【未就学児】戦力にならずとも、ほほえましい場面が!
null生まれたばかりの赤ちゃんは何もできませんが、1歳、2歳、3歳、4歳と年齢が上がるごとにできることがどんどん増えていく未就学児。 ひとくくりにされてしまいますが、年齢によってまったく異なります。
戦力としてはまだまだ?救世主はやはり「YouTube」や「テレビ」!
片づけているそばからどんどんおもちゃを出して散らかす……これは幼児期では“あるある”。いつまでたっても片付きませんが、そんな時はとりあえずじっとしてくれるテレビやYouTubeをみせると、母親は楽になるのは事実。長時間みせるのは良くないかもしれませんが、上手に活用している方が多くいました。
「放置するとどんどんおもちゃを出して片付かない。YouTubeなどテレビに集中させておいて、その間に掃除しています」(25歳/主婦/子:未就園児)
「リビングでアニメをみせています」(33歳/弁護士/子:未就園児)
「大掃除の際は抱っこ紐で抱っこしています」(38歳/主婦/子:未就園児)
「邪魔にならないように応援してもらっている」(42歳/主婦/子:未就園児)
大掃除の際に応援してくれる光景を想像しただけでかわいいですね。こんな時期はあっという間なので、ぜひ今のうちに堪能してください!
未就学児のお手伝いの救世主は「ハンディモップ」
子どもが幼稚園や保育園に通う年齢になると“お手伝い”ができるようになる子もいます。今回のアンケートで人気だったのがハンディモップでのお手伝い。手軽にキレイになるので、この時期の子どもにはちょうど良さそうです。
「お掃除の真似をしたいようなので、ハンディモップで綺麗にしてもらいます。自分で出来るところを見せたいようで頑張ってくれます」(37歳/主婦/子:幼稚園児)
「“手伝う!”といって、クイックルワイパーを持って後ろをついてきます」(37歳/金融関係/子:未就園児)
「一緒にお手伝いしてくれますが、途中で飽きたら遊んでます(笑)」(40歳/会社経営・役員/子:未就園児・保育園児)
「遊ばなくなったおもちゃの仕分け。特にガチャガチャやハッピーセットのおまけなど」(44歳/総務・人事・事務/子:幼稚園児)
遊ばなくなったおもちゃを勝手に捨てるかどうか? その判断は子どもが小さい頃でも迷うところ。できれば子どもが小さくても「捨てていい?」と確認したいところですが、キリがないという意見もわかります。子どものおもちゃの断捨離は、なかなか悩ましいですよね。
【小中学生】すんなりお手伝い…とはいかず!?
null乳幼児が上手に大掃除の手伝いができないのは仕方がないかもしれませんが、成長したからといって手伝ってくれるとは限らないのが難しいところ。反抗期や友達付き合い、習い事なども忙しくなるためか、すんなり手伝いをしてくれるわけではないことが分かりました。
“掃除しない”だけでなく、あえて“手伝わせていない”ケースも
小中学生になると、学校で掃除をすることも増えてきます。学校でできるなら家でもできるはずと思いきや、現実はそうスムーズにはいかず。言わないとやらない、または、あえて大掃除に参加させていないケースも少なくないことが分かりました。
「何もしない。自分が指示出ししないと何もできません」(49歳/主婦/子:小学生・中学生)
「ゲームとYouTubeでおとなしくなるので、それをさせています」(47歳/その他/子:小学生)
「大掃除は子どものいない日にやります。年末は子どもがいるからやらない」(38歳/主婦/子:小学生)
「子どもが居ない時に大掃除をするので、やってもらう事はありません」(41歳/主婦/子:小学生・中学生)
小学生でも掃除の際は「とりあえずYouTubeをみせる」といった人も珍しくないことが分かりました。学年にもよりますが、子どものでは掃除に時間がかかったり、十分キレイにするのが難しい場合もありますよね。大人の手で済ませた方が結果的に楽……というご家庭も少なくないようです。
せめて自分のテリトリーだけでも掃除してほしい!
小中学生になったからといって、すすんで大掃除を手伝ってくれるかといえば、そう簡単にはいない。そうなると「せめて自分の部屋だけでも掃除してくれ」というモードになることが分かりました。
「自分のテリトリー(ゲーム、テレビ、パソコン周り)を掃除してもらう」(42歳/主婦/子:小学生)
「自分の勉強机の整理整頓をさせる。いらないもの、残すものを判別させている」(42歳/主婦/子:小学生・中学生)
「自分の部屋の掃除。プリントが散乱しているので」(41歳/主婦/子:小学生・中学生)
小中学生になるとテストや手紙など、学校から大量のプリントが配られるケースが多くあります。それらをすべて保管するのは至難の業で、親にはいるかいらないかの判断がつきません。これは子どもにやってもらうしかありませんが、なぜ学校はあんなにプリントが大量に必要なのでしょうか……。
窓ふき、雑巾がけなど、こんなこともやってくれる!
