私が子の上履き洗いを「卒業」したワケ
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恥ずかしながら私、結婚するまでほとんどの家事をやってきませんでした。結婚当初、もう23歳だというのに、洗濯機のまわし方さえ危うかった……。ここまで家事力が低かった原因はあきらかで、まったく家事をやってこなかったから。
今はある程度の家事はこなせるようになったものの、主婦になりたてのころは「あぁ……もっと早く家事を始めていれば」と何度思ったことか。そこで子どもたちには、早いうちから家事に触れてもらおうと思ったのです。
「上履き洗い」はその一歩。まずは“自分のことを自分でやる”という身近なことから、家事としての仕事をお願いしています。
「上履きを子どもが洗う」をルールにするために
null子どもたちに上履きを自分で洗ってもらうのは、正直に言えば「私が家事をラクしたいから」というのも理由のひとつです(笑)。
でも、一番の目的はそこじゃありません。大事なのは、上履き洗いを通して自立性を持ってもらうこと。そこで私は、子どもたちが上履きを洗ううえで、3つのマイルールを決めました。
1.子どもが洗いやすい方法で手洗いさせる

上履きを洗う方法は、家庭によってさまざまだと思います。オキシクリーンにつけたり、ウタマロ石けんでこすったり。
でもわが家は、上履き洗いに関しては子どもファースト。汚れ落ちはいったん無視して、子どもでも取り組みやすい方法で「手洗い」させています。
愛用している洗剤は、「洗浄力 おひさまの洗たく くつクリーナー」。泡で洗剤が出るので使いやすく、日の光や照明の下に干すと白くなる優れもの。
シャンプーやボディソープ、ときにはリンスで洗っていたこともあるけれど(笑)、この洗剤が一番「使いやすい!」と好評です。
2.真っ白にならなくてもいい

わが家では「多少グレーでもOK」と割り切っています。子どもの手で洗う以上、汚れが完全に落ち切らないのは仕方がないこと。完璧に真っ白でなくても、子どもが自分で洗ったという事実を大切にしています。“子どもなりの洗い方”で十分です。
初めのうちは、あまりにも汚れが気になるときだけ手助けをしていましたが、上履き洗いに慣れた今はピカピカに自分で洗えるまでに成長しました。
3.洗うのを待つ

よくあるのが、“子どもがなかなか洗わない問題”。持ち帰った上履きが玄関や子ども部屋に放置されているのが気になって、正直「私が洗っちゃえば早い」とも思うけれど、ここは我慢して子どもが自分で洗うのを待ちます。週明けまでに洗えなくても、結局困るのは子ども自身なのです。
初めはしぶって後まわしにしていた上履き洗いですが、一度洗い忘れたのを機に、今ではお風呂に入るタイミングに洗うようになりました。入浴する“ついで”ならラクだと思ったのか、ルーティンが定着してからは毎週きちんと洗ってくれます。
上履き洗いを通して、家事のお手伝いが増えた
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上履き洗いをさせる前は「面倒くさいから」「自分でやったほうが早いから……」と、私自身も子どものお手伝いを避けていた部分がありました。しかし、この上履き洗いをきっかけに、いろいろな家事を助けてもらうようになったんです。
もちろん初めはうまくできないこともあるけれど、家事力はめきめきと上達! 今や3人の娘たちは、夫以上に頼れる欠かせない相棒です(笑)。
上履き洗いは、子どもでも取り組めるお手伝いの一歩。「うちもやらせてみようかな……」と思うきっかけになれば幸いです。

WEBライターとして、主にくらしや節約などの記事を手掛ける。趣味は節約と貯蓄で、業務スーパー歴20年のマニア。
仙台市出身で、現在は埼玉県在住。3人の子どもと夫との5人暮らし。クリンネスト1級、節約生活スペシャリスト、整理収納アドバイザー1級、腸活アドバイザーの資格をもつ。
X(旧Twitter)はこちら→@natsumama0805