「夫にあまり話しかけなくなる」経験はありますか?
nullまずは、妻に「夫にあまり話しかけなくなる」ことがあるかどうかを聞いたところ、
よくある・・・52人(30.6%)
たまにある・・・70人(41.2%)
全くない・・・48人(28.2%)
という結果になり、約7割の人は夫に対して話をしなくなることがあると回答しました。夫側に同じ質問をしたところ、妻に話しかけられなくなったことがあると回答したのは約6割弱でした。もしかしたら、妻に話しかけられなくなったことに気づいていない夫も少しいるのかもしれません。
夫に話しかけなくなる「期間」はどのくらい?
null数時間・・・47人(38.5%)
2〜3日・・・22人(18.0%)
1日・・・19人(15.6%)
1週間・・・11人(9.0%)
10年以上・・・7人(5.7%)
妻が夫に話しかけなくなる期間は、1日以内が約半数という比較的短い結果になりました。一方で10年以上と回答した人も約5%と、深刻な人もいることが窺える結果になりました。
夫に話しかけなくなった「理由」は?
null次に、夫に話しかけなくなったきっかけや理由について聞きました。
1:「喧嘩」がきっかけ
「喧嘩してお互いの存在を無視し続けてみた」(57歳/その他)
「ケンカをして、ムッとしている時に顔も見たくないと思ったから」(58歳/主婦)
「喧嘩をした時にしばらくの間話したくない」(68歳/主婦)
「喧嘩をしたりで、なんとなく気分が上がらなかった」(53歳/出版・マスコミ関係)
「大喧嘩をしたあと。イライラがおさまらず話したくなくなる」(43歳/主婦)
喧嘩をしている最中は話をしたくないという声が多く上がりました。気持ちが荒れている時にはあえて話をする必要もないでしょうし、しばらく落ち着くまでは話さないという選択肢は、多くの人が共感するのではないでしょうか。
2:「自分が忙しい」から
「忙しいから話す暇がない」(36歳/総務・人事・事務)
「夫は仕事のストレスで、私は子育てで余裕がなくて」(47歳/主婦)
「お互い仕事が忙しくて、すれ違いだったから」(46歳/営業・販売)
「自分が忙しいのに暇そうにしているのがムカつく」(65歳/主婦)
仕事をしている、育児をしているなど、時間に追われることが多い妻は目の前のことで精一杯という人も。特に夫が暇そうにしていると、話すことでイライラ感が強くなるのかもしれません。
3:「夫が忙しい」から
「多忙で夫も仕事で遅くなり、すれ違いが多くなり話す機会が減ったとき」(61歳/デザイン関係)
「夫が仕事が忙しくイライラしだしたときに八つ当たりをされた」(43歳/主婦)
「忙しい、疲れたを連発するようになり、私の話をまともに聞いてくれなくなったので」(67歳/主婦)
自分は話す用事があったとしても、夫の方が忙しいと思っていた返事が返ってこなかったり、聞いてもらえなかったりすることもありますよね。忙しい時にはあえて話しかけないという選択肢をとる人も多いようです。
4:話しかけても「会話や態度が噛み合わない」ので
「時間も合わないし話も合わない」(49歳/その他)
「夫の会話の返しが腹立つ“は?”だったから」(59歳/主婦)
「話がかみ合わないと感じるようになった」(54歳/主婦)
「話しかけても、答えがとんちんかんでイライラするから」(56歳/主婦)
「仕事のことで夫も気持ちが不安定だったのかもしれないが、会話がかみ合わず、不機嫌を振りまく人を相手にするのはひどく精神を痛めつけた。しばらく本当に話せなくなった」(59歳/主婦)
話しかけようと思っても、夫の返事や態度がひどくなると察するような状況であれば、あえて話しかけないという人も。自分のストレス回避のためにも正しい選択かもしれません。
5:気づけば「夫に興味がなくなった」
「夫も話しかけてこないので、興味が薄れてきた」(51歳/その他)
「子育てが忙しかった頃、手伝いどころかろくに話も聞かない夫に愛想がつきた」(62歳/主婦)
「尊敬できなくなったから」(81歳/主婦)
長い間一緒にいることで夫に対する興味が薄れたり、大変だった時に助けてもらえなかった苦い経験など積もりに積もった何かが、夫に話しかけないという状況になる人もいるようです。
6:悲しいことに「夫の態度がひどい」
「何もしていないのに、不機嫌な空気を出してくるから」(29歳/総務・人事・事務)
「イライラする言い方をするので話したくなかった」(53歳/主婦)
「理不尽な事で怒り出すので話すのが面倒になる」(51歳/主婦)
「時々、無神経さにむかつく」(60歳/主婦)
夫の事情も様々でしょうが、妻に対して優しさや愛情が感じられない態度をとると、妻側も話しかけたくなくなるのでしょう。面倒さ回避、イライラ回避のために話さない人もいるようです。
その他、こんな理由も…
「話しかけたくない。義母と義姉の顔がちらついて何もかもが嫌」(59歳/主婦)
「子どもが独立し、自然に会話が減っていった」(52歳/主婦)
「干渉されたくないから話しかけない」(74歳/主婦)
「私はもともとすごく話したかったけれど、無口で家族にも関心のない冷淡な夫に嫌気がさし、別居して2年になるため、2年間話をしていない」(53歳/主婦)
妻側からは、実に様々な理由から話しかけなくなったという声が集まりました。夫婦の数だけ、様々なきっかけがあるのでしょう。
夫に話しかけなくなることが「解消」されたきっかけは?
