えぇっ双子?まるで宝くじに当ったみたい!?
筆者の場合、双子妊娠がわかって夫に伝えると、返ってきた感想は「嬉しい! 宝くじに当たったみたい!?」というとてもポジティブなものでした。
パパは一気にテンションが上がったのか、周りの人に「いや〜双子で」「2人産まれるので……」と嬉しそうに言っていたことを鮮明に覚えています。
でもそのハイテンションも束の間。双子妊娠は思ったよりもハードな妊婦生活となったのは、「【双子ちゃんがやって来た!vol.1】“えっ…ふたり!?”双子妊娠のハラハラな日々を乗り越える」でお伝えした通り。
入院に継ぐ入院となり、2人を一気に授かった重みも、パパなりに早い段階で“ズシリ”と感じるようになったのでしょう。
双子育児はパパの「全面協力体制」が必須!?
初めての子が双子だった場合、ママが初めての育児なら、パパだって初めてです。しかも一気に2人……。もたもたしていると2人同時に泣かれ、初心者マークのママとパパはあっという間にてんやわんやに。双子育児は常に待ったなしです。
筆者の場合、産後1カ月は有難いことに、夫が育休を取得することができました。でも、その後仕事に戻ると、今度はパパ自身が仕事と育児の両立でフル回転になり、相当大変だったのではないかと思います。
産まれてからの育児は基本的には分担制でした。母乳をあげる以外は50:50の役割に。ミルクを作ってあげる、おむつを替える、抱っこする、泣いたらあやす、寝かしつける……など毎日盛りだくさんです。出かける際には2人それぞれに抱っこ紐をし、順番に双子ベビーカーを押す。
我が家の場合は祖父母が近くにいなかったため、パパは“全面協力体制”で育児に臨むことになりました。
周囲の双子パパを見ても、可能な限り“全面協力体制”というところが多かったです。双子サークルのお友達の家に遊びに行ったときに、友達の双子パパは2人を一緒に膝にのせ、器用に離乳食をあげていました。
パパ1人でご飯を食べさせるのはなかなか見かけない光景なのですが、双子パパは「何でもやります」というスタンスが多い気がします。いや、何でもできないと事が進まないのかもしれません。
また、おむつや食事が苦手でも、一緒に遊んであげたりと、よく面倒を見ているという方が多いようです。もちろん、忙しい、出張が多いなどパパの仕事の状況はそれぞれに違いますが、ママが忙しそうにしていれば、できる限りの協力は必須だとパパ自身も感じるのでしょう。
でも「ママ!ママ!」コールでちょっとしょんぼり…
なんでも分担でやってきて、パパにもよく懐いている筆者の双子も、やはり機嫌が悪いとき、体調が悪いときは「ママ、ママがいい」とママをご指名。
双子に限らず、愚図ったときは「ママ」という子が多いのはわかりますが、双子の場合、大体2人同時に起こるので、実はそんな時こそ手が足りません。
そんな時は、パパ自身も手伝いたいという気持ちがあるようですが、本人たちは頑として「ママ」一辺倒。あっさりと双子には拒否され……。これが双子育児の難しいところだな〜と思うのです。
そんな時パパは少ししょんぼりとしてしまうのですが、育児がダメなら、次は家事とやることは盛りだくさん。育児力のみならず、パパの家事力もアップしたといえるかもしれません。
パパと一緒に「お出かけ」は双子もパパもにっこり!
3歳になった筆者の双子は、最近はパパとお出かけをするのがとても楽しいようです。近所の公園や、児童館であれば、1人で2人を見るのも大丈夫な様子です。とくに児童館では、「双子です」と一声かければ、気にかけてもらえたりするのでパパにとってもありがたいようです。
双子も、ママよりも体力があるパパの方が、一緒に遊んだり走り回ったりしてもらえるので楽しいのでしょう。双子に、「今日はママと公園行く?」と聞くと、「パパと行く」と逆にママはフラれてしまいます。
また、双子育児をしていて嬉しいことの1つに「双子? かわいいね〜」と声をかけられることがあります。
我が家の双子はパパにそっくり。パパが2人を連れていても声をかけられるようで、「今日もかわいいって声をかけられた! パパそっくりね〜って言われた」とご機嫌。とくに自分に似ていると言われることが嬉しいようで、双子もパパも終始にっこりなお出かけなのです。
成長とともにコミュニケーションも取れるようになり、できる事も増え、パパにとって育児の楽しさはどんどん増しているようです。パパもこれまで一生懸命に取り組んできたからこそ、双子といい距離感ができているような気がします。双子育児はパパをたくましくするのかもしれませんね!