作るのは意外と簡単?「茶碗蒸し」が一番人気!
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今回一番人気だったのは「茶碗蒸し」でした。とはいえ本格的な茶碗蒸しを作る際は1から出汁をとり、卵や具材と合わせて蒸し器で蒸すといった工程が必要。しかし現代の茶碗蒸しの作り方は、かなりシンプルになっているようです。
「茶碗蒸し。外食した際に合うと感じたため家でもその献立にしています」(30歳/総務・人事・事務)
「ちらし寿司と茶碗蒸しは鉄板メニューです」(43歳/主婦)
「茶碗蒸し。どちらも和を感じられる食品同士なので、相性がいい」(29歳/その他)
「茶碗蒸し。顆粒だしとレンチンで手軽に作ります」(53歳/主婦)
「茶碗蒸し。松茸のお吸い物で簡単にできます」(53歳/総務・人事・事務)
現在は顆粒だしやお吸い物の素を使うことで手軽に味が決まり、蒸すのはレンチンでOKという作り方が定着。茶碗蒸しを作るハードルも大幅に下がり、人気メニューの仲間入りを果たしているようです。
“ハマグリのお吸い物”以外にも!バリエーションに富んだ「汁物」
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ひな祭りの食事といえば、ちらし寿司とともに定番なのが「ハマグリのお吸い物」。しかしハマグリは高価だからか、ほかの汁物を合わせるという人が多くいました。
「春雨スープ。ちらし寿司だけだとお腹が物足りないときに、汁だけじゃなくて、お腹を満たせるものが入っているから」(46歳/その他)
「豚汁。具だくさんの味噌味が食欲をそそる」(44歳/主婦)
「フカヒレスープ。意外と中華風のフカヒレスープがちらし寿司にぴったりよく合う」(45歳/その他)
「お出汁で食べる和風のポトフ。野菜不足解消にもいいです」(59歳/その他)
「けんちん汁。野菜が沢山摂れてバランスが良くなるから」(42歳/総務・人事・事務)
ちらし寿司だけだと不足しがちな野菜を汁物で補う。そういった発想のもと、具だくさんの汁物を一緒に出すという人が多くいました。そのバリエーションは豚汁やけんちん汁、ポトフ、春雨スープと国籍は問わず。ちなみに今回「ハマグリのお吸い物」の回答はまさかのゼロでした!
野菜不足もカバーするメニューも人気!
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野菜を補うメニューとしては汁物だけではなく、さまざまな野菜をつかったメニューの回答もたくさん寄せられています。その中でも一番人気はほうれん草などを出汁で味付けした「おひたし」でした。
「ほうれん草のおひたし。野菜があるので栄養的にもよいから」(57歳/その他)
「ほうれん草のお浸し。さっぱりとした味が口直しにいいと思うから」(43歳/主婦)
「ほうれん草のおひたし。茹でたほうれん草を白だしで味付けするだけ。さっぱりして美味しい」(33歳/弁護士)
「山菜のお浸しを添えると春感が増して良かった」(48歳/主婦)
おひたしに使う出汁も、今は市販の「白だし」を使えばかなり手軽に作ることが可能。便利な時代になりました。
そのほかこんな野菜の一品料理も!

「青菜の胡麻和え。ちらし寿司は野菜が不足しそうだから」(51歳/主婦)
「水菜とカニカマのサラダ」(42歳/その他)
「ポテトサラダ、または野菜サラダ。野菜も摂りたいから」(52歳/その他)
「きゅうりの浅漬け。きゅうりを切って、梅昆布茶の粉と和える」(27歳/コンピューター関連以外の技術職)
「もやしのナムル。レンチンしたもやしに、ごま油・塩コショウ。野菜も摂れるし、手間がかからない」(48歳/主婦)
「きゅうりとわかめのゴマ和え。きゅうり1本を上から半分に切り、さらに斜め細切りに。わかめをもどして、すりゴマとしょうゆで和えるだけです」(53歳/その他)
簡単で美味しそうな野菜の一品料理レシピを寄せてくれた人も! もしよければ参考にしてみてくださいね。
酢飯にベストマッチ!大人も子どもも大好物な「唐揚げ」
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ボリュームが欲しいという人に人気だったのが肉料理。今回さまざまなメニューの回答がありましたが、その中でも圧倒的に人気が高かったのは「唐揚げ」でした。大人はもちろん子どもにも好評で、お酒にもぴったり。ボリューム感もあるし冷めても美味しいなど、唐揚げはパーティーメニューとしても超優秀です。
「我が家は唐揚げ一択です」(50歳/総務・人事・事務)
「さっぱりとした酢飯にジューシーな唐揚げが意外と合います」(35歳/総務・人事・事務)
「鶏のから揚げ。ちらし寿司があっさりしているので」(53歳/総務・人事・事務)
多かったのは「さっぱりとしたちらし寿司に合う」という意見。ジューシーでボリュームのある唐揚げと、さっぱりとしたちらし寿司。交互に食べていると、さっぱりとこってりの無限ループに突入しそうです。
唐揚げ以外でちらし寿司に合うオススメ肉料理は?
「鶏肉の甘辛煮。甘辛く鶏肉を炊いてゴマを最後に和える」(26歳/その他)
「鶏の照り焼き。甘辛いのがおいしい」(57歳/主婦)
「焼き鳥。香ばしさが酢と合う」(40歳/その他)
今回、ちらし寿司に合う肉料理として、なぜか鶏料理が多く寄せられていました。豚肉や牛肉よりもさっぱりと食べることができ、しかもリーズナブル。そういった点が人気なのでしょうか?
そのほかこんなメニューもアリ!
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「鯖の味噌炒め。濃いめの味付けにした味噌炒めを、チラシ寿司なら乗せて食べる。味変で良い」(30歳/学生・フリーター)
「里芋と大根、ニンジンの煮物。優しく味をつけることで、ちらし寿司の酸味に合う献立ができます」(36歳/その他)
「サワラの味噌漬け焼き。何となく春を感じさせるから」(51歳/主婦)
「冷や奴。簡単でタンパク質も摂れてちらし寿司の邪魔にもならない」(44歳/主婦)
「ロールキャベツ。ちらし寿司のご飯ものとスープ代わりになるロールキャベツは合う」(59歳/主婦)
「ギョーザ。こってり味が合います」(34歳/総務・人事・事務)
もはや何でもアリ! そう考えるとちらし寿司はなんでも受け入れることができる、かなり懐が深いメニューといえそうです。
また一方で、ちらし寿司じたいも錦糸卵や干しシイタケの煮物、青野菜といった定番の具材はあるものの、基本的には自由でOK。エビや刺身、いくらなどをのせて海鮮重視にしてもいいし、ローストビーフを入れてボリュームを出しても美味しそうです。
好きな具材を楽しく盛り付けて、さらにみんなが喜ぶ自由なおかずをもう一品加える。そんなふうにカジュアルに楽しむのが令和のちらし寿司なのかもしれません。

東京都出身、千葉県在住。短大の春休みより某編集部のライター見習いになり、気が付いたら2022年にフリーライター歴25年を迎えていた。現在は雑誌『DIME』(小学館)、『LDK』(晋遊舎)などで取材・執筆を行うほか、『kufura』などWEB媒体にも携わる。
執筆ジャンルは、アウトドアや子育てなどさまざま。フードコーディネーターの資格も持つ。