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夏休みの小学生「可愛い子に新幹線旅をさせてみた」レポ。持ち物やチェック項目も!

わが家は、実家・義実家ともに新幹線の距離にある、THE・核家族。夏休みは毎年帰省しているのですが、仕事や愛犬のことを考えると、親子で行けるのは数日だけ……。宿題をやり尽くして暇を持て余している小学生の娘が、「私たち2人で新幹線に乗っておばあちゃんの家へ行く!」と言い出しました。

新しいことに挑戦するのは子どもたちにとってもいいチャレンジになるかもしれないということで、“可愛い子には旅をさせる”ことにしたのです。

ただし、心配もつきもの。そこで今回は、「小学生だけの新幹線旅」のレポをご紹介します! 持ち物や対策など、今後の参考になれば幸いです。

子ども2人だけの「大宮~仙台」の旅

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今回、付き添いなしでの新幹線デビューを果たしたのは、わが家の小学生2人組。小学5年生(11歳)と3年生(9歳)の2人、帰省先は仙台。

東北新幹線の「はやぶさ」を利用すれば、大宮~仙台間は1駅、乗車時間は1時間ほど。長時間乗車したり降りる駅を間違えるなどの心配もないため、「行きたいのならデビューさせよう!」と背中を押すことになったのです。

 

行くと決まれば、親の心配をよそに「やったー!」「楽しみ!」と喜ぶ子どもたち。とはいえ初めての2人旅。仙台で暮らす母にも相談して、新幹線旅のプランを練りました。

 ・新幹線に乗り込むまでは私(母)が見守る

・両親には仙台駅の新幹線ホームで待っていてもらう

・荷物は先に送っておく

・新幹線の座席は一番前をとる

 新幹線に乗り込むまでは私が、仙台駅に到着して降車したらすぐに親が出迎えてくれるようにサポートしてもらいました。この方法なら乗り間違えることもないので、そこまで難しくもないだろう……と。

子どもたちを信頼していないわけではありませんが、万が一降りてこないときのことも考えて……。母が声がけしやすく着席がスムーズな、一番前の座席をとりました。

備えは必要!子どもたちの持ち物と約束

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新幹線で1駅・約1時間とはいえ、私から離れて2人で遠くまで行くのは初めて。新幹線内で何かあっても、助けてあげることができません。そこで、念には念をと「持ち物」と「約束ごと」はしっかり決めて出発しました。

子どもたちに持たせたもの

・スマートフォン(姉)

・キッズケータイ(妹)

・iPad

・財布(現金は余裕をもって)

・タオル

・飲み物2本

・モバイルバッテリー

・ハンカチ、ティッシュ

・お菓子

・Suica(なくさないように伸びるパスケースにイン)

このところ東北新幹線は不具合が多く、最悪の場合は走行中に止まる可能性も考慮して、飲み物は多めに2本、暇つぶしのお菓子も2個ずつ、iPadも持たせました。

万が一のときはスマホで連絡をとるので、念のためモバイルバッテリーを(こちらも新品を購入)。Suicaのケースには親(私)の連絡先を書いた紙もしのばせました。これでも、心配は心配……!

約束ごと

出発する前に、初めての新幹線旅に向けて、子どもたちに「約束ごと」を伝えました。

・困ったら車掌さんに声をかける

・新幹線にのっている間はできるだけトイレへ行かない

・どうしても座席を離れるときは、荷物を手放さない

・困ったら、私(母)やおばあちゃんに連絡する

大宮~仙台間はたったの1時間ちょっとの距離なので、降りるタイミングを逃さないようにトイレへは極力行かないよう声がけしました。どうしても行きたくなったら、1人ではなく2人で行動。単独では絶対に動かないことを約束しました。

子どもの「行きたい」「やりたい」を後押ししてよかった

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行くまで一番ドキドキしていたのは、ほかの誰でもなく母親の私。親の心配をよそに、「バイバイ!」と笑顔で新幹線へ乗り込む娘たちの姿は、とてもキラキラしていました。

仙台駅へも無事到着。子どもたちは「また行きたい!」「楽しかったよ」と、夏の素敵な思い出になったようです。このご時世、不安なこともたくさんありますが、子どもたちの“成長”を考えると背中を押してよかったな……と思っています。

何かあっても二人で助け合えるだろうというのが決断のひとつの要素でした。移動距離、子どもの性格や年齢、きょうだいの相性など、さまざまなポイントがあると思います。我が家の場合として、同様の旅を検討している方の参考にしてもらえれば幸いです。

いつかは、義理の実家がある大阪へも旅するのだろうな。ほっとしたけれど、なんだか少し寂しいような、子どもの成長を感じられた経験となりました。

三木ちな
三木ちな

WEBライターとして、主にくらしや節約などの記事を手掛ける。趣味は節約と貯蓄で、業務スーパー歴20年のマニア。

仙台市出身で、現在は埼玉県在住。3人の子どもと夫との5人暮らし。クリンネスト1級、節約生活スペシャリスト、整理収納アドバイザー1級、腸活アドバイザーの資格をもつ。

X(旧Twitter)はこちら→@natsumama0805

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