null続いて、夫に話しかけなくなることが解消されたきっかけを聞いてみました。
1:やっぱり夫婦だから?「なんとなく自然に」
「なんとなく仲直りをした」(48歳/総務・人事・事務)
「時間の経過とともに自然と解消された」(53歳/出版・マスコミ関係)
「時間がたつと怒りが収まるので、落ち着いてから話す」(38歳/主婦)
「時間が解決してくれた」(73歳/主婦)
特に理由もなく、なんとなく時間と共に解消されるという声が多くあがりました。
2:夫から妻に「話しかけてきた」
「夫が話しかけてくれて私の話を聞いてくれたから」(40歳/主婦)
「夫が自分から家事を手伝い始めたので」(40歳/主婦)
「夫から話し始めたから」(65歳/主婦)
「仕事が落ち着いたのか機嫌がよくなり話かけてきたから」(43歳/主婦)
やはり、夫婦にとって「話す」ということは大事なのですね。夫の方から妻に話しかけたことで解消されたという声もありました。
3:特に話したかった訳ではないけれど「仕方なく・必要に迫られて」
「どうしても家族のことで話さなくてはならないことができて、意を決して、冷静に話し合った」(57歳/その他)
「必要最小限の話はしている」(66歳/営業・販売)
「子どもの学校の話。連絡事項は必要最低限話さないといけないので無視はできない。その会話も普通に戻る」(51歳/主婦)
「自分が我慢するしかないと諦めた」(71歳/主婦)
家族というチームの中で、どうしても話さなくてはいけない状況も出てきます。とりわけ子育て中の夫婦は、子どものことの連絡事項もいろいろありますよね。そういった中で少しずつ解消に向かう人もいるようです。
4:妻側も夫側も「余裕が持てるようになって」
「夫の状態が安定し、話がかみ合うようになってきたから」(59歳/主婦)
「仕事が一段落ついて余裕が出てから」(62歳/総務・人事・事務)
「ゆっくりと休めたりのんびりとできた後や、気力が戻ったとき」(55歳/主婦)
疲れていたり、気力がなくなれば、話をする気力もないということもあるでしょう。少し休息してから話すという声もありました。
5:自分から「話しかけた」
「一晩寝たら馬鹿らしくなった」(51歳/主婦)
「こちらから積極的に話しかけてたいてい復活する」(61歳/デザイン関係)
「長い時間無視し続けると怒るのと、自分もつまらないから」(51歳/主婦)
無視していることに疲れたり、家の中の空気が悪くなることに耐えられないので、面倒くさくなって話しかけるという人も。
6:女性特有の「体調・ホルモンバランス」
「更年期障害は浮き沈みがあるので、気分が浮上してくると、自然にまた話せるようになる」(50歳/総務・人事・事務)
「2人で面白いものを共有したりホルモンが落ち着いてくると関係が戻る」(42歳/総務・人事・事務)
イライラの原因はホルモンバランスという声も。女性特有のバイオリズムは感情に大きく影響することを、夫側にも理解してほしいところですね。
7:未だに…「解消されていない」
「解消はされてないし今もあまり話さない」(61歳/主婦)
「解消なんてない。話したくない時も多く、話したくなったら戻る。日々その繰り返しです」(49歳/主婦)
「今も続いています。これから先もこんな感じで、仮面夫婦でいると思います」(55歳/主婦)
「解消する気はない。解消したところで、話して愉しい相手ではない」(70歳/主婦)
夫婦の数だけ色々な意見があるものですね。話さないことが丁度いい人、話したい時だけ話す人など、自分たちの心地いいバランスはそれぞれのようです。
その他、こんなきっかけも…
「一緒に買い物に行ったり、同じ、興味のあるところへ出かけたりすることで、解消します」(71歳/主婦)
「お互いの趣味に没頭する」(32歳/主婦)
「“自分の機嫌は自分で取る”と自分自身の内側から変えていったら気にならなくなった」(29歳/総務・人事・事務)
「子どもが学校ある日に半休をとって、2人でランチに行った」(44歳/主婦)
いかがでしたか? 今回は妻側の意見をお送りしましたが、夫側から見た「妻が話しかけてこなくなった」経験談の内容と併せると、興味深い結果になっています。筆者は執筆していて、男性側からの意見は割とシンプルで、女性からの意見は多岐にわたるということが気になりました。ぜひ読んでみてくださいね。