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切実すぎる…「PTA」やって良かったこと、もう二度とやりたくないこと。経験者のリアルな声

新年度がスタートしますね。お子さんは進学したり進級したりと環境が変わる時期ですが、保護者にとっても変化が伴う時期。特にPTAの役員や係を決めるときは、ドキドキ、ハラハラしませんか?

今回『kufura』では、PTAの実態について調査しました。PTAを実際にやって「良かった」と思うことと、「もうやりたくない」と思うことを、小学生以上のお子さんを持つ女性100人に質問し、役員経験がある69人から回答を得ました。どんな意見が飛び出したのでしょうか?

やって良かったと思うこと

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1:子どもや学校の様子がわかる・先生との距離が縮まる

「子どもの普段の様子を見ることができた」(39歳/主婦)

「学校に行く機会が増え、自分の子どもの様子が見られたり先生に相談しやすくなった」(45歳/主婦)

「担任以外の進路指導緒担当の先生とも話す機会ができて、受験事情なども相談できてよかった。近所以外のママ友ができて、知り合いが増えた」(57歳/主婦)

「子どもがいじめにあったとき、先生にすぐ相談できた」(41歳/主婦)

学校に出入りする機会が多くなるため、授業参観などではない普段の子どもたちの様子が見られることが良かったという方も多くいました。また、先生たちとのやりとりも頻繁になり、顔を覚えてもらえることや、親しくなる機会もありますね。学校を深く知るチャンスでもあるようです。

2:ママ友や仲間ができた

「他の保護者との関わりが持てた」(41歳/その他)

「学校に行く機会が増え子どもの普段の様子がよりわかるようになり、役員仲間の友人もできた」(64歳/主婦)

「お話ししたことがなかったママ友との距離が縮まりました」(42歳/その他)

「学級委員をした時に、クラスのほとんどのお母さんと仲良くなれたことで、学校行事に行くのがさみしくなくなったこと」(43歳/主婦)

保育園や幼稚園時代と違って、ママたちの横のつながりが薄くなりがちな学校。PTAを通して一緒に過ごす時間が増えてママ友ができたり、仲間の輪が広がったりしたことが良かったという方も多くいました。

3:貴重な経験ができた

「責任感を得ることができた」(49歳/主婦)

「やりきったという達成感があった」(40歳/総務・人事・事務)

「滅多にできない体験ができたのが良かった」(49歳/その他)

「義務に感じていて初めはいやいややっていたが、いざやってみると子どもたちのことを思っていろいろな活動ができて自分も成長できたから」(41歳/主婦)

やってみると大変だったり責任重大だったりするPTAの仕事。しかも子どもにつながりがあることなので疎かにできないという一面もありますよね。責任ある仕事を無事に終えることでホッと肩の荷が降りると共に、満足感も得られるようです。

4:その他、PTAならではのこんなメリットも

その他、この点は良かったとの声も。

「広報になった時、立ち入り禁止エリアのいい場所から写真を好きに撮り放題な状態になるのでそれはラッキー感ありました」(46歳/主婦)

「自分の子どもとは違う学年のママさん達と交流ができたこと。上の学年になる時に必要なものや生活の変化などを知れて安心できた」(32歳/その他)

「役員をすると普通は知らない情報がいろいろ入ってくること」(67歳/主婦)

役員だからこそ知ることのできる情報やメリットもあったようですね。

続いては、もうやりたくない!という意見です。

正直、もうやりたくない…と思うこと

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1:時間の拘束が厳しすぎる

「平日の昼間に集まりがあるので、有給休暇を使わないといけないのは辛かったかも」(47歳/主婦)

「時間は取られ、昔からのしきたり通りにする傾向があり、忙しい人間からしたら得がないから」(48歳/総務・人事・事務)

「とにかく忙しすぎる。繁忙期で週4日、通常でも週1日はほとんどある。家に持ち帰りの仕事も多いし、苦情処理などしなければならず、かなりしんどい。さらに先生が負担を上乗せしたり非協力的だったりしてヤル気を削がれる」(45歳/主婦)

「執行部は週に210時から15時まで学校に行き、行事の段取りなどをします。それがとても大変でした」(42歳/主婦)

学校によっては、集まりの頻度が多かったり仕事が多かったりと、拘束がきつかったとの声もありました。仕事をしている方は、この時間を捻出するために有給を使ったり調整をしたりという、時間のやりくりの問題についての声が最も多くあがりました。元々忙しい方はフル回転になってしまうようです。

2:苦手な作業が辛い

「学年活動の時に司会進行をしないといけないから、苦手でした」(50歳/主婦)

「懇談会の司会や挨拶、行事への参加など苦手」(41歳/その他)

「人前で喋るのはにがてなので、やりたくなかった。裏方むきなので」(48歳/主婦)

取りまとめの役割を担うこともあるPTAの仕事。中には、あまりそういったことが得意ではないという方もいて、辛かったとの声もありました。

3:人間関係に悩んだり、理不尽に感じることも

「連絡しても返信をくれない人ばかりだった時はやるせなかったです」(51歳/主婦)

「1度やると、次年度もやってと声をかけられ、続けなくてはならない雰囲気があるところ」(57歳/主婦)

「急な呼び出しや平日の昼間など普段は働いてる時間に召集があること。 暇な主婦の井戸端会議ではなく、子どものために学校運営をしていくのだから配慮が欲しい」 (32歳/その他)

同じ仕事をしていても、係によって仕事量に差があったり、連絡がスムーズではないことに苛立ちを覚えることもあるようでした。また、人間関係のぎくしゃく感のほか、理不尽なことに耐えられなかったという声も。限りがある時間の中でやっているので、効率よく運営できるといいですね。

4:その他、こんな不満も…

「主婦にさせとけばいい感はやめてほしい。働いていても働いていなくても同じ小学校に通う子どものお母さんにかわりないのだから」(57歳/主婦)

「くじ引きで総務委員長になってしまいましたが、義務でやっているだけなのに、与えられたことを当たり前にできる前提で進んでいきます。自分は委員長になってしまったので、指示を出したり様々なことを決定しなくてはならず、自分の雑務だけでもいっぱいいっぱいなのに、他の委員から意見や不満が出ればその対応や調整もしなければならず、ただくじで決まっただけの能力の無い自分にはキツいボランティアでした。二度とやりません」(45歳/営業・販売)

「ボランティアのはずなのに仕事の方がまだ楽だった…… 自分の予定関係なく毎日みんなが仕事が終わった夕方から寝るまでLINEが鳴り響き、子どものための活動なのに子どもに向き合えず、子どもを犠牲にしなければ活動できない1年だったのが大変でした。なので必要ない活動は削減したくても任期1年だと終わる頃にならないと不必要なものがわからず削減まで持って行けず。無駄が多すぎるしPTA会費上げてでも外注すればいいのに!!と強く感じたのでその委員は二度とやりたくないです」(41歳/主婦)

皆さんの、熱い熱い憤りが伝わってくる文面です。

 

いよいよ始動する新年度。いい面も大変な面もたくさんありますが、PTAを引き受けることになった際には、少しでも前向きな活動ができるといいですね。頑張りましょう!

橋浦多美
橋浦多美

大学卒業後OLから25歳でアナウンサーへ転職。テレビ、ラジオ、司会等を中心に現在はフリーのアナウンサーとして活動中。得意分野は家計経済で、暮らしがよくなるお金との付き合い方を日々考えています。FP、宅建士、ビジネスマナー検定、食生活アドバイザーなどの資格を保有。双子男児の母。

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