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将来のために「子どもにさせて正解だったお手伝い」とは。自立心が育つ!

子どもがいると積極的にさせたいお手伝い。小さいうちから何かさせておいて、将来に備えておきたいものです。
そこで今回『kufura』では中学生以上の子どもがいる女性55名を対象に、小さい時にさせておいてよかったと思うお手伝いを聞いてみました。実際に役立ったエピソードを通して、あなたの家庭でも取り入れたくなるお手伝いのヒントをお届けします。

子どもの自立の第一歩に「料理」

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「料理。大学で家を離れたけど、自炊できているから」(55歳/主婦)

「料理。お腹すいたときに自分で食べてくれるから」(51歳/主婦)

「簡単な料理。一人暮らしで役立っている」(49歳/総務・人事・事務)

「料理。させたと言うより自ら興味を持ってくれて、私が仕事で疲れている時等お弁当作りや夕ご飯も作ってくれるようになりとても助かりました」(58歳/総務・人事・事務)

「料理。ご飯を作ってもらえることに感謝できるので」(41歳/主婦)

アンケート回答の半数近くが選んだのは料理でした。大学などでの一人暮らしや留守番中にも、自炊ができると親としても安心しますよね。また親が疲れているときなど、子どもが進んでお弁当や夕食を作ってくれるようになったという声も。料理を通じて、感謝や家族への思いやりの心が育ったという実感も多く、人気の高いお手伝いのひとつです。

親の負担も軽減「お風呂掃除」

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「風呂掃除。私が仕事で帰りが遅い時には、風呂を洗って先に入っていてもらえるから」(57歳/学生・フリーター)

「お風呂掃除。気づいたら、排水口が詰まらないように掃除してくれる時もあるので、助かります」(45歳/主婦)

「お風呂掃除。体力的に大変なのでやってくれると助かる」(59歳/主婦)

「お風呂洗い。私が1番嫌いな家事だから」(45歳/営業・販売)

お風呂掃除は体力的にも精神的にも負担になりがちな家事のひとつです。その負担を子どもが引き受けてくれるだけで、親にとっては大きな助けに。帰宅が遅くなる日でも先に済ませておいてくれる、自発的に排水口の掃除までしてくれるなど、気配りと責任感が育ったという声も寄せられました。

臨機応変な対応に感動「洗濯物を干す・取り込む・たたむ」

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「洗濯物の取り込み、たたむ。私が忘れがちなので、気づいてやってくれる。私の外出時に留守番して、雨が降りそうな時にやってくれて、助かる」(56歳/主婦)

「洗濯ものを干す、たたむむ。毎日のことなので手伝える時は手伝ってもらえる」(44歳/主婦)

「洗濯物をたたむこと。自分が残業の時に、かなり助かる」(51歳/営業・販売)

「洗濯とごみ捨て。しんどいときに頼めるのは本当に助かりますし、抵抗なくやってくれるので頼みやすいです」(42歳/主婦)

洗濯物を干す・取り込む・たたむといった一連の作業は、毎日の家事の中でも地味に手間がかかるもの。子どもがそれを気づいて手伝ってくれるようになると、親の負担はぐっと軽減されます。特に残業時や外出中の雨対策など、臨機応変に対応してくれる成長ぶりに感動する声が集まりました。

気づきも成長の証「掃除」

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「掃除。気づいたらこまめに掃除してくれるようになったので助かりました」(50歳/主婦)

「掃除。今では、時間があれば掃除機をかけてくれて、助かります」(56歳/主婦)

「掃除。自分のためになる」(54歳/主婦)

掃除という一見単純なお手伝いも、習慣化されることで“自分で気づいて動く力”が養われるとの声がありました。気がついたときに掃除機をかけたり、こまめに部屋を整えたりする姿は、親にとって嬉しいものです。子ども自身に部屋をきれいに保つ心地良さが身につくと、自然と掃除に取り掛かるようになってくれます。

自分のことは自分で「靴洗い」

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「靴洗い。自分の靴は自分で洗うようになったので、こっちの手間が省けています」(50歳/総務・人事・事務)

「靴洗い。小学5年生から自分で洗うようになったので助かる」(52歳/主婦)

「幼稚園から雨戸閉め、上靴を洗うこと」(67歳/主婦)

自分の靴を洗わせることで、自分のことは自分で、という意識が芽生えるかもしれません。靴を自分で洗うようになると、親としても家事負担軽減につながりますし、子ども自身にも責任感や衛生意識が高まりそう。小さい頃から習慣づけておくと、その後も自然と続けていってくれるようになりそうです。

他にはこんなお手伝いも…その他の回答

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「アイロンをかけること。自分で制服のアイロンをかけることが習慣になって綺麗に整えることを学べたと思うから」(43歳/主婦)

「買い物。計算できるようになった」(35歳/会社経営・役員)

どの家庭も無理のない範囲でお手伝いをさせて、嬉しい変化を感じているようです。小さい頃からやっていると習慣化もしやすいでしょう。

 

子どもにお手伝いをさせることは、親の負担を軽くするだけでなく、子ども自身の成長や将来の自立にも大きな意味があります。最初は小さなお手伝いでも、継続することで責任感や気付く力が育ち、思いやりや感謝の気持ちも芽生えていきそうですね。

沖田かへ
沖田かへ

2級建築士、照明コンサルタント、FP、心理カウンセラー資格など所持。2人目出産後、大好きな子どもたちと少しでも長く時間を過ごせるよう、フルタイム勤務からライターに転身。夏はキャンプ、冬はスキーと、家族でアウトドアなライフスタイルを送る。取材記事を中心に、日常生活を今より快適に過ごすためのコラムを発信していきます。

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