チャイルドシートって絶対必要?「ジュニアシート」との違いは?
チャイルドシートの使用は、道路交通法第71条の3第3項で定められたドライバーの義務。
道交法では「チャイルドシート」とは明記されておらず、「幼児用補助装置」と表記されていますが、定められた以下の3つの条件を満たしたものが、「チャイルドシート」として売られています。
・大人用のシートベルトの代わりとなるもの
・国土交通省令で定めた技術基準に適合するもの
・幼児の発達に適したもの
幼児を乗車させる際には、ドライバーはこれらの条件を満たしたシートを座席に取り付けなければなりません。
「ジュニアシート」と混同されることがありますが、ジュニアシートはチャイルドシートの一種。目安としては体重が15~36kg、身長135cm以下の4歳~10歳児向けで、座席を上げて背の高さを補い、大人用のシートベルトを使えるようにするものです。
ベビー用のシートよりも軽量で、装着が簡易。成長に伴い、途中で買い替える家庭も多いようです。
チャイルドシートの所持率は9割!7割超の家庭が購入
それでは、子育て中の家庭ではどのような方法でチャイルドシートを調達しているのでしょうか?
200名のパパ・ママに聞いてみました。
買った・・・74.0%
借りた・・・2.0%
もらった・・・13.5%
使っていない、知らないなど・・・10.5%
購入した家庭が74%と多くを占めました。お古をもらう家庭もあるでしょうが、国土交通省では、チャイルドシートを譲ってもらう場合、欠損がないか、説明書がついているか、車と適合性があるかなど、品質をチェックするよう注意喚起しています。
続いて、「買った」「借りた」「もらった」と回答した家庭での使用頻度は以下の通りです。
よく使った・・・85.5%
そこそこ使った・・・9.5%
ほとんど使わなかった・・・5.0%
車の使用頻度とチャイルドシートの使用頻度がほぼ、比例しているようです。大半のユーザーは、「チャイルドシートの使用は義務」と回答しています。
「車に乗るときは法律で定められているから」(37歳・主婦・女性)
「義務だから」(34歳・技術職・男性)
「車がないと生活できない地域だから」(38歳・主婦・女性)
一方で、「車に乗らないから使わなかった」という方も。都市部では、車がなくても子育てに支障がないエリアも少なくありません。そのような場所に住んでいる一部の家庭ではチャイルドシートが不要ということでしょう。
チャイルドシートの使用状況をお届けしましたが、いかがでしたか?
子どもの発達に合ったチャイルドシートを選び、万が一の事故の際のリスクを少しでも軽減したいものです。
【参考】