「お小遣い問題」は育児中のあるある
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子どものお小遣いをどう管理するか、これって子育てママ・パパが通る“あるある”な悩みだと思うのです。小学校の懇談会の雑談トークタイムになると、必ずと言っていいほど「おこづかい問題」が話題になります。
「子どものお小遣いどうしてる?」
「自由にさせると、つい使い過ぎちゃって……」
「お金ちょうだいって言われて困る」
家庭によって、いろいろな悩みがあるようです。お小遣いの管理方法に正解はないけれど、最終的には「金銭感覚を身につける」ことが親として求めているゴールなのではないでしょうか。
少なくとも私は、限られたお小遣いの中で楽しみながらやりくりするお金の使い方を、小学生のうちに学んでほしいな……と思っています。
わが家の「お小遣い」の管理方法
nullそれでは本題! わが家のお小遣いの管理方法をご紹介します。

・母(私)がATM代わりになる
・預金は通帳(お小遣い帳)とチャック付きケースで管理
・出金、入金したら自分で通帳(お小遣い帳)に記帳する
やり方はシンプルで、基本的にはすべてアナログです。100均でチャック付きケースとお小遣い帳を購入し、この2つをATM代わりとして使います。

お金の入出金も自分で。どれくらい増えて減ったのかを書いて確認できるので、「貯まった!」「最近使いすぎてる……」というお金の感覚が自然と身についている様子です。

財布に入れておく金額もとくにルールはなく、自分で決めてもらっています。管理しはじめたころは1,000円札を何枚も入れていましたが、今は「すぐに使っちゃうから500円だけにしておこう」など自分で調整するようになりました。

自分で使った・減った数字が目で見て分かるので、通帳型のお小遣い帳はおすすめ。「今どきこの形式?」と思うかもしれませんが、記入する項目もシンプルで見やすく、ノート式のお小遣い帳よりも続けやすいです。
お金の出入りも振り返りやすく、小学生の長女と次女は「このとき使いすぎた!」「次のおこづかいは貯めよう!」と、おこづかい帳とよくにらめっこしています(笑)。

ここまで成功体験しかお伝えしていませんが、もちろん失敗もたくさんあります(笑)。子どもに管理を任せると「使いすぎた……!」「お小遣いが底を尽きそう」なんてことも数知れず。でも、それでいいと思うんです。
まだ子どもだからこそ、失敗するリスクは少なく済む。むしろ、使いすぎた経験を経た子どもたちは「我慢してちょっと貯めよう」のように、欲しいという気持ちだけで買うことがぐんと減りました。
お小遣い管理は「アナログ」のよさが生きる
null令和の時代はアプリなどネットで管理することが増え、学校の授業でさえも教科書よりタブレットの活用が増えつつあります。また、子どもに現金を持たせるよりはとPayPayやSuicaなどを利用するおうちも多くなっています。でもだからこそ、お小遣いの管理ぐらいはアナログでもいいと思うんです。
子どものうちは、自分の手で文字を書き、お札や小銭にたくさん触れて現金で管理をする。この経験の積み重ねが、お金の価値の学びにつながるのではないかと考えています。
そんなわが家も、時代の流れにそって「お小遣いはPayPayでちょうだい」というフェーズに入るのかもしれません。いつかやってくるその日まで、自分のお金をきちんと管理する金銭感覚が身につくよう、寄り添っていきたいです。

WEBライターとして、主にくらしや節約などの記事を手掛ける。趣味は節約と貯蓄で、業務スーパー歴20年のマニア。
仙台市出身で、現在は埼玉県在住。3人の子どもと夫との5人暮らし。クリンネスト1級、節約生活スペシャリスト、整理収納アドバイザー1級、腸活アドバイザーの資格をもつ。
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