分が不足すると、立ちくらみや脚つりなどが起こりやすくなると言われています。体液の電解質バランスが崩れて、神経や筋機能が鈍ることが原因で、疲労感や頭痛、集中力の低下につながる、とも。
対策として、特に夏場など汗をかく日は、スープの塩分をやや濃い目にしたり、梅干しなども併用しました。冬も暖房で汗をかきがちなので、塩分は控えすぎないようにしています(ただし摂りすぎも禁物です)。
4:たんぱく質(修復する)
栄養素の中でも「たんぱく質の量」には、特に気を遣っています。不足すると、空腹を感じやすくなったり、疲れが抜けにくくなったりという影響があるそう。また筋肉や免疫細胞などの「材料」にもなるので、体力をキープしたり、集中力を保つためにもしっかり摂りたいところ。
たんぱく質や他の栄養素も、基本的には1日のトータルで考えていますが、塾弁当では「手のひら半分の量」を目安に“噛めるたんぱく”(鶏だんご・豚しゃぶ・厚揚げ・卵・豆)を入れるよう、意識しています。
麺の日は 他の栄養は諦めても、たんぱく質だけは必ず入れるようにしています。
そして「生活」は続く…
null長女が中学生になってから、毎朝5時に起きて朝食を作り、駅まで車で送迎しています。最近は学食がお気に入りで弁当の出番は減りましたが、ときどき「例のラーメンお願い」とリクエストがあると、スープジャーが久々に台所の主役に戻ります。
次女(小4)の受験はまだ先です。
ただ、年明け2月からは塾の5年生クラスが始まり、弁当当番はここから更に本格化します! 通塾は月10日だったのが14日に増えます(6年生になると20日以上に!)。
あの大変だった親子の総力戦がまた始まります。次女と妻と私の三人四脚、もつれて転ばないよう、長女も背中を支えてくれそうです。緊張も楽しみも、両方を抱えながら進んでいくことでしょう。
日々、忙しくて大変です。でも、いつか終わることもわかっています。その日のことを思うと嬉しさと寂しさが同時にやってくるので、結局は「今」をいい感じに大事に過ごす事だけを考えるようにしています。
早朝の道路、駅前ロータリーの見送り、夕方の送迎と夕食準備。小さなルーティンの積み重ねが、子どもたちの生活を静かに下支えしてくれるはずです。
塾弁のご紹介はここで一区切りとなりました。
明日も、朝の台所から。
生活は続いていきます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
IT関連の企業に勤めたり、個人事業を営んだりしているアラフィフです。妻と娘二人の四人で、東京のちょっと郊外にある府中市に在住。読書とお酒が大好きで、自室の大半は本とワインに占領されており、仕事はその隙間でしています。娘が二人とも中学受験をする事になり、妻と一緒に右往左往しています。
読書ブログをのんびり更新しています: https://note.com/semimaru/