とはいえ、小中学生ながら自分ができることを手伝ってくれるという家庭もたくさんありました。窓ふきや雑巾がけなどを手伝ってくれれば、大掃除はかなり楽になりそうです。
「雑巾を持たせて、一緒に窓拭きを手伝ってもらう」(36歳/主婦/子:幼稚園児・小学生)
「自分の部屋の掃除と、窓ふきと廊下の雑巾がけ」(43歳/主婦/子:小学生・中学生)
「窓拭きと階段の拭き掃除」(44歳/総務・人事・事務/子:小学生・中学生)
「掃除機やハンディモップなど自分でできることをするよう声をかけています」(38歳/主婦/子:小学生)
「モップがけをしてくれます。力もいらないので楽しいみたいです」(45歳/主婦/子:小学生・中学生)
ハンディモップのお手伝いがここでも登場! ハンディモップという掃除グッズは、誰でも簡単にできるすごい発明といえるかもしれません。
【高校生以上】勉強や部活などで“手伝わない派”が多い
null高校生や大学生になると、勉強や遊び、恋愛や部活など、より自分の予定を優先させたい場面が増えるのか、そもそも家にいないというケースも多いようです。
「勉強があるので何もしません。受験が終わったら色々手伝ってもらいたい」(49歳/総務・人事・事務/子:高校生・大学生・専門学校生以上)
「子どもは基本、学校かバイトでいつもいません」(59歳/主婦/子:大学生・専門学校生以上)
「部活が忙しくて基本的に家にいません」(52歳/主婦/子:高校生・大学生・専門学校生以上)
「できる範囲で手伝わせているけど、ほぼ座ってパソコン等で何かやっている」(53歳/主婦/子:高校生)
「片付けるように言ってはいるが、なかなかやらなくてイライラするので結局私がやってしまう」(53歳/その他/子:高校生・大学生・専門学校生以上)
大学受験を控えていたり、バイトや部活で忙しいなど、大掃除を手伝わない理由はこちらもさまざま。子どもが手伝いをしないマインドは基本、高校生や大学生になっても変わらないようです。
せめて自分の部屋だけでも……こうなるのは高校生以降でも同じ!
「手伝わなくてもいいから自分のテリトリーだけはちゃんとやって!」こうなるのは小中学生だけではなく、高校生以降でも比較的一緒であることが分かりました。
「自分のエリア(子ども部屋はなかったので)の大掃除をさせていました」(52歳/総務・人事・事務/子:大学生・専門学校生以上)
「自分の部屋の掃除をさせてます。私物などがあるので」(56歳/主婦/子:大学生・専門学校生以上)
「要らない洋服の処分をさせています。タンスがすぐにいっぱいになるので」(55歳/主婦/子:大学生・専門学校生以上)
年頃の子どもの部屋を親が掃除するのも気が引けるもの。何もせず汚れる一方なら、せめて大掃除の時期ぐらいキレイにしてほしい……。そんな親心が垣間見えます。
手伝いの内容は小中学生とあまり変わらず
もちろん、高校生や大学生になっても大掃除の手伝いをしてくれる子どもはいます。では一体どんなことをしてくれるのでしょうか? 今回寄せられた意見をご紹介します。
「拭き掃除や細かなところを拭いてくれる」(54歳/主婦/子:大学生・専門学校生以上)
「窓掃除など手伝ってくれていました」(54歳/主婦/子:大学生・専門学校生以上)
「2階のガラス拭き」(54歳/主婦/子:大学生・専門学校生以上)
「窓の拭き掃除。草抜き」(45歳/営業・販売/子:高校生・大学生・専門学校生以上)
拭き掃除や窓掃除など、その内容は先に紹介した小中学生とあまり変わりませんでした。しかし小中学生の頃よりも家に関心が向きにくくなる年頃ということを加味すれば、ありがたいと思うべき……なのかも?
今回のアンケート調査で分かったのは、どんな年齢でも子どもが大掃除を手伝ってくれるのは、なかなか一筋縄ではいかないということ。幼いなら幼いなりの難しさがあれば、成長したら成長したなりの難しさがあるようです。
とりあえず、子どもが手伝ってくれなくて悩んでいる人は「うちだけじゃない!」ということが分かってもらえれば、ちょっとはモヤモヤ感も薄れるかもしれませんね。
東京都出身、千葉県在住。短大の春休みより某編集部のライター見習いになり、気が付いたら2022年にフリーライター歴25年を迎えていた。現在は雑誌『DIME』(小学館)、『LDK』(晋遊舎)などで取材・執筆を行うほか、『kufura』などWEB媒体にも携わる。
執筆ジャンルは、アウトドアや子育てなどさまざま。フードコーディネーターの資格も持つ